JAN
FEB
MAR
APR
MAY
JUN
JUL
AUG
SEP
OCT
NOV
DEC
23

毎月第3水曜日はみやぎ水産の日。毎月、この日の夜にメルパルク仙台におきまして料理教室を開催しております。今月のお薦めは今が旬の鰈(カレイ)です。宮城県では師走に子持ちのナメタガレイやマコガレイの煮付けを食べる習慣がありますが、前記事のように子供にも好かれるようなカレー風味のムニエルを覚えて頂きます。
その前にこの料理教室の特徴であるその月の対象魚を多分野から勉強して頂きます。



カレイやヒラメの仲間は異体類と呼ばれ、魚類の中では珍しい左右不相称な体をしています。これらの分類、生態や進化、漁業や栽培漁業などについてお話ししました。
さて、本日のお献立は次の3品です。使いますカレイは手頃なお値段のマガレイです。

マガレイだけで3品にしようかとも思ったのですが、同じく旬である生海苔やこれから生産期を迎える若布なども紹介したくて、汁物は生海苔、ご飯は復興飯(銀鮭と若布の混ぜご飯)にしました。
まず、生海苔ですが、海水に浸された状態のなので水道水で洗い流してから使います。



吸い物も作りますが、生の食感を楽しんで頂くために、そのままポン酢醤油で試して頂きます。吸い物は昆布と花鰹で一番ダシを引き、豆腐を加えて、最後に生海苔をパッと放します。
鰈のカレームニエルは前記事で作り方の詳細をアップ(こちら)していますが、カレー粉と塩を塗した鰈に片栗粉を塗しハーブとともに焼き上げます。



切り身でも宜しいですが、マガレイはお手頃な値段なので一人に1尾の割り当てで捌いて頂きました。
鰈を捌く際に出た鰭は、後述の銀鮭の皮とともにレンチンして煎餅にします。

会場であるメルパルクのレンジの出力が今一で、なかなかパリッとせずに大変苦労しました。
こちらは宮城の養殖復興のシンボル、復興飯です。



若布と銀鮭は大震災後に最も速く復興した養殖種です。それを忘れないために復興飯と名付けましたが、要は塩銀鮭と若布の混ぜ御飯です。炊きたてのご飯の余熱で銀鮭を調理しますのでふっくらとしています。
さて、全品出来上がったところでお楽しみの試食です。


淡泊な白身の鰈も複合香辛料であるカレー粉の力でスパイシーに仕上がりました。生海苔のツルリとしてシャキッとした食感も楽しいと思います。
今回は各自に鰈の捌き方を覚えて頂くためにお一人に1~2尾をお願いしました。テーブルを増やし、同時進行で進めれば良かったのですが、想定外に時間が掛かり、終了時間をオーバーして、カルチャーセンターの方にご迷惑をお掛けしました。ですが、実際に魚を手で捌かないと技術は身に付きません。次回からは効率的に進められるよう改善したいと思います。
この料理教室、毎月第3水曜日の18:00~20:00に開催します。いつからでも参加することが出来ますが、最少でも3ヶ月単位となります。お問い合わせは下記にまでお願い致します。
【お問い合わせ・申し込み】
河北TBCカルチャーセンター http://www.culture-ktc.co.jp/kouza/shoku.html
【メルパルク教室】
〒983-0852 宮城県仙台市宮城野区榴岡5丁目6-51 メルパルクSENDAI 3F
電話 022-792-8123/FAX 022-792-8124
受付時間⇒ 日曜日、祝日を除く毎日10時~18時/休講日は10時~17時
2016/12/23(金) 05:00 | trackback(0) |
comment(0)
コメントの投稿