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【塩竈市】わたつみで魚料理

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

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 九州から旧友が訪ねてきました。彼も私と同じ水産人。水産物の目も舌も肥えています。そのような方を港町で持て成すとすれば、あそこしかありません。敷居も高くなく、不必要に飾らず、料理の実力で大繁盛している塩竈のわたつみさんです。予約なしではまず入れないでしょう。この日もなんとかカウンター2席を確保できました。


  お料理は3000円でお願いしました。前菜から佳い仕事をされています。
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 蛍烏賊酢味噌、山菜茸浸し物、蛸・牡蠣旨煮、オクラと充実しています。



  お造りは〆鯖、鰹、牡丹海老。ここからお酒に切り替え、浦霞阿部勘を飲み倒して行きます。^^
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 〆鯖の〆具合が素晴らしい。鰹もこの時期だと漁場はまだ西日本ですね。


  春牡蠣の霙煮ですね。
 
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 春の牡蠣は身がふっくら。加熱調理にはこの時期の牡蠣が最適です。


 の照り焼きとなにか皮剥のような食感の魚の利休焼き。聞き忘れてしまいました。^^
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 隠れていますが、小型の鰈の骨煎餅も盛り合わされていました。


  揚げ物は春らしく白魚蕗の薹のかき揚げに河豚の空揚げです。
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 河豚は黒鯖河豚とのことでした。フグ類では珍しく無毒のフグ。でも、南方のものは毒化することがありますね。仙台湾でも夏に釣れることがあります。


  〆は鴨と滑子の蕎麦でした。
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 芹の香りもこの蕎麦にはよく合います。蕎麦は親方の手打ちでしょうか。聞きませんでした。


  客人が九州では食べられないものをと追加でお願いした目光の干物です。
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 ホクホクの身が口の中で溶けていきます。彼も大喜び。そうか、九州では目光が食べられないんだ。




  すっかり時間の経つのを忘れて牡蠣養殖の話に熱中してしまいました。私が最近、蕎麦打ちを始めたことを伝えると、彼はパン作りにはまってしまったらしいのです。果実から天然酵母を採集し、低温培養もやっているとのこと。 確かに種苗生産を手掛ける者にとっては培養は日常茶飯事ですからね。

 それにしても、わたつみの後藤親方は若いのにしっかりした腕前です。わたつみさんは居酒屋というより割烹レベルですね。それでいてリーズナブルなお値段で提供されていますので大繁盛も頷けます。お酒も県内の選りすぐりを揃えています。すっかり呑み過ぎて、料理よりお酒の方が高く付いてしまいました。^^


     食彩庵 わたつみ



・所在地  :宮城県塩竈市海岸通2-16
・電 話  :022-366-5160
・営業時間 :17:00~23:00
・定休日  :日曜日
・駐車場  :なし(周辺に有料多数)
2016/05/02(月) 05:00 | trackback(0) | comment(0)
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