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ズッキーニで和風料理二品
カテゴリー: 料理:野菜・果物

大規模家庭菜園をやっている近くの先輩からズッキーニを沢山頂きました。ズッキーニは草勢が強く場所も取りますので、我が家のような小規模家庭菜園には不向きなのです。ズッキーニと言いますと、フリットにしたり、グリルしてバルサミコ酢ソースかトマトと煮込むカポナータが定番ですが、それでは芸がないので、今回は和風に料理してみようと思い立ちました。^^
結論からお見せしますとこれら二品です。

ズッキーニの煎り酒漬け(手前)と鴫(しぎ)焼き(奥)です。煎り酒は以前にもご紹介(関連記事)しましたように醤油が普及する以前の江戸時代の調味料。鴫焼きは本来、タシギやヤマシギ等のシギ科の鳥を焼いたものでしたが、ナスに詰めた料理が広まり、それが精進料理の世界で茄子だけの料理となって、茄子の味噌田楽や鍋で味噌炒めした料理(鍋鴫)を鴫焼きと呼ぶようになりました。
最初に煎り酒漬けを作ります。煎り酒は日本酒に梅干しと鰹節、昆布などを加えて煮詰めた後、漉したものです。白身の刺身やタコ・イカなどの軟体動物によく合います。そうそう、ホヤにもぴったりでしたね。



ただ、漬け込み液としては弱いので、味醂・醸造酢・藻塩を加えて味にメリハリを付けました。刺身の醤油の代わりに使う時も少し塩を足した方がよいですね。現代の梅干しだけでは塩味が弱く感じます。
漬け込み液が出来ましたら、ズッキーニを炒めていきます。


炒めると言うより、ごく少量の油で片面ずつじっくり焦がしていく感じですね。彩りにパプリカも加えました。
箸がスッと刺さるようになったら焼きは完了です。煎り酒ベースの漬け込み液に浸漬しましょう。

半日も漬け込めば味が染みて食べられます。
続いてズッキーニの鴫焼きですが、惣菜としてボリュームを出すために豚肉と厚揚げも加えます。

調味料は白味噌、きび糖を日本酒で溶いたものです。香り付けに生姜の千切りも使います。
最初にズッキーニを油通しします。

熱を均一に通し、形を崩さないための前処理です。
油をよく切りましたら、生姜を炒め、肉を加えます。


続いて厚揚げを加えて温まったら、調味料を混ぜ合わせれば完成です。
ズッキーニはこのような日本の料理にもよく合います。


カボチャの仲間と言っても、加熱すると冬瓜や夕顔のような食感になりますので、当然ながら和食にも向くわけです。
以前、何度かズッキーニを栽培したことがありましたが、場所を取る割には収量が少ないので、しばらく作っていませんでした。夏の間はあまり野菜も買わないで済むので、知らず知らずズッキーニとも疎遠になってましたが、先輩のおかげで今回は久々に堪能できました。ありがとうございました。m(_ _)m
2016/08/01(月) 05:00 | trackback(0) |
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