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【山形県酒田・鶴岡市 2/7】ミュージアム見学と居酒屋かじか

カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹

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  加茂のくらげ水族館の後は一路北上して酒田に向かいます。その途中の田園風景。。。この景色、いつ見ても心が動きます。山から陽が昇り、海に沈む。冬はどんより雪に覆われますが、なぜか懐かしい。




 最初の目的地は土門拳記念館、別名酒田市写真展示館。よくある補助事業施設の二枚看板。^^
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 あいにくゲリラ豪雨が降り出し、駐車場から離れた写真館まで駆け足。




 作品を見る前に記念館の外観に魅了されます。
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 それもそのはず、ニューヨーク近代美術館も手掛けた著名な建築家谷口吉生さんの設計です。



 当然ながら土門拳の作品は撮影禁止。
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 昭和30年頃の下町の子供たちをリアルに写した作品集に惹かれました。こ汚いのにみんな目が輝いている。今と逆だな。。。


 土門拳は元々画家を目指していたとのこと。写真屋で見習いをしているうちに才覚を発揮しました。後年は脳溢血で体が不自由になりますが、日本中の100近くの寺を巡り、多くの作品を残しています。




 続いて酒田の街中に入り、本間美術館で本間家が収集したコレクションを鑑賞します。
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 本間家は酒田市を中心に栄えた日本最大の地主でした。海運から金融まで手掛け、一大商家となっています。庄内藩の財政も支えています。「本間様には及びもせぬが、せめてなりたやお殿様」という歌もあったほど。




 美術品鑑賞のあとは隣接する本間家別邸静遠閣とその庭園を見学します。
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 静遠閣には庄内藩が奨励した磯釣の竹竿も多数展示してあり、釣り好きの私は大興奮。^^




 静遠閣二階から見下ろす庭園は実に見事。
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 雨のため見えませんでしたが、鳥海山が借景されているそうです。




 庭園内には幅広い流れが巡り、型式の異なる木橋が架けられています。
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 こういう流れのある庭園が子供の頃からの憧れでした。




 橋から見上げた静遠閣
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 明治維新後は迎賓館として利用され、昭和天皇もお泊りになれたそうです。




 さて、今夜の宿は鶴岡駅前のワシントンホテル。その近くの居酒屋さんで晩酌です。
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 かじかという比較的新しいお店。anegoさんのご紹介です。



 
 突き出しのフキのきんぴらでビールカットの日本酒です。^^
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 若いご主人とそのお母さんかなぁ。。。と思われるご婦人で切り盛りされております。



 
 お酒は亀の井酒造さんのくどき上手
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 この銘柄がヒットして一躍有名になりました。落ち着いた味わいと香りのお酒です。




 自家製のざる豆腐
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 豆の香りがして、大変良かったです。このあとが楽しみです。




 根菜類を主体としたサラダ。名付けてこんこんちきサラダ
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 ゴマ風味のドレッシングがかけてありました。太さが絶妙で適度な歯触りが心地よかったです。刻み海苔もこのサラダにはぴったり。




 季節ではありませんが、月山筍の天ぷらです。
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 山椒塩で頂きます。水煮で保存されたものですが、まだ、香りも残っていました。




 水ダコの唐揚げです。
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 水分が多いのでカリッと揚げるのが難しいんですよね。




 こちらはスルメイカを一杯分の天ぷらです。
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 ゲソからエンペラまで楽しめます。



 
 これはコゴミの胡麻和え。
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 これも茹でてから-60℃のディープフリーザーで保存したそうです。たしかに瑞々しい。




 最後に牛すじの煮込み。これ絶品。^^
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 トロントロンで箸でも千切れるくらいです。豆腐はあとから加えたのでしょう。




 今日は走り回ったので、くどき上手300mlですでにポヤポヤしています。庄内下越の旅の初日はこうして終わりを迎えました。明日は鶴岡市内で少し見学をしてから新潟に向かいます。今年の2月も鶴岡の大山新酒・酒蔵まつり関連記事に参ってますが、庄内は置賜や村山ほど雪も多くなく、山形県内では比較的穏やかな気候です。それに海産物に恵まれているのが何よりも有難いのです。


 
 


酒処 かじか


・所在地   :山形県鶴岡市錦町1-24
・電  話   :0235-64-1375
・営業時間  :18:00~22:45
・定休日   :日曜日・年末年始
・駐車場   :あり

2014/09/22(月) 05:00 | trackback(0) | comment(0)
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