春牡蠣で三陸海の幸勉強会 in 料理教室七ツ森
カテゴリー: 料理:貝類
以前より春牡蠣の美味しさを広く皆様に知ってもらいたく、牡蠣だけの深い勉強会と牡蠣の料理教室をやってみたかったのです。この企画に旭ヶ丘の料理教室七ツ森さんが乗って下さいました。これですと、牡蠣好きだけが集まるので、心置きなく牡蠣な時間を過ごせるのです。^^
いつものように料理の前のお勉強。今日は私の専門の牡蠣だけに熱が入ります。^^
牡蠣の生物学から養殖の歴史、原理、新技術開発までALL ABOUT THE OYSTER な講義となりました。生食用と加熱調理用の違いが鮮度ではないことを知っている方はほとんどいませんので特に丁寧に説明致しました。
引き続いて、料理実習ですが、今回は牡蠣の開け方実習も行いました。
皆様、恐る恐るでしたが、上手に開けることができました。少なくとも今回の実習で貝柱の位置を見極めることは出来るようになったはずです。
多少、身に傷が付いた牡蠣もありましたが、美味しさには変わりありません。^^
それにしても春の牡蠣は実に見事なプロポーションです。
まず、最初に牡蠣ご飯用の剥き身を調味料で炊いています。
この煮汁を薄めてご飯を炊き、炊けたら牡蠣を加えます。
春は海藻の季節でもあります。酒蒸し牡蠣に添えるワカメとフノリです。
海藻類は低カロリーで整腸作用もあり、その滑りであるアルギン酸にはコレステロールをフコイダンにはピロリ菌を排除する働きもありますので、もっと利用して頂きたいですね。
これ何だかわかりますか? ホンダワラのようですが、、、
実はこれが生のヒジキなのです。市販の真っ黒いヒジキはこれを煮るか蒸して乾燥させたものです。
この生ヒジキ、褐色をしていますが、熱を加えると鮮やかな緑色に変わります。
少しボクボクとした食感が野性的で仄かな甘味もあって病み付きなる美味しさなのです。
牡蠣も蒸し上がりましたので、海藻類とともに盛り込みます。
今日はこれらを葱ポン酢で食べて頂きます。
こちらではベシャメルソースにチーズを加えたモーネイソースをハーフシェルの牡蠣に乗せています。
250℃のオーブンで10分程焼き、牡蠣のチーズクリームグリルの完成です。
こちらは浅野先生の野菜料理。
干し桜エビを煎って香りを出し、春キャベツとともにさっと炊きます。
牡蠣ご飯も炊き上がり、牡蠣の吸い物も出来ました。
吸い物には牡蠣の他、マツモ、フノリ、芹が加わりました。
食卓に運んで、試食の開始です。
今日は思う存分、春牡蠣を堪能して頂きます。それでは頂きま~す。^^
酒蒸しの牡蠣には刻み葱たっぷりのポン酢を添えます。
蒸しても縮まない春牡蠣のパワー。パンパンの身は甘さも濃厚。
チーズたっぷりのソースにはホウレンソウも混ぜ込んでいます。
このソースはパンやパスタにもぴったり。
土鍋で炊いた牡蠣ご飯は夢心地の美味しさです。
立派な牡蠣なのでご飯に混ぜ込まずトッピングにしました。
浅野先生の春キャベツと桜えびのさっと煮と菜花の塩昆布和え。
牡蠣料理が濃厚な味だけに、こういうさっぱりとした優しい味が嬉しいですね。
4月以降の春牡蠣を扱う牡蠣屋さんは少ないのですが、奥松島かき鮮さんなら対応してくれるかも知れません。でも、この記事がアップされる頃には終盤を迎えているでしょう。電話でご確認願います。鳴瀬川の河口周辺の漁場は牡蠣の身の入り方が実に見事です。ましてや春牡蠣ですから牡蠣好きには堪えられない美味さです。もっと需要が高まれば、多く出回るのでしょうけど。。。
奥松島かき鮮
所在地 :宮城県東松島市大塚長浜
電 話 :0225-88-2897
営業時間 :販売は午前中
定休日 :電話で確認
駐車場 :あり
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