あたまっこ牡蠣のお披露目会

カテゴリー: 外食:その他

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 先日、塩竈市のホテルグランドパレスにおいて、浦戸諸島で開発されたあたまっこ牡蠣の試食会が開催されました。あたまっこ牡蠣と言っても耳慣れない言葉ですよね。あたまとは松島湾の牡蠣棚から下げられている牡蠣の上の方を示します。つまり、干潮時に水から出ている時間が長く、厳しい環境となります。ですが、このような環境で育った牡蠣は味が濃縮し、身も締まるのです。




 試食会の開会に当たり、JF宮城浦戸支所の千葉運営委員長からあたまっこ牡蠣の開発苦労談や今後の計画の紹介がありました。
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震災後に採苗した種苗を育て、仕上げたあたまっこ牡蠣は1万5千個。イベントや試食会用の以外の1万個をレストランやオイスターバーに出荷するそうで、量販店には出さないとのこと。今後、3年以内に10万個の生産体制に入るそうです。来賓で来られていた塩竈市長も祝辞の中で、大震災の復興の最中において、このような塩竈の特産品を作られたことに労いの言葉を掛けておられました。




 あたまっこ牡蠣の最大の特徴は河原の石ころのようにツルツルに光る貝殻です。
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 これにはわけがあります。ただ単に牡蠣棚の上部に吊すだけではこのような形状にはなりません。




 通常の牡蠣養殖とはことなり、あたまっこ牡蠣は種ガキの内にバラバラにされます。
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 それらをカゴやネットに入れて、やや高めの棚に配置することで干出・水没の刹那に風波により、お互いが擦れあってあのような貝殻になるのです。ただ、それもどこでも出来るわけではなく、冬の北西風がまともに当たる限られた水域でしか出来ないのです。これは偶然から生まれた結果ですが、実に個性的で魅力的な新しい牡蠣の創出に繋がったのです。




 こちらは蒸し牡蠣を作るコーナーです。
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 早く食べたいですね。お腹も鳴って、口中が洪水です。^^




 比較のために通常の養殖牡蠣も添えられます。小粒の方があたまっこ牡蠣です。
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 食べ比べると一舌瞭然です。通常の牡蠣は柔らかく口の中で崩れていくのに対し、あたまっこ牡蠣はコロッとした食感で、甘味と旨味が濃いですね。転がりながら育つと牡蠣も身が締まるのですね。




 浜のお母さん達が作った牡蠣のチャウダーキッシュ佃煮も抜群の美味しさでした。
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 佃煮が秀逸でしたね。煮締まって歯応えもあるのですが、決して塩辛くはないのです。上手に炊けています。




 グランドパレスさんのお料理も様々頂けました。
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 塩竈はマグロの街ですからね。吟味してあります。グランドパレスは中華も美味しく、五目あんかけ焼きそばがご機嫌の美味さでした。




 でも、やはりあたまっこ牡蠣ですね。
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 この時とばかり、何回もお代わりさせて頂きました。いや、実にうまい。



 
 牡蠣の消費形態も時代とともに変わっていきます。現