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三陸海の幸料理教室 in 矢本西市民センター
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すっかりアップが遅くなってしまいましたが、松島市で開催した南三陸海の幸料理教室の記事をお届けします。3月のことですので、宮城のホタテガイは産卵前で卵巣(真子)や精巣(白子)がパンパンに膨らんでいます。ちょっと得した気分になりますね。^^
今回初めてお邪魔します東松島市の矢本西市民センターさんです。


昨年にはご依頼をお受けしておりましたが、なかなか双方の都合が合わなく、今年になってしまいました。
雄勝の伊藤水産さんに頼んでおいたホタテガイも無事に到着致しました。

大きなところを選りすぐって送って下さいました。鮮度も申し分なし、挟まれるとかなり痛いです。^^
最初に所長さんのご挨拶を頂き、その後、プレゼンテーションを小一時間やらせて頂きました。

本日使います水産物の生物学や漁業・養殖の方法、料理の作り方などもスライドで解説致します。本日のお献立は以下のとおりです。
汁 物 海苔と春雨の生姜スープ
刺 身 ホタテガイの刺身 海人風
炒 め 物 ワカメの卵炒め カリカリガーリックしらす
御 飯 復興飯(銀鮭とワカメの混ぜ御飯)
※ これらのレシピはこちらの記事に記載してあります。こちらです。
まずはホタテガイの殻の開け方に挑戦して頂きます。


結構、力が要りますので皆様苦戦しておられます。特に大型のホタテ貝は閉殻筋(貝柱)も大きいですからね。
ホタテガイの貝殻は片方だけ外し、もう片方(深い方)には付けたままにします。


雌雄異体ですから、ピンクの真子とベージュ色の白子を切り分けて両方味わえるように盛り付けます。ヒモの処理の仕方には少々技が要ります。これに醤油を垂らしながら貝柱をスプーンで掻き取りながら食べるのです。^^
続いてワカメの卵炒めに移ります。


まずはトッピング用のガーリックシラスをカリカリになるまで気長に炒めます。
水で戻したワカメを炒め、その脇でスクランブルエッグを作って最後にさっくり混ぜ合わせます。

盛り付けてからカリカリのガーリックシラスを天盛りします。これは子供も喜ぶ献立です。
こちらは超簡単な海苔と春雨の生姜スープ。

スープの素、スープ春雨、海苔、針生姜、青葱細々をお椀にセットしておきます。食べる直前に熱湯を注いで3分で出来上がり。味が薄い時は醤油を垂らします。
切り身の塩ギンザケから骨や皮を外します。それをレンジでチンした骨皮煎餅です。


油で揚げていないのでヘルシーなスナックです。ビールが欲しくて堪りません。^^
骨と皮を外したギンザケの切り身はよく叩いてから炊きあがったご飯にさっくり混ぜ合わせます。


ギンザケに熱が通ったら、刻んだワカメをさっと混ぜ合わせて出来上がり。
さ、全品完成ですので試食に移りましょう。

食卓に着いてからスープのお椀に熱湯を注ぎます。
それでは、「いただきま~す。」

今回のようなホタテガイの食べ方をしたのは初めての方も多くその肉厚の食感と溢れる甘味に驚いておられました。ホタテは薄く切っちゃなりませぬ。^^
初めての矢本西市民センターでの三陸海の幸料理教室でしたが、皆様、料理の手際が良く順調に進みました。どうだったでしょうか。矢本も海苔の生産地であり、定置網もあって、水産物には恵まれているとは思いますが、三陸沿岸のワカメ、ホタテ、ギンザケの美味しさを改めて実感されたのではないでしょうか。今回を縁として四季折々の宮城の水産物を紹介させてください。
2016/05/09(月) 05:00 | trackback(0) |
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