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昨年7月、ちょうど400年前の慶長遣欧使節に肖って、イタリアに参りましたが、その時、ベネト州のベローナがイタリアで栽培されるオリーブの北限であり、最高級のオリーブオイルが生産されている農場を見学してきました(関係記事)。そして、その時に同行した小濱さんが日本のオリーブ栽培の北限の地、宮城県でオリーブ栽培を始めることになりました。今回は初植樹のお手伝いで岩沼へ行って参りました。
昨年、10月にイタリアと日本のよく似た二つの港町の友好を図るため、塩竈・キオッジャ友好協会を設立しました。この友好協会も北限のオリーブ栽培に支援させて頂いております。


岩沼の農家、長田さんの畑の一角にオリーブの苗6本(ルッカ3本、ミッション3本)を植えさせて頂きました。早く実を付けてもらって、その実をつまみにオリーブの木の下でワインを呑むのが次なる目標です。^^ 植樹作業が終わり、一息入れていますと、俄に強い雨が降り出しました。我々にもオリーブの苗にも好都合。オリーブの神に護られてますね。
さて、岩沼と言えば、とんちゃん。いわゆるホルモン焼きで町興しをしています。以前から気になっていた駅前のまつやさん。


岩沼には以前、市営の食肉処理場があったため、とんかつで有名でした。近年、ホルモン焼きを岩沼とんちゃんと命名してPRに力を入れています。
17時の開店と同時に飛び込みましたので、さすがに先客はおりません。小上がりをオリーブチームが陣取ります。

L字カウンターと中央にテーブル席もあります。まずはビールをお願いし、何を焼こうかなとメニューの札を眺めていますと。。。
いきなり、ほらよ! という感じでジンギスカン鍋にホルモン(白モツ)がドサッと乗せられました。

これは突き出し代わりで黙っていても出されるとのこと。直火焼きではないので、煙はさほど気になりません。
水分が鍋に周囲に集まり、下の方では半分煮るような感じになっています。

水気がなくなったら食べろとのことなので、ひたすら待っています。
さ、焼けました。頂きます。

タレは小皿にごく控えめに供されます。ニンニクの利いたスパイシーな味わい。味噌も使っているかも知れません。ホルモンは臭みもなく、新鮮であることがわかります。
これも自動的に出てくる豚タンです。^^

牛タンほど脂が強くないので、どんどん行けます。
この辺りから注文の品だと記憶していますが、ハツも焼きます。

癖がなく食べやすいハツはホルモン焼きコースの小休止のような感じですね。^^
最後はレバーも頂きます。

甘い! 回転のよい店はレバーが美味いですね。周りはカリッと中はレアで頂いています。
開店して30分後には席が埋まりかけています。

殆ど地元の常連さんのようです。女将さんの接し方もかなり違います。
岩沼ホルモンの一番人気店、まつやさん。土曜日の雨上がりの夕方ですが、18時前には全席が埋まりました。どうも、このお店には常連さん達の不文律があるようです。みなさん、ビール一本か焼酎1~2杯、ホルモン他1品くらいで長居をせずに席を立ちます。お値段も2千円以下。つまり、ささっと焼いてささっと飲んで、さっと店を出る。なんとも粋な呑み方ではないですか。おそらくこれで終わるはずはないでしょうから、この店を0次会用として使っているのではないでしょうか。お腹も満たして話しに夢中になっていると無言の圧力も掛かってきます。郷に入りては郷に従え、岩沼流の粋な呑み方を尊重しましょう。で、次はどこに行きましょうか。^^
まつや食堂
・所在地 :宮城県岩沼市館下1丁目3-6
・電 話 :0223-24-3044
・営業時間 :17:00~21:00
・定休日 :日曜、祭日
・駐車場 :なし(駅前に有料あり)
2016/06/21(火) 05:00 | trackback(0) |
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