【保存版】七ヶ浜町のお薦め美味処 前編

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 大震災後に移転再建させた我が社の七ヶ浜の施設でこの一年働きましたが、新しい施設だけに機械のトラブルも何度か起き、夜間に駆け付けたこともありました。さらに、昨年11月にはまさかの津波が押し寄せ、倉庫などが冠水するという事態にも見舞われました。そんな波乱万丈の七ヶ浜生活も先月で終わりました。この間に七ヶ浜の美味しいお店にも出逢いましたので、松ヶ浜から菖蒲田浜周辺のお薦め食べ処を前編後編2回に亘ってご紹介致します。



 最初は職場の近くにあります軽食ももかさん。
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 目の前に海が広がり、最高のロケーション。従いまして東日本大震災ではまともに被災されました。それを修復して地元の方や復興関係でこの地に来られる方々のために温かい食事を提供しようと店を始めたとのこと。近くであれば、出前もしてくれます。



 メニューは一昔前の喫茶店風。話好きのご主人と料理上手な奥様でやっています。
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 この他にも週替わりのメニューもありました。予約すれば600円で弁当も配達してくれるそうです。夏には近くの畑にかき氷を出前したこともあったそうです。


 この日の週替わりのメニューは焼きチーズカレーでした。
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 ほうれん草のソテーやスープも付いて600円です。

 
 トロトロのチーズがたっぷり乗って中央には卵も盛られています。
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 ベースのカレーは写しませんでしたが、家庭的な優しい味でした。定番メニューの焼き野菜が乗ったカレーも人気ですね。流行りのカフェのように、ワンプレートに小綺麗に盛り付けたら、遠方からも人が来るし、最低でも1000円は取れるのではと提案しましたら、理念が違うとのこと。大変失礼致しました。m(_ _)m  詳細情報はこの記事の文末です。


 
 続きまして、民宿のとと家さん。
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 こちらもももかさん同様、目の前が海なので津波の被害がありましたが、修復しての再開です。現在、民宿は休んでおり、ランチや予約で夜も営業しています。


 店内はキチッとした民芸調ですが、沖縄民謡が流れています。
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 板の間と畳の座敷が客室になります。どちらも南向きの窓から明るい日差しが差し込みます。


 窓の外はオーシャンビュー。少し高い所に立地しているので新しい防潮堤越しに牡鹿半島(左手)も見ることが出来ます。
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 晴れると海が青く、本当に沖縄にいるような気にさせてくれます。

 
 魚料理専門で3種類のメインからチョイスします。
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 この日はマグロの中落ちメヒカリの空揚げメカジキのフライからの選択でした。副菜の充実感がハンパない。煮物、和え物、浸し物に香の物で7品も付きました。


 メヒカリは全長15㎝はあっただろうと推定される大型。頭を落としても迫力があります。
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 ポン酢に大根おろしと生姜が添えられました。これ、さっぱり食べられるので良いですね。

 
 味噌汁にも野菜がったぷり。
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 メイン以外はほとんど野菜なので栄養バランスも申し分ないランチとなりました。


 食後にはコーヒーも供されます。
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 沖縄民謡をBGMに海を眺めていますと午後の仕事を忘れます。^^ これで、1000円はお値打ちでしょう。ここで呑んでみたいなぁ。


 最後は蕎麦です。今まで七ヶ浜と手打ち蕎麦は無縁と思っていました。
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 こちらは汐見台南の住宅地にありますそば処日和さんです。


 店内は畳の座敷ですが、全てテーブル席です。ジブリのオルゴール風なBGMが流れ穏やかな空間です。
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 厨房の入り口のおかめとひょっとこの暖簾がユーモラスです。


 席に着くとすぐに蕎麦茶蕎麦かりんとうが出されます。
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 献立は蕎麦と天婦羅と天丼などですが、日替わりのランチもあります。

 
 この日の日替わりランチ1000円です。実に美しい。
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 蕎麦と天婦羅だけでも1000円は超える時代に有難いことです。


 天婦羅は海老と薩摩芋と春菊。これにコロッケや昆布と春雨の和え物などが副菜です。
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 生姜の香りがする混ぜご飯やデザートには苺のババロアまで付きました。野菜や昆布の切り方に仕事人の技を感じました。

 
 薬味は晒し葱と山葵。
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 大根の漬物も添えられています。


 この細打ち蕎麦は実に見事。しかも長い。
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 香りも豊かでコシも適度に感じます。七ヶ浜でこんな手打ち蕎麦が食べられるなんて夢にも思いませんでした。以前、昼過ぎに伺った時は駐車場が満杯。この日は休日で11時過ぎに入店しましたら一番乗りでした。



 もっと早くから七ヶ浜食べ処を探索しておけば良かったです。異動が決まってから慌てて巡りましたが、七ヶ浜は侮れません。後編であと3軒ご紹介しますが、きっと、もっともっと素敵なお店が見つかるはずです。休みの日にはまた探訪してみましょう。^^



