三陸海の幸勉強会 in 虹の丘
カテゴリー: 料理:買い魚
先日、虹の丘コミュニティーセンターで三陸海の幸勉強会+料理教室を開催しました。この日はいささか緊張しました。お集まり頂いた方々は、宮城の郷土料理を伝承るために活動されている「みやぎの食を伝える会」の皆様でした。食べ物や料理に造詣の深い方ばかりですので、料理の話をいつもより多く喋らせて頂きました。
みやぎの食を伝える会といいますと、この「ごっつぉうさん」が有名です。
これは本会の中村会長に以前、頂きました。宮城の食文化の集大成としても重要な文献であり、宮城らしさを残していくためにも大きな役割を果たします。
さて、本日の料理も三陸の海の幸が主役です。
旬のマダラ、名残のサンマ、この時期は冷凍になりますがギンザケなどを気仙沼から運んできました。
本日のお献立は以下の3品です。
藻塩を使った塩竈汁
ワカメのピリ辛炒め
キラキラ復興飯(銀鮭若布ご飯)
レシピはこちらの記事に記載しております。
今日はレシピを説明しただけであとは流れるように調理が進んでいきます。
キッチンを汚さない魚の捌き方やゴミ処理については少し解説させて頂きました。
中村会長自ら塩竈汁のサンマつみれを作っています。さすがの二刀流。
塩竈汁はサンマのつみれとマダラが入った潮仕立ての汁です。サンマのつみれは面倒でも自家製のすり身で作りましょう。雲泥の差があります。
豆腐を加え、長ネギやフノリをトッピングし、吸い口に柚子を浮かべて完成です。
晩秋から初冬にかけてが旬のこの潮汁、近年、塩竈で創作された料理です。
続いてワカメのピリ辛炒め。レンコンとニンジンも使った金平の変化球ですね。
ワカメは気仙沼蔵内のこいわかめです。生産者グループの蔵内之芽組が心を込めて育てたワカメです。詳しくはこちらをどうぞ。
最後はキラキラ復興飯です。まずは塩ギンザケの身を刻んでいきます。
これは炊き上がったご飯に混ぜ込みますので小豆粒になるくらいまで叩きます。
炊き上がったご飯に混ぜて蒸らし、刻んだワカメは後から混ぜ込みます。
イクラを乗せればキラキラバージョンになります。^^
ギンザケの皮やサンマの中落ちも無駄にはしません。レンチンして煎餅にします。
キッチンペーパーを敷いて、上にも被せて600w3分を2Rくらいで完成させます。途中、庫内の水蒸気を除くのがコツです。
さて、それでは頂きます。皆様、ご苦労様でした。
さすがに手馴れた方々ばかりなので全てが順調に進みました。これも美味しく出来上がっております。
三陸海の幸勉強会と料理教室は通常セットで行っていますが、最近は講演だけのリクエストも入るようになりました。ですが、魚を食べて下さいと言ってみてもその食べ方が身に付かないと手が出にくいものです。料理教室とセットで勉強会をやっているのはそこが狙いなのです。今後の予定は1月末に公益財団法人みやぎ・環境とくらし・ネットワーク(MELON)さん主催の仙臺農塾となります。
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