【加美町】手打ちそば宗右衛門
カテゴリー: 外食:蕎麦
新蕎麦の季節がやって来ました。今は北海道産の新蕎麦キタワセソバが出回っていますが、11月に入れば、本州の新蕎麦粉が手に入ります。目の前に広がる一面のソバ畑。白い花が終わって葉も枯れて、ソバ特有の赤い茎が目立ちます。それにしてもソバの実もこぼれ始めています。収穫を急がないと台風の風で飛び散ってしまいそうです。
こぼれ落ちたソバの実を拾い集めてみました。
三角形のソバの実は鬼皮(外皮)を割ると中から白い蕎麦粉(胚乳)が出てきます。この中心部分の真っ白い粉が花粉とか御膳粉と言われ、更科蕎麦を打つ時に使われます。
今日は薬莱山麓の蕎麦屋さんを訪ねます。
稲刈りもすっかり終わって、山里の秋が深まっていきます。
薬師の湯の少し手前にあります手打ちそばの宗右衛門さん。
砦のような門が大きな和の暖簾。外観の雰囲気作りにもこだわっている様子。最近、リニューアルしたようですね。Web上で紹介されているお店とは外観が異なります。
室内は田舎の大広間をモダンにした感じ。
テーブルは全部で4卓に、窓際に円形の二人用の席もありました。
床の間に置いてあった宮城・仙台のそば処紹介サイトのカードと宗右衛門さんの名刺です。
宮城・仙台のそば処紹介サイトは県内174軒のそば処が麺の太さや地域で絞り込めるので大変便利です。
献立はもりそば、鴨そば、水そばだけで潔し。
天ぷらもやっていません。蕎麦好きでないとちょっと戸惑うかも知れません。数量限定ですが、更科そばもありました。
もりそばをお願いしました。
蕎麦の量は比較的多い方でしょう。
きくらげは甘酢に漬けてあるようです。
薬味に山わさび(ホースラディッシュ)を使っているのが個性的ですね。
蕎麦は中太ですが、幅にバラつきがなく切れています。
少し星が見えていますね。
固めの蕎麦で噛み応えがあります。
つゆは鰹節と昆布を感じます。少し濃い目に調味されていました。
一番客だったためか蕎麦湯は透明でした。
蕎麦湯を別に調製してはいないようです。
宮城・仙台のそば処紹介サイトによりますと、店主の阿部さんは、蕎麦打ち20年の経験があるそうですが、還暦を迎えた平成12年に開店したそうです。多趣味でバイタリティーに溢れた方でした。お客が来てから蕎麦を打つと紹介されていましたが、耳を澄ませても蕎麦打ちの音は聞こえませんでした。離れた所に蕎麦打ち部屋があるのかも知れません。暑い日ならみずそばも試してみたいですね。
手打ちそば宗右衛門
・所在地 :宮城県加美郡加美町字鹿原坂下16-3
・電 話 :0229-67-5085
・営業時間 :11:00~売り切れ終了
・定休日 :木、金曜
・駐車場 :あり
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