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1 台北基礎知識

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 台北で体験した台湾料理の話に入る前に、知っておくと便利な台北基礎知識を防備録として記載しておきます。これから台湾に行こうとされている方にはきっと役に立つと思います。台湾あるあると言うより、台湾へぇ~そうなんだぁ。。という感じの食べ物以外の情報です。
 
◆通貨、両替
 台湾の通貨は台湾元または台湾ドルと呼ばれ、英語ではNT$と標記します。元はユェンと発音します。ただ、紙幣やコインには同じユェンでも圓と記載されています。コインは図のように大きさや色が異なるのですが、5元と10元が同じ白銀色で、大きさは多少違うのですが、支払いを急ぐ時などにもたついてしまいました。
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 肝心の為替レートですが、昨今、円安進行中ながらも滞在中の2017年8月末は1NT$が3.6円で安定していました。ただ、買い物の際は1元4円と覚えておいた方が計算が楽ですし、支出をセーブできます。

 それと両替は台湾の空港でやりましょう。空港の出口近くには必ず銀行の両替窓口があります。夜遅くまでやっており、日本語も通じます。しかも、レートが日本より良いのでお得です。

 では、どれくらいを替えておけば良いのか? ホテル代やお土産代を除く日々の滞在費ですが、贅沢をしなければ、食費は1日500元もあれば十分です。あとはタクシーや地下鉄、入場料などを入れても、1日平均800元(2900円)で足りるでしょう。とりあえず、滞在日数×2900円を元に替えておけば良いでしょう。デパートや大きなレストランではカードも使えますのでさらに現金支出を減らすことが出来ます。ただ、コンビニやタクシーではカードが使えないのが不便でした。

    
◆時差
 台湾の有り難いところは、時差が1時間しかないことです。従って時差呆けに苦しむことがありませんし、日本との交信も時差による障害はありません。1時間を引けば良いだけなので私は腕時計を日本時間にしたままで通しました。ただ、フライトや集合の時間の勘違いがないように注意が必要ですけど。

◆気温 taipeiTemp.gif 
 真夏の台湾でしたので覚悟はしていきましたが、連日、最高気温が36~37℃、慣れるまでは苦しみます。温暖化の影響なのか、この夏は平年気温より高めに経過していました。日中の日差しは光の針が肌に刺す感じです。午前中に活動し、日中はホテルで休息、気温が下がり始める夕刻から活動再開もありでしょう。夜も暑いのですが、赤外線による肌の昇温がないので、その分が楽になります。

 私などがこの日差しに何日も当たれば、真っ黒に日焼けしますが、台湾の方はそれほど色黒ではありません。日射から逃れる術を心得ているのか、遺伝的に焼けにくいのか、どうなんでしょう。

◆スコール
DSCF6732.jpg 台北は亜熱帯気候なので必ずスコールには見舞われます。幸い滞在した5日間のうち、まともに食らったのは1日だけで済みました。午後3時頃から夕方にかけてが多いそうです。スコールは石垣島でも経験していますし、最近は東北地方でもスコールまがいの突発的土砂降りが増えましたので大して驚かないのですが、たまたま革靴を履いている時などは悲惨です。台湾ではサンダルと短パンが必須なのはスコール対策の意味合いもあるのでしょう。しかしながら、上半身は傘かレインコートで守るしかありません。 

 台北の商店街には大抵、新潟の雁木のように上に庇(ひさし)があるのは、スコールと日照の対してのバリアーなのでしょう。それと台風ですが、夏から秋は日本同様に襲来します。たまたま、8月下旬は大きな台風の狭間でしたが、この時期はフライトに影響が出ることも想定されます。
 
◆タクシー(計程車:ジーツェンツァー) 
 台湾で嬉しいことはタクシー料金が安いことです。初乗りが70~75元(1.25km)でその後、250mごとに5元が加算されます。台北市街地にある松山空港の場合はタクシー利用をお薦めします。ただ、注意しなければならないのは、タクシーのドライバーに日本語や英語はまず通用しないということです。
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 必ず紙に目的地とその住所を書いて渡し、知っていることを確認してから乗りましょう。私はホテル名を書いて渡したのですが、かなり遠回りをされて似たような名前の別のホテルに連れて行かれました。途中でおかしいと思い、スマホで地図も示したのですが、暗いためかよく見えないようです。もしかしたらやられたのかも知れません。本来なら130元で着くはずが210元にもなりました。

