【宮城県七ヶ宿町 7/7】まるいちの手打ち蕎麦
カテゴリー: 外食:蕎麦
庄内下越の旅の最終章です。東洋のアルカディア置賜からさらに国道113号を東進して七ヶ宿街道を走ります。峠を越えると辺りに蕎麦の白い花が目立つようになります。やっと七ヶ宿のそば街道に入ったようです。
もう既に14時近くなのですが、まだランチを食べていないので腹ペコです。そば街道で最初の蕎麦屋さんに飛び込みます。
いつもは安藤家本陣前の吉野屋さんなのですが、こちらのお店もちょっと面白そう。
こちらはまるいちさんというお店でした。
七ヶ宿のそば街道には4軒の蕎麦屋さんがありますが、こちらは蕎麦も自分で栽培、製粉されています。
外観とは異なり、店内は古民家のような風情です。
店員さんが愛想よく、てきぱきと接客されています。お店の印象って食べる前に決まってしまいますから、接客って大切です。
部屋の片隅に古い器の展示コーナーがありました。
思わず欲しくなるものも多いのですが、販売はしておりません。^^
お品書きですが、盛そばは700円(税込)と普通ですね。
天ぷらが300円というのはかなり頑張っています。
盛そばに天ぷらを付けました。
そばの量も150g位でしょうか。おかわり(そばの追加)は500円で出来ます。
長皿に胡瓜の漬物とワラビの浸し物、薬味のネギが乗せられています。
パンフレットの写真だとネギ以外に前菜が3品だったけど、ま、いいか。^^
300円の天ぷらは精進揚げですが、量はまずまずです。
右の丸いのはアケビでした。下の方に南瓜や薩摩芋も隠れていてお値打ちでした。
蕎麦粉は星の多さから挽きぐるみなのかも知れません。
やや薄めに延して幅広く打っているので平たい麺線となってます。つなぎの配合は外二(10:2)だそうですが、このザラつき感は粗挽き粉を配合している証ですね。
切り幅にも多少乱れがあるので噛み心地や喉越しが食べる度に変化します。
そこを狙った打ち方なのかも知れません。蕎麦は必ずしも細く揃って打たなくても美味しく頂けるのですね。少し蕎麦打ちに自信が持てた気もしますが、やはり細打ちが出来てこその崩し打ちなのでしょう。基本は身に付けなければなりません。^^
蕎麦湯がタイミングよく保温性のある焼き物の急須で供されます。
しっかりと濁りのある蕎麦湯でした。
七ヶ宿そば街道のまるいちさん。白石方面からだと一番奥に立地するので不利ですが、山形から入ってくる方々には最初のお店です。接客、味、値段ともに文句なしで良いお店に出会いました。14時頃でもお客が絶えないのはその証です。盛そばのおかわりをする方も何人かいましたね。麺喰いの山形県民かも知れません。山形では蕎麦でもラーメンでもデフォルトで200gを超えるお店がよくありますから。。。^^ 庄内下越の旅7編、お付き合い頂いてありがとうごいました。
山里のそば まるいち
・所在地 :宮城県刈田郡七ヶ宿町字田中道下13-1
・電 話 :0224-37-3327
・営業時間 :11:00~15:00
・定休日 :月曜(12~3月は休業)
・駐車場 :あり
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