喫茶・軽食ももか


所在地  :宮城郡七ヶ浜町字浜屋敷64
電 話  :022-357-3146
営業時間 :11:00~14:00(夜は予約で営業)
定休日  :水曜日
駐車場  :あり



とと家

所在地  :宮城郡七ヶ浜町菖蒲田浜字招又51-1
電 話  :022-357-1536
営業時間 :11:30~14:00
定休日  :月・日曜日
駐車場  :あり



そば処日和

所在地  :宮城郡七ヶ浜町汐見台南2-16-1
電 話  :022-290-6828
営業時間 :11:00~15:00(売り切れ次第終了)
定休日  :木曜日
駐車場  :あり
2017/04/02(日) 00:00 | trackback(0) | comment(0)

みやぎ水産の日 海の幸料理教室 2017.3 【メカブ】

カテゴリー: 料理:海藻

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 みやぎ水産の日、今月のお薦めはメカブでした。メカブはご承知のようにワカメの株元に発達するヒダ状の部分で、ここから遊走子が放出されて世代交代が行われます。強いねばりがありますが、その主成分はアルギン酸フコイダン。どちらも食物繊維で人が消化することは出来ませんが、腸内細菌の餌となり、その分解物は人でも吸収することが出来ます。その他にも、血糖値やコレステロールの上昇を抑えたり、ピロリ菌の排除にも役立つとも言われています。ですけど、メカブは薬ではありません。旬の美味しい食材ですので、この時期に堪能しておきましょう。


 まずは生メカブの取り扱いを詳しく説明させて頂きます。
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 水で洗ったり、加熱したメカブは粘液のために大変滑りやすく包丁の扱いも危険です。そこで、よく水道水で洗ったメカブはキッチンパーパーで水気を拭き取った後、しばらく風に当てて乾かします。急ぐ時はドライヤーを使います。



 そうしますと、メカブが滑らず、逆に手に貼り付いてくれますので、千切りも楽に行えます。
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 これを1回分ずつフリージングバッグに入れて冷凍保存ができます。解凍せずに熱湯をかけ回せば、すぐに食べられます。とろろにする場合は、この加熱した千切りメカブを包丁で叩きます。



 それではまず、千切りメカブを使った中華風スープを作ります。メカブのとろみが堪りません。
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 最初に鶏胸肉の微塵切りをお湯で煮てスープを取ります。これに所定の半量の中華旨味調味料と塩胡椒で調味し、メカブを入れたら、すぐに溶き卵を回し入れます。メカブが少ない時はスープにとろみが付きませんので、片栗粉で補って下さい。


 
 続いて、中華風の炒め物です。メカブの他に卵と海老と長葱を使います。
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 最初に大粒のスクランブルエッグを作って取り出しておきます。フライパンに胡麻油と刻みニンニクを入れて、一口大に切ったメカブ、エビ、長葱を炒め合わせ、オイスターソース、塩胡椒、五香粉で調味し、最後に卵を混ぜ合わせれば完成です。



 最後はメカブとろろを使った三陸ビビンバです。ビビンバですから混ぜ合わせながら食べて行きます。
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 丼めしに甘酢生姜と白胡麻を散らし、まず調味したメカブとろろを乗せます。それに焼きほぐした塩銀鮭とイカ刺を盛り込み、周囲に調味イクラを、上から刻み長葱を散らします。
 

 はい、メカブ料理3品の完成です。よーく、味わって下さい。
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 メカブ三昧でフコイダン効果が期待出来そうです。^^


 メカブは歯触り、ねばり、色合いなど個性的な食材ですが、料理への応用はほぼ無限です。
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 メカブ料理の開発はメカブの消費拡大や地域振興にも重要ですので、常日頃、レシピ開発に努めております。^^
 


 皆様、生のメカブの甘さや風味に驚かれたことでしょう。パック詰めのメカブとは全く異なります。生メカブが出回るこのシーズンに1年分を堪能しておきましょう。筍や山菜もそうですが、保存食とは異なるの味わいは生を求めて自分で調理するのが一番。今回の料理の作り方は下記の料理名からリンクさせてあるそれぞれの記事を参考にして下さい。


【作り方】
 
 ・メカブの中華風かき玉スープ

 
・メカブの中華風炒め物

 
・三陸ビビンバ(混ぜめし)


 みやぎ水産の日海の幸の料理教室、毎月、その月のお薦めの旬の魚を使った料理を3品作ります。1年通いますと相当の魚料理を体験することになりますし、調理の知識や技術も身に付きます。毎月、第3水曜日の18:00~20:00にメルパルク仙台で開催しております。どの月からでも参加することが出来ますが、最少でも3ヶ月単位となります。お問い合わせは下記にまで電話でお願い致します。


【お問い合わせ・申し込み】 
   河北TBCカルチャーセンター 
    http://www.culture-ktc.co.jp/kouza/shoku.html