 また、10Kmほど離れた新北市にタクシーで往復した時も行きが330元、帰りが305元でした。行きはスマホで地図を見ていましたが、やはり不必要に遠回りをしています。日本人はあまり騒がないので良い鴨なのかも知れません。必ず目的地と住所を書いて渡すか、さらに地図にルートまで書き込めば、防げるのかも知れません。

 台北には日本語の話せるタクシードライバーも少ないながらおります。その1人が、高 文賢さんです。彼は日本でエンジン関係の技術者をしていただけに日本語には安心感があります。今回はかなりお世話になりました。彼の連絡先(携帯)は下記のとおりです。
 0932 924 387
 886-932 924 387

◆交通事情
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 ここでは交通機関のことではなく、道路を走る車ややたら多いオートバイについて記載します。久々に台北の街中を歩いて、すぐに感じることは運転の荒さです。タクシーの急発進や急ブレーキは当たり前(上記の高さんの運転は非常に安心です)。バイクも車の間を縫うように走ります。ぶったまげたのは、ほぼ歩行者天国状態となっている夜市にも車は人を掻き分けて入ってきます。横断歩道を渡っていても車が突っ込んできますので自ら身を守るしかありません(台湾は右側通行)。安全な日本の感覚で街を歩くと危険な目に遭いますので常に前後左右に気を配りましょう。

◆MRT(Mass Rapid Transit;台北捷運)
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 台北は東京と同じように地下鉄のネットワークが発達していて、MRTとか台北Metroと呼ばれています。それもびっくりするくらい日本とそっくりです。車両や自動改札機は日本製ではないでしょうか。日本との違いは地下鉄の駅が広々としていること。プラットフォームが大きなホールのような空間に置かれています。 

 タクシーの便利さには叶いませんが、5~6kmを超える移動の場合は、経済的にもMRTの利用も考えた方が良いでしょう。詳しく調べたわけではありませんが、4~5駅(直線距離で4~5km)までは20元、その後、ほぼ同じ間隔で5元ずつ加算されるようです。routemap.jpg

 もし、台北市内で頻繁に移動する予定がある場合は、以下のようなチケットも販売されていますので、通過する合計駅数などを考慮して購入を検討されては如何でしょう。使い始めてから時間がカウントされます。

 24時間チケット(NT$180)
 48時間チケット(NT$280)
 72時間チケット(NT$380)

 MRTは五つ路線に分かれ、色分けされているところも日本とそっくり。なお、運行時間は6:00から24:00です。
 1. 文湖線   (茶色)
 2. 淡水信義線 (赤)
 3. 松山新店線 (緑)
 4. 中和新蘆線 (オレンジ色)
 5. 板南線   (青)

◆ホテル 
 台北でのホテル選びはツアーでない限り、自力でしなければなりません。
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トリバゴなどの宿泊料金検索サイトで当たりを付けるのは良いのですが、低価格を優先し過ぎますと痛い目に遭います。トリバゴから各予約サイトに入るのですが、中には対応の悪い会社も多々あります。国内旅行ならともかく出発間際のトラブルは避けたいので、今回は台湾に年に何回も通っている知人に予約をお願いしました。予約サイトはAGODAでしたが、その後もスムーズなメールが入ってきて無事にホテルの予約が出来ました。

 予約したホテルは台北の繁華街のど真ん中、中山区長春路の「東京國際飯店」という如何にも日本人向けの名前ですが、経営者も日本人との噂です。こちらは快適でした。フロントの方も日本語が上手で細かいことにも気が付きます。周辺にはコンビニや深夜までやっている料理屋も多いので、夜遅くに着いても安心です。朝食はバイキング形式ですが、和食もあり、長く滞在する場合には有り難みを感じるでしょう。部屋も綺麗でアミューズメントも日本の中級以上のビジネスホテル並みでした。

 さらに部屋ごとにフリーWiFiが完備され、パスワードなしに繋がりました。

◆テレビ
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 上記の東京國際飯店(ホテル)には、35インチくらいの壁掛け液晶モニターにケーブルテレビがセットされ、実に多くの番組を見ることが出来ました。もちろん中国語なのですが、字幕スーパーが出ますので、漢字を拾い読みすれば、なんとか意味はわかります。 

