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【塩竈市】イタリアからの客人に塩竃をご案内 ①
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正月気分がまだ抜けない今月(2016.1)上旬、イタリアから突然のお客様がやって参りました。イタリア人の親友(関連記事)と同じ組織のTommasoさんなのですが、初対面です。ただ、無類の魚好き。国籍は違っても同じ遺伝子を持っているのを感じます。そこで二日間水産関係の施設見学や水産物を中心にした食事に付き合って頂きました。
歓迎会を塩竈・キオッジャ友好協会主催で行うため、塩竈市内を歩いておりますと、至るところで杉村惇美術館の特別企画展のポスターを見かけます。

彼は目ざとく見つけて、このタケノコメバルとアイナメの学名(属名)を言い当てました。さすがイタリアのさかなクンです。あんなにテンションは高くないですが。^^
歓迎会の会場は本塩釜の翠松亭さんです。

盬竈料理とは四季折々、塩釜港に水揚げされる魚を使った料理のことです。センスの良い井上親方が腕をふるいます。
先付けの盛り合わせ。塩竈の条例に従い、日本酒で乾杯です。酒は言わずと知れた塩竈の銘酒、浦霞です。

アワビやバイの旨煮、落ち鮎の甘露煮、バターを巻いた干し柿等など、珍味佳味がひと鉢に集結しました。
お造りはマグロの頬肉、メカジキ、カンパチでした。右端の行灯は大根で作ってあります。冬らしい演出ですね。

Tommasoさんの魚に関する質問が矢継ぎ早に入ります。カンパチのイタリア語がわからなかったのですが、便利な時代です。スマホのアプリですぐに訳せます。しかも音声で入力&出力。
これも珍なる酒肴です。

すり身で巻いたマグロ、クラゲ、辛子蓮根風にチョロギを添えて。
紙鍋はマグロと鮭の白子。

親方の拘りの演出が続きます。
注目すべきはこれ。焼きハゼ酒です。

さすがのTommasoさんもこれには驚いた様子。使わなかった焼きハゼをお土産に持たせました。
このあと、天ぷら盛り合わせが出ましたので、国産ワインも試して頂きます。


山形県赤湯の酒井ワイナリーの白です。ワインにはうるさいイタリア人ですが、個性的ながら飲みやすいワインと評価してくれました。
さて、〆は海苔茶漬けです。

これを彼はどう感じたのでしょう。スープでもないし、リゾットでもない。。。
魚が大好きなTommasoさん、刺身に醤油をちょっとしか付けません。醤油が嫌いかと尋ねると、付け過ぎると魚の味がわからなくなるからと答えました。まさに筋金入りの魚好きです。日本人以上かも知れません。恐れ入りました。よし、それなら、翌朝は仲卸市場で塩竈の醍醐味を味あわせてあげようじゃないですか。^^
盬竈料理 翠松亭 http://www.suisyoutei.com/
・所在地 :宮城県塩竈市海岸通4-8
・電 話 :022-362-1777
・営業時間 :11:30~14:00/17:00~20:30
日・祝日 ~14:30/17:00~20:30
・定休日 :水曜
・駐車場 :有:共有
2016/01/18(月) 05:00 | trackback(0) |
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