お手軽マッサマンカレー
カテゴリー: 料理:穀・粉類
マッサンも終わってしまいましたが、マッサンカレーではありません。ゲーン・マッサマンです。グリーンカレーと並ぶタイ王国の伝統的なカレーです。CNNインターナショナルの「世界で最も美味な料理ランキング50」で、第1位を獲得したこともある今注目のカレーなんです。私はこれを一関市藤沢町のエスニック料理店あいまきさんで初めて食べて以来虜になってます(関連記事)。幾つかの特徴がありますが、ココナッツミルクが使われるのは他のタイカレーと同じですが、肉はチキンが一般的。起源は諸説ありますが、ペルシャやアラブの影響を受けているとされています。
マッサマンカレーのレトルトやいなばの缶詰もありますが、本日はちょっと実験してみます。
手に入りやすいレトルトのグリーンカレーと通常のカレールーを用います。これにココナッツミルクも使ってみます。
具材としては鶏モモ、ジャガイモ、玉葱、それに特徴であるカシューナッツは外せません。
最初の香り付けにニンニクも用意しました。
通常の日本カレーと同じように野菜と鶏を小口に切り、鶏には塩胡椒で軽く下味を付けます。
ニンニクの香りを移した油で野菜と鶏を炒めていきます。野菜の周囲が透明になり、鶏肉が白くなったらOKです。
ここにココナッツミルクの半量と同量の水を加えて煮込みます。
ココナッツミルクの半量は仕上げに使います。野菜に八歩通り火が通ったら日本カレーのルーを通常の半量を加えます。
はい、これでココナッツ風味の日本カレーの完成ですが、これにグリーンカレーのレトルトとカシューナッツを加えます。
途端に香りが登立ち気持ちはバンコクへとワープします。^^ 仕上げに残ったココナッツミルクを加えて完成です。
さて、食卓へ運んで試食です。ワクワク。^^
栄養のバランスを考えて彩り野菜のサラダも作りました。ドレッシングはカレーに油が多いので、ポン酢におろした玉葱や大根を加えたさっぱり系です。残り物のホッケの干物も加えています。
肝心な味わいですが、予想通りマッサマンカレーの領域に入っています。柔らかくなったカシューナッツも茹で落花生みたいでなかなか行けます。
単に通常の日本カレーにココナッツミルクとグリーンカレーを加えただけですが、両者の良いところが上手い具合に溶け合っています。
心はバンコクなのですが、お酒は南米。南米通の先輩から頂いたチリのピスコです。
チリではレモン、卵白、砂糖を入れたピスコサワーとして飲むのですが、今日は炭酸割りです。どうでも良い話しですが、壁のタペストリーもチリで買ってきたものです。
今回はもしやとの直感から、日本カレー+ココナッツミルク+グリーンカレー=マッサマンカレーとの仮説を検証してみましたが、どうやら棄却しなくても良いようです。今まで食べてきたマッサマンカレーの範疇には収まってくれました。日本カレー+ココナッツミルクだけでもかなり非日常的な味わいになるのですが、これにグリーンカレーのレモングラスやバイマックルーの香りが加わると、さらにタイ料理然としてくるのです。是非一度、試してみて下さい。
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