 傑作なのはイケメンの料理番組、マシンガントークのテレフォンショッピングなどは音声を消せば日本の番組にしか見えないのです。郷土料理の番組もあり、一次産業の様子を伝える番組もありで大変勉強になりました。日本のNHKも見ることが出来るのですが、日本の出来事はネットでも知ることが出来ますので、必要ありませんでした。(滞在中、北朝鮮のミサイル発射で東北地方ではJアラートが鳴ったらしいのですが、当然ながらこちらでは鳴りませんでした)

◆飲料水
 海外ではどこの国でもそうですが、水道水は生で飲まない方がよいですね。美味い不味いは別にして水道水が飲めるのは日本ぐらいではないでしょうか。ペットボトルの水やお茶はコンビニでも買えますが、上記の東京國際飯店では1日に2本を提供してくれました。夜遅く、疲れて到着した時などには有り難いですね。外出の際にも必ず一本は持参しましょう。飲食店でも水を提供してくれる処はほとんどありません。

◆酒
 日本にもその傾向は見えてきていますが、台湾でも若い世代はあまり酒を飲まないようです。今回、台北で日本語を勉強している若い方々にもガイドをお願いしましたが、彼らもたまにしか飲まないとのこと。

 ところが、これが若者だけではないようなのです。後記のように夜市の飲食店を巡り歩きましたが、どの店でもビールや酒を呑んでいる人は見られませんでした。呑兵衛の私は正直、ゾッとしました。日中ならいざ知らず、こんな美味しい物を食べる時に酒を呑まないなんて。。。しかも、そこで呑んだら顰蹙を買いそうな雰囲気なのです。 

 もっとも、羽田を出る時に免税店でウイスキーとワインを仕込んできていますので、ホテルではチビチビやっていましたが、外の美味しい料理でやりたかったなぁ。。。一体、何という国だ。紹興酒は何処へ行った!! などと到着してしばらく悶々としていました。

 台北最後の晩に比較的大きい飲食店(好記担仔麺)で夕食を食べていた時、奥の部屋でなにやら賑やかな声が。ちょっと覗いてみますと、円卓を囲んでビール瓶を呑み倒している一行がいるではありませんか。日本人の観光客かと思ったら、中国語を喋っている。中国語と台湾語の区別は付きませんが、今まで見てきた大陸系の中国人はこんな感じの呑み会をよくやっていたなと思い出しました。とすると、彼らがいわゆる外省人(第二次世界大戦後に中国大陸各地から台湾に移り住んだ人々)なのかなぁ。
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 いずれにしろ、台湾の人々は日本のサラリーマンのように仕事帰りに仲間と居酒屋の暖簾を潜るという習慣はないようです。それは夜の日本の都会は呑み屋のネオンが乱立し、呑み屋だけで出来ている通りもあることから違いは歴然です。和民などの日本の居酒屋チェーンも進出していますが、きっと日本食を出すファミレスのような存在なのでしょう。

 台湾では台湾の酒の飲み方があるのでしょうから、日本人も旅の恥はかき捨てとばかりに飲食店で酔っ払って大声を出すようなことは控えなければなりません。しかし、お店によっては酒類を置いている処もあるのは事実ですので、美味しい料理でさらっとやる分には問題ないようです。

     目 次
2017/09/14(木) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

REBORN ART FESTIVAL 2017

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 今年は一体どうなっているのだろうか。梅雨明けしてからの雨の多さには辟易します。このまま、低温少日照が続くとの収量やその他の農作物にも影響が出ないかと心配になります。それはさておき、いま、牡鹿半島を中心に開催されているREBORN ART FESTIVAL 2017、大雨の中行って参りました。

 作品は各所に分散して展示してありますが、半島内には二か所のベースがあり、荻浜の牡鹿ビレッジにはレストランや食堂があります。ただ、レストランのReborn-Art DININGまでは駐車場から1Kmほど歩かねばならず、大雨でぬかるむ悪路を黙々と進みますとやがて木陰から巨大な白い鹿が見えて参ります。


