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メカジキのはりはり汁

カテゴリー: 料理:買い魚

harihari1.jpg  今月(2月)のみやぎ水産の日でのお薦めはメカジキです。毎月、水産の日(第3水曜日)の1週間前にOH!バンデス(ミヤギテレビ;16:30頃)においてPRをさせて頂いております。今回はメカジキの汁物をご紹介致しましたが、説明が早口すぎてよく分からなかったとの声がありました。確かに、1分という短時間に情報を盛り込み過ぎたかも知れません。反省しております。折角の美味しい料理なので、こちらで詳しく作り方を解説致します。その前に。。。

 はりはり汁とは、大坂を中心とした関西で親しまれている鯨と水菜の鍋、はりはり鍋からヒントを得て作ってみました。はりはりとはさっと加熱した水菜の食感から来ているそうです。鯨をメカジキに替えていますが、水菜は使いますのではりはりを使わせて頂きました。


 まずメカジキですが、刺身用でもムニエル用の切り身でも構いませんが、写真のような端切れが手に入るとお得です。^^
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 厚さ1cm弱の一口サイズに切っていきます。形は多少不揃いでも大丈夫です。



 続いてこれを味醂醤油に30分ほど漬け込みます。
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 味醂:醤油は1:3くらいです。


 漬け込んでいる間に昆布だしを引き、水菜を刻んでおきます。
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 昆布だしは醤油、塩、日本酒で調味しておきます。


 メカジキの漬けが出来上がりましたら、さっと水気を切って、片栗粉を塗します。
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 袋の中に片栗粉を入れ、続いて、漬けを入れてよく振りますと綺麗に塗せます。


 煮立てたダシにメカジキを一枚一枚投入します。
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 余分な片栗粉を落とさないとダシ汁にとろみが付き過ぎますのでご注意下さい。


 最後に水菜を加えて火を止めれば完成です。
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 水菜ははりはりした食感が残っていないとこの料理の個性が失われます。


 器に盛って柚子皮か七味唐辛子を吸い口にして下さい。
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 葛打ちしたメカジキがトロッとした舌触りでハリハリとした水菜の食感とよくマッチします。


 おまけです。端切れの端切れを新若布と一緒に自家製蕎麦つゆで炊いてみました。
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 これはお酒にドンピシャな佳肴です。ボイル塩蔵ではない生若布はシャッキリ感が素晴らしい。


 今回はメカジキを汁物として紹介しましたが、関西のようにこれを鍋仕立てで楽しむのも好いですね。特に、小鍋立てで一枚一枚、しゃぶしゃぶのように楽しむのは粋なものです。鍋にすると、豆腐や葱なども入れたくなりますが、このような出逢いの具材2品くらいでやることを心掛けましょう。^^
2017/02/13(月) 05:00 | trackback(0) | comment(0)
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