  【メルパルク教室】
  〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡5丁目6-51 メルパルクSENDAI 3F
  電話 022-792-8123/FAX 022-792-8124
  受付時間⇒ 日曜日、祝日を除く毎日10時~18時
2017/03/30(木) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

 【メカブ料理シリーズ】 その③ 三陸ビビンバ

カテゴリー: 料理:海藻

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メカブ料理シリーズの最終回です。新潟に五郎という人気の居酒屋がありますが、こちらのメニューの五郎めしというのがあります。丼めしに納豆、明太子、塩辛、梅肉などのご飯の友を何種類も乗せた物ですが、これの三陸バージョンを考案し、料理教室でもご紹介してきました(関連記事)。三陸と言えば、やはり、メカブ銀鮭は外せません。メカブ料理の最後は三陸ビビンバ(混ぜめし)で締め括ります。^^


 まずメカブの下拵えですが、ヒダの中までよく洗ったメカブは芯から切り離します。
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 その後すぐに切らないで、キッチンパーパーで水気をよく拭き取り、少し乾燥させてから切りますと滑らずに安全です。千切りにした生メカブは熱湯をかけると鮮やかな緑になりねばりも出てきます。これに煮切り酒と薄口醤油で味を付けておきます。


 丼めしに乗せます材料はメカブの他に焼いてほぐしたギンザケ、イカ刺、イクラ、長葱、甘酢生姜、白胡麻です。
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 最近、スルメイカが不漁で手に入りにくくなりましたが、刺身コーナーには他のイカの刺身は並んでいます。


 ご飯の上に甘酢生姜と白胡麻を散らし、中央にメカブを盛り、さらにその上にギンザケとイカ刺を太極に盛り付けます。
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 最後にイクラと長葱の細々を振りかけて完成です。なかなか豪華ですよね。


 豪華な丼もこうやって混ぜ合わせてスプーンで頂きます。
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 あくまでもビビンバ(混ぜめし)ですので、これが正しい作法なのです。^^


 以前このような混ぜめしの記事を書いた時、様々なご意見を頂きました。どうしても日本の食習慣からしますと下品に感じてしまうようです。これがちらし寿司ばら寿司なら確かにそうですが、トロロめし納豆めしの豪華版だと思えばさほど抵抗はないと思うのですが。

 子供の頃、関西に引っ越した時、喫茶店でカレーライスに生卵を落とし、ソースもかけて全体をぐちゃぐちゃに混ぜてから食べる人を見た時の方が、相当、ショックでした。関西ではカレーライスは混ぜてから食べる物、最初から混ぜて出てくるカレー屋さんもありました。食習慣は狭い日本でも決して均一ではないのです。なんだか、メカブ料理の〆が混ぜめし論になっちまったなぁ。^^
2017/03/27(月) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

【メカブ料理シリーズ】 その② 中華風メカブ飯二品

カテゴリー: 料理:海藻

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 メカブも名残の節となった来ましたが、生メカブが手に入るうちはメカブ料理を堪能しましょう。前記事に引き続き、今回はメカブを使った中華のご飯物をご紹介致します。


 主な食材は洗って3cm角に切ったメカブと卵、海老、長葱です。これで二人前です。
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 調味料は胡麻油、ニンニク、塩胡椒、五香粉になります。これらに魚醤かオイスターソースが加わりますとさらに旨味が増します。

 
 最初に胡麻油で粗めのスクランブルエッグを作って取り出しておきます。
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 完全には火を通さなくて結構です。後から再度、炒め合わせますので。


 もう一度、胡麻油とニンニクでメカブ、海老、長葱を炒め合わせます。
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 ここに卵を戻し、調味料で味付けして、さっと炒めれば出来上がりです。オーバーライスにしますので、味付けは少し濃いめにしておきましょう。


 ご飯に乗せて出来上がりです。
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 混ぜながら食べ進みますと異なる食感と味が波状攻撃のように口に広がります。^^


 一方、こちらはオーバーライスではなく、炒飯にしています。
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 こちらは海老ではなく、ハムを使っています。調味料は炒め物と同じです。


 これもまた、春らしい色合いの炒飯となりました。
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 メカブの粘りがご飯に味をしっかり付けてくれています。


 これらにはメカブのスープを添えたいですね。
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 鶏ガラスープにメカブの千切りと豆腐を入れただけの手抜きですが、ほんのりととろみが付いて優しい味のスープとなりました。


 同じメカブの炒め物でもオーバーライスにするか、炒飯にするかでガラッと変わった料理になります。メカブは和の食材ですが、中華にもよくフィットしてくれます。これを洋食にどう取り合わせていくかを考えると楽しくなります。糸を引く粘りを嫌う欧米人にどう食べさせるか挑戦し甲斐がありそうです。^^
2017/03/24(金) 05:00 | trackback(0) | comment(0)