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【メカブ料理シリーズ】 その① 中華風スープ
カテゴリー: 料理:海藻

みちのくでも日に日に春に近付いているのを感じます。養殖ワカメも間もなく終盤を迎えます。新鮮な生のメカブも程なく店頭から姿を消すでしょう。名残のメカブをしっかりと味わっておきましょう。三記事連続でメカブの料理をご紹介致し参ります。今回はメカブを使ったスープです。
材料は実にシンプル。メカブの他は卵と鶏の胸肉だけです。これで二人前の材料です。

味付けは塩胡椒と中華の旨味調味料です。ただ、この旨味調味料だけで味付けをしますと、インスタントラーメンのスープになりますので、少しで結構ですから鶏肉または鶏皮を、もし時間があれば鶏手羽を煮込んでスープを取って下さい。
メカブはよく洗い、少し乾かして千切りにしておきます。

卵は溶いて、胸肉は粗い微塵切りにしておきます。この鶏肉はダシを取る目的ですので、煮出してしまうのですが、キウイの絞り汁や酒粕などで揉み込んでおけば、煮出した後もあまり硬くなりません。
400mlのお湯に鶏肉を入れ、旨味が出た頃に塩と旨味調味料を加えます。

これだけでインスタントラーメンのスープが本格中華に近付きます。^^
味を調えたスープにメカブを加えます。

メカブが多い場合は自然にスープにとろみが付きますが、サラサラの場合は少し水溶き片栗粉を加えて下さい。とろみがあった方が次の掻き玉がふんわりします。
スープを掻き回して、回っているうちに溶いた卵を箸で細く流し入れます。

一か所で卵が固まらないように同じところに長く注ぎ入れないのがコツですね。
器にそそぎ、胡椒を振って完成です。

メカブの緑と卵の黄色で春らしいスープとなりました。
メカブの粘り成分はアルギン酸も関与していますが、昨今、話題のフコイダンが多く含まれます。メカブを薬のように見立てるのは意に反するところですが、フコイダンの効能はかなり注目されています。血中でのコレステロールや血糖値の上昇を抑えたり、抗菌作用やピロリ菌の排除にも役立つとも言われています。しかしまあ、メカブは美味しいから季節に食べるのであって、四季折々、様々な新鮮な食材を満遍なく食べていくのが健康の一番の秘訣ですね。
2017/03/21(火) 05:00 | trackback(0) |
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