 ぬかるむ道をひたすら歩き白い鹿を目指します。
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 雨の日は長靴を持参することをお勧めします。このような道が1Km近く続きます。


 これは名和晃平さんの作品でWhite Deer(Oshika)2017。
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 このイベントのシンボル的存在ですね。これからDININGで鹿を戴くのですが、鹿には何か神秘的な物を感じます。


 White Deerのすぐ手前にReborn-Art DININGがあります。
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 この芸術祭に賛同する4人のシェフが担当します。店内からはWhite Deerがこのように眺められます。それにしても激しい雨でレンズにも水滴が。。。



 地元の食材をフルに使ったコース料理(3400円税込)は予約制です。
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 テーマは「山と海」でした。鹿肉は毎回入るようです。


 前菜は山から、牡鹿半島の日本鹿のグリルとキュウリのサラダ。梅のソースも添えられます。
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 前菜という形ではなく山と海からの2プレートということらしいです。鹿肉が柔らかく癖も全くありません。ヨーロッパの鹿だとかなり血の気が多く肉も硬かった記憶しかありません。


 ワインは宮城県初の本格ワイナリー仙台秋保醸造所のメルローです。
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 メルローの果皮は青みがかった濃紫色で通常、生産されますが、潰して皮を取り出し果汁だけにすればこのような白になります。残念ながら運転手のため、飲めませんでした。(TT)


 
 こちらは海からの一品。シジミと小ガニのパエリアにスズキのポワレガーリックソースです。
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 パエリアにはトマトやパプリカもたっぷり入っています。


 
 小ガニはこの辺で獲られたすればケフサイソガニでしょうか。ぞろぞろ出て来ます。^^
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 シジミは大粒で真っ黒、いわゆるベッコウシジミではありません。砂質の川底ではなく泥分の多い所で漁獲されたのでしょう。


 このスズキのポワレは秀逸でした。皮がパリパリで肉がしっとり。
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 ガーリックソースとありましたが、優しい味でブールブランのようです。



 デザートは荻浜ピーチのコンポート 赤スグリ(レッドカーラント)添えです。
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 桃のコンポートも硬さを残していて瑞々しいです。添えられたお茶は爪楊枝に使われる黒文字(クロモジ)を煎じたものです。実に佳い香りです。

 
 生憎の大雨でフィールドの芸術鑑賞はかなり厳しいものがありましたが、DININGでほっと一息つくことができました。REBORN ART FESTIVAL 2017は以前行った大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレと比べるとその規模は小さいのですが、こちらは被災地であることを忘れてはなりません。被災した海辺も取り込んだ「アート」「音楽」「食」を楽しめるフェスティバルでした。ですので、特に雨の日は防水山靴か長靴持参の方が間違いないですね。休日はレストランも大変混みます。予約してもその時間に席に着けないこともありますが、ゆったり海を眺めて待ちましょう。^^


Reborn-Art Festival 2017
 
日程 2017年7月22日(土)~9月10日(日)

詳細はこちらをご覧下さい。http://www.reborn-art-fes.jp

2017/08/21(月) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

みやぎ水産の日 海の幸料理教室 2017.7【カマボコ】

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 7月のみやぎ水産の日、お薦めはカマボコでした。たかが蒲鉾、されど蒲鉾。カマボコも原理や歴史を紐解くとかなり奥が深いです。2時間の料理教室でその辺りまで詳しくお話しておりますと調理の時間がなくなりますので、概論だけにしまして、実際にすり身を使ったカマボコ作りを体験して頂きました。


 すり身はスケトウダラの調味すり身を用意しました。
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 塩竈のマルブン食品さんから特別に分けて頂きました。



 まずはこれで魚素麺を作ります。絞袋からお湯の中にすり身を絞出します。
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 市販の口金の口径だとやや細めのウドン位になってしましますね。


 続いて、夏に最適な冷や汁作りです。
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 最初に擂り鉢で白胡麻を擂り、そこへ赤味噌を加えてよく混ぜます。この後、長葱の薄切りを混ぜ合わせ、胡瓜や茄子の薄切りを突き合わせるように混ぜ込みます。右下のピンクはおかめ丼用の板カマボコです。


 冷や汁に先ほどの魚素麺を加えて汁物は完成です。
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 冷や汁は冷たい味噌汁というより、味噌味の胡麻汁だと思って下さい。氷水を注いで涼味たっぷりの汁になります。


