おむすびコンクールに参加しました 2/2
カテゴリー: 料理:穀・粉類
この写真は地下鉄東西線駅むすびプロジェクトさんからお借りしました。
先日(2014.11.9)のおむすびコンクールで畏れ多くもグランプリを取ってしまったおむすびのレシピをご紹介致します。華やかなおむすびや手間のかかるキャラむすびも多々あったのですが、このような地味なおむすびがグランプリ獲得となり、少々、いずい気もします。^^
私がエントリーしたのは、子供の頃によく食べた今はなき大橋茶屋の茶飯おむすびの現代版とそれを変化させた台湾粽風おむすびの二品です。単なるかつての茶飯の再現では、現代人には物足りなく感じるはずですので、濃厚なダシを引きました。それとダシに使った食材も無駄にしない思想性も握り込めました
茶飯おむすびと台湾粽風おむすびの作り方ですが、だしを取るためにスルメ、乾椎茸、鶏手羽です。
米は2合ですが、25%を餅米にしました。調味は醤油と日本酒。写っていませんが味醂も必要です。
スルメと乾椎茸は半日以上水に浸けておいて下さい。
米はよく研いでザルに引き上げておきます。
スルメと乾椎茸が柔らかくなりましたら、戻し水に調味します。
米2合に対し、醤油は大さじ3、日本酒は大さじ2、味醂は大さじ1です。
生姜の薄切りを加えて、手羽が柔らかくなるまで30分ほど煮込みます。
それをガーゼかキッチンペーパーで漉します。
この煮汁に水を加えて2合分の水加減をして炊き上げます。
ご飯を炊いている間にスルメや骨を外した手羽を微塵切りにしておきます。椎茸は一口大に切っておきます。
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ご飯が炊き上がったら、半分を取り出し、釜のご飯へ微塵切りの具材を混ぜ込みます。

さらに胡麻油と五香粉で香りを付けます。団扇で仰いで冷ましたらおむすびにします。
茶飯の方には青海苔粉を振り掛け、台湾粽風には椎茸をワンポイントにしました。コンビニおにぎりサイズ(110g)なら1合で3個握れます。
かつての大橋茶屋の茶飯よりは旨味が濃く、炊き込みご飯風です。台湾粽風おにぎりも現代人好みの味となってます。
コンクールの決勝大会では、地味ながら、ダシの旨味が濃厚で美味しさの点から評価が高かったそうです。研いだ米や炊き込み液は直前まで冷やしておき、水加減をして点火するまでの間にも釜に氷を入れて、沸騰までの時間を長引かせました。こうすることでふっくら炊けますので。それとダシを割る水もナチュラルウォーターを使うなどそれなりに配慮しました。
結び方ですが、ご飯が110g位入る小さめの茶碗を用意して塊がないようにほぐしながら茶飯を入れ、大きさの均一化を図ると共に空気を混ぜながら握ることに努めました。1合の米は炊き上がりますと大体330gですので、2合でコンクール規定の6個となります。
台湾粽風おむすびには胡麻油を使いますが、入れ過ぎますとご飯の粘着力がなくなり、ばらけやすくなります。2合に小さじ2杯くらいまでですね。後からスプレーしようかと思い、噴霧器を使ってみましたが、油って百均の噴霧器では霧にならないのですね。それと椎茸は外れ易いので、細かく刻んで混ぜ込んだ方が良かったかも知れません。
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