【岩手県大船渡市】碁石海岸とカレーうどん
カテゴリー: 外食:うどん
そう言えば、気仙沼で3年働いていますが、岩手南部の碁石海岸を見たことがありませんでした。碁石海岸は黒っぽい黒色泥岩の小石が織り成す海浜のことで、その周辺の岩礁性海岸も含めて三陸復興国立公園の一部です。
これは雷岩。この岩と崖のあいだの狭間を乱曝谷(らんぼうや)と言い、波立つ日には雷鳴が轟そうです。
碁石様の小石が敷き詰められた碁石浜とは全く異なりますが、こちらも碁石海岸に含めるようです。
展望台からは遠く綾里崎が望めます。
岩手県の沿岸はこのような険しい岩礁性の岬が延々と繰り返します。
碁石岬の近くにあります大船渡市立博物館です。
大船渡周辺のかつての習俗や古生代の石灰岩層から発掘された珊瑚や三葉虫などの展示が素晴らしいです。
どうしてもこのような漁労関係の展示に釘付けになります。
海人の本能といいますか、職業病と言いますか、好きなんですよねぇ。子供の頃から。^^
大船渡の街中に向かう途中で新しく作り直した大船渡魚市場を見学。
旧市場は跡形もありませんでした。震災直後は宮城から逃げ出した養殖ギンザケの水揚げで賑わいました。
盛駅はJRと三陸鉄道南リアス線の両方の駅舎が並びます。
JRは大震災により気仙沼までBRT(バス高速輸送システム)に替わりましたが、リアス線は釜石まで復旧させました。
盛駅に程近いところに食事処百樹屋さんがあります。地元で大変人気のお店です。
元は大船渡魚市場に近い所で営んでいましたが、被災してこちらに移転しました。
店内には有名人の色紙が所狭しと飾ってありました。
福山雅治、竹中直人、藤井フミヤ・・・すごいお店でしょう。店主の今野さんや店員さんの笑顔がすごく癒されるのですよ。^^
いわゆる何でもできる街の食堂なんですが、一番人気はカレー南蛮うどんです。
当然ながら、夏限定は終わっていました。変化球も良いのですが、やはり基本のカレー南蛮がお薦めですね。
こちらはカレー南蛮うどん650円にプラス200円でサラダとライスを付けました。
夜には呑んだあとの締めにカレーうどんを頂くジモティー多いのだとか。
カレーうどんの厄介なところは餡の飛び跳ねですね。でも、ちゃんとエプロンを用紙して下さいます。
この辺の心遣いにもジーンとしてしまいます。これでも、油断してはいけません。カレーうどんは吸い込んだ最後の瞬間を超スローにすることで飛び跳ねを回避できます。^^
サラダも手を抜いていませんよ。
濃厚なカレーの口直しに最適です。
ご本体のカレーうどんの具は豚コマと玉葱です。
素晴らしい香りが立ち上っています。期待で胸が膨らみます。^^
うどんはかなり太め。讃岐ほどの腰はありませんが、カレーうどんとして食べやすい硬さですね。
なにより惹かれるのは、カレーの香り。家庭的なカレーのようでクミンの香りが挑発的です。味わい的には甘みが強く、刺激と穏やかさのバランスが絶妙です。
これこれ、最後のカレーうどんの餡をただ飲むだけは芸がありません。^^
ライスを投入してカレー雑炊も楽しみます。これでこそカレーうどんを制覇したと言えましょう。ちょっと炭水化物の摂り過ぎかなぁ。。。
駆け足でしたが、大船渡は一日楽しめますね。嵩上げも順調に進んでいるようで、今後は来る度に風景が変わっていくでしょう。地元に愛され、旅行者にも愛される百樹屋さん。流行るお店は経営者の人柄であることの見本ですね。場所を移ってもファンは付いてくるものです。^^
百樹屋
・所在地 :岩手県大船渡市盛町字内の目2-14
・電 話 :0192-26-5123
・営業時間 :11:30~14:00/17:00~21:00
・定休日 :不定休
・駐車場 :あり(店の脇8~9台)
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