 こちらは先ほどのすり身を蓮根に貼り付けて炒めています。
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 蓮根だけでなく、人参、牛蒡、大葉などでもよいでしょう。焼き蒲鉾と揚げ蒲鉾の中間のような料理です。


 こちらはおかめ丼の鶏もも肉を切っています。
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 ご存知のようにおかめ丼カマボコとせいぜい玉葱くらいを卵でとじたものですが、ちょっと寂しいので鶏も加えました。カマボコ入り親子丼ですね。


 3品完成ですが、全体的に茶色くなってしまいました。^^
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 魚素麺入り冷や汁とすり身の野菜焼き、鶏入りおかめ丼です。


 カマボコの歴史は古く、平安時代後期とされています。文献上には1115年に登場しますが、その前から作られていたでしょう。獲れ過ぎたの身に塩を加えて擂り潰し、それを火で焼く発想は誰でも行き当たると思います。

 すり身を木の枝に塗り付けて焼き上げますと蒲の穂のようになるところから、蒲穂っ子もしくは蒲鉾(がまほこ)からカマボコになったと推定されています。その後、様々なカマボコが世に現れ、この元祖カマボコ竹輪蒲鉾と言われるようになりました。現在のように多種多様なカマボコが生産されるのは世界広しと言えども日本だけです。カニカマだけではなく、もっと、多くのカマボコを世界にアピールしてもよいと思います。
2017/08/14(月) 05:00 | trackback(0) | comment(0)

みやぎ水産の日 海の幸料理教室 2017.6【ホヤ】

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 ホヤの旬が到来しています。パンパンに膨らんだホヤを見つけますと、思わず買ってしまいます。肉厚のホヤは刺身はもちろん、加熱調理でも美味しく頂けます。今回の海の幸料理教室では以下の3品をご紹介しました。

   ホヤの潮汁
  ホヤニラ炒め
  ホヤのぶっかけ飯



 調理の前にはホヤの体の構造などに関する生物学的な情報提供も致します。
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 これは大変重要で捌き方の理屈がわかっていますと無駄なことをしなくて済みますし、根拠のない伝説に惑わされません。



 さて、殻付きホヤを捌いて参りますが、ホヤの殻の根元周辺は汚れていますので最初によく洗っておきます。
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 今回はホヤホヤ水(殻内水)を潮汁に使いますので、入水孔の突起を切り落とし、ボールの中のザルにひっくり返して置いておきます。絞ると濁った水が出てきます。ホヤ水を使わない場合は、そのまま根元付近を切り落としてから殻を切り開いて身を引き出します。加工業者はこの剥き方ですね。

 取り出した身(筋膜)の内側から赤黒い塊である肝膵臓を取り除きます。ここには貝毒が蓄積する場合があるからです。さらにこの季節は消化管内に臭い内容物(糞)が充満していますので、切り開いて流水でよく洗って下さい。これにより好塩性の腸炎ビブリオ菌も抑制できます。



 掃除が終わったホヤの身とのヘソ(筋膜の基底部)です。
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 ホヤは哺乳類ではありませんので、当然、ヘソ(臍)はありませんが、いつからかこのフルーツのようなこの部分をへそと呼ぶようになり、商品名ともなっています。内臓からも離れた部分なので臭みもなく、ホヤ初心者の方でもすんなり食べられます。


 
 料理ごとに応じた形にホヤの身を切り分けます。
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 左は一口大に切ったホヤ。このうち、炒め物に使う分はおろしニンニクと調理酒に浸しておきます。右の切り込みのような細切りはぶっかけ飯用です。昆布茶を振りかけてよく混ぜ込んであります。



 ホヤニラ炒めは熱の通りにくい筒切りの長葱から炒め始めます。
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 続いて、ホヤと水で戻したキクラゲを加え、オイスターソース、醤油で調味します。水気が出ますので、水溶き片栗粉で軽くとろみを付けます。五香粉少々を振りかけて完成です。



 こちらはホヤのぶっかけ飯と潮汁です。
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 ぶっかけ飯は丼に盛ったご飯にもみ海苔を振り、昆布茶で味付けたホヤを乗せただけです。山葵を添えて、好みで醤油を垂らしながら掻き込みます。潮汁は昆布だしとホヤ水を混合し、アクを取りながら煮立て、ホヤを加えて軽く火を通したら完成です。吸い口に三つ葉を浮かせました。



 ホヤニラ炒めはレバニラ炒めの食材変換から生まれました。
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 30年ほど前に志津川の民宿から、ホヤ初めての人でもすんなり食べられる料理は出来ないものかと頼まれて開発した何品かの一つです。



 それでは、食卓に運んで頂きましょう。
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 ホヤ好きには堪らないホヤ三昧な献立です。ホヤを使った料理はまだまだあります。オリジナルを含めて既に100数十品に達しており、折を見てご紹介して参ります。


 昨今、余剰のホヤを処分していることがマスコミでも報道され、多くの皆様から「処分するくらいならみんなに配れ」とか「安く売れ」とか言われます。しかしながら、震災以前に国内供給していた数量は維持しているのであって、その上に配布や安売りをしたら養殖漁家の経営が成り立たなくなります。ご存じのように韓国へ輸出していた分が捌き知れずに断腸の思いで処分をしています。

 韓国の日本水産物調査委員会も二回ほど日本に来て調査していますが、その後、沈黙を守っていました。ところが韓国国民にその結果を報告することなく、知らないうちに活動を停止していたことが明るみに出ました。日本政府は放射性物質の検査結果を踏まえてWTOに提訴していますが、その結論が今年の10月に出されます。結果は見えています。科学的根拠に基づかない輸入停止措置が糾弾され、その頃になって、調査委員会は調査はしましたが、検出されませんでしたとは言えませんよね。人知れず身を引いたつもりだったのでしょう。

 いずれにしましても、日本国内での消費をさらに伸ばすことが重要です。皆様も従来より、2~3割多く食べて頂けるだけで生産者は助かるのです。よろしくお願い致します。



  みやぎ水産の日 海の幸料理教室、毎月、その月のお薦めの旬の魚を使った料理を3品作ります。1年も通いますと相当数の魚料理を習得することになりますし、水産物の知識も身に付きます。毎月、第3水曜日の18:00~20:00にメルパルク仙台で開催しております。どの月からでも参加することが出来ますが、最少でも3ヶ月単位となります。お問い合わせは下記にまで電話でお願い致します。

【お問い合わせ・申し込み】 
   河北TBCカルチャーセンター 
    http://www.culture-ktc.co.jp/kouza/shoku.html
  【メルパルク教室】
  〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡5丁目6-51 メルパルクSENDAI 3F
  電話 022-792-8123/FAX 022-792-8124
  受付時間 10時~18時(日曜日、祝日を除く)
2017/07/10(月) 05:00 | trackback(0) | comment(2)

【保存版】七ヶ浜町のお薦め美味処 前編

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 大震災後に移転再建させた我が社の七ヶ浜の施設でこの一年働きましたが、新しい施設だけに機械のトラブルも何度か起き、夜間に駆け付けたこともありました。さらに、昨年11月にはまさかの津波が押し寄せ、倉庫などが冠水するという事態にも見舞われました。そんな波乱万丈の七ヶ浜生活も先月で終わりました。この間に七ヶ浜の美味しいお店にも出逢いましたので、松ヶ浜から菖蒲田浜周辺のお薦め食べ処を前編後編2回に亘ってご紹介致します。



 最初は職場の近くにあります軽食ももかさん。
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 目の前に海が広がり、最高のロケーション。従いまして東日本大震災ではまともに被災されました。それを修復して地元の方や復興関係でこの地に来られる方々のために温かい食事を提供しようと店を始めたとのこと。近くであれば、出前もしてくれます。



 メニューは一昔前の喫茶店風。話好きのご主人と料理上手な奥様でやっています。
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 この他にも週替わりのメニューもありました。予約すれば600円で弁当も配達してくれるそうです。夏には近くの畑にかき氷を出前したこともあったそうです。


 この日の週替わりのメニューは焼きチーズカレーでした。
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 ほうれん草のソテーやスープも付いて600円です。

 
 トロトロのチーズがたっぷり乗って中央には卵も盛られています。
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 ベースのカレーは写しませんでしたが、家庭的な優しい味でした。定番メニューの焼き野菜が乗ったカレーも人気ですね。流行りのカフェのように、ワンプレートに小綺麗に盛り付けたら、遠方からも人が来るし、最低でも1000円は取れるのではと提案しましたら、理念が違うとのこと。大変失礼致しました。m(_ _)m  詳細情報はこの記事の文末です。


 
 続きまして、民宿のとと家さん。
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 こちらもももかさん同様、目の前が海なので津波の被害がありましたが、修復しての再開です。現在、民宿は休んでおり、ランチや予約で夜も営業しています。


 店内はキチッとした民芸調ですが、沖縄民謡が流れています。
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 板の間と畳の座敷が客室になります。どちらも南向きの窓から明るい日差しが差し込みます。


 窓の外はオーシャンビュー。少し高い所に立地しているので新しい防潮堤越しに牡鹿半島(左手)も見ることが出来ます。
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 晴れると海が青く、本当に沖縄にいるような気にさせてくれます。

 
 魚料理専門で3種類のメインからチョイスします。
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 この日はマグロの中落ちメヒカリの空揚げメカジキのフライからの選択でした。副菜の充実感がハンパない。煮物、和え物、浸し物に香の物で7品も付きました。


 メヒカリは全長15㎝はあっただろうと推定される大型。頭を落としても迫力があります。
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 ポン酢に大根おろしと生姜が添えられました。これ、さっぱり食べられるので良いですね。

 
 味噌汁にも野菜がったぷり。
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 メイン以外はほとんど野菜なので栄養バランスも申し分ないランチとなりました。


 食後にはコーヒーも供されます。
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 沖縄民謡をBGMに海を眺めていますと午後の仕事を忘れます。^^ これで、1000円はお値打ちでしょう。ここで呑んでみたいなぁ。


 最後は蕎麦です。今まで七ヶ浜と手打ち蕎麦は無縁と思っていました。
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 こちらは汐見台南の住宅地にありますそば処日和さんです。


 店内は畳の座敷ですが、全てテーブル席です。ジブリのオルゴール風なBGMが流れ穏やかな空間です。
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 厨房の入り口のおかめとひょっとこの暖簾がユーモラスです。


 席に着くとすぐに蕎麦茶蕎麦かりんとうが出されます。
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 献立は蕎麦と天婦羅と天丼などですが、日替わりのランチもあります。

 
 この日の日替わりランチ1000円です。実に美しい。
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 蕎麦と天婦羅だけでも1000円は超える時代に有難いことです。


 天婦羅は海老と薩摩芋と春菊。これにコロッケや昆布と春雨の和え物などが副菜です。
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 生姜の香りがする混ぜご飯やデザートには苺のババロアまで付きました。野菜や昆布の切り方に仕事人の技を感じました。

 
 薬味は晒し葱と山葵。
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 大根の漬物も添えられています。


 この細打ち蕎麦は実に見事。しかも長い。
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 香りも豊かでコシも適度に感じます。七ヶ浜でこんな手打ち蕎麦が食べられるなんて夢にも思いませんでした。以前、昼過ぎに伺った時は駐車場が満杯。この日は休日で11時過ぎに入店しましたら一番乗りでした。



 もっと早くから七ヶ浜食べ処を探索しておけば良かったです。異動が決まってから慌てて巡りましたが、七ヶ浜は侮れません。後編であと3軒ご紹介しますが、きっと、もっともっと素敵なお店が見つかるはずです。休みの日にはまた探訪してみましょう。^^



喫茶・軽食ももか


所在地  :宮城郡七ヶ浜町字浜屋敷64
電 話  :022-357-3146
営業時間 :11:00~14:00(夜は予約で営業)
定休日  :水曜日
駐車場  :あり



とと家

所在地  :宮城郡七ヶ浜町菖蒲田浜字招又51-1
電 話  :022-357-1536
営業時間 :11:30~14:00
定休日  :月・日曜日
駐車場  :あり



そば処日和

所在地  :宮城郡七ヶ浜町汐見台南2-16-1
電 話  :022-290-6828
営業時間 :11:00~15:00(売り切れ次第終了)
定休日  :木曜日
駐車場  :あり
2017/04/02(日) 00:00 | trackback(0) | comment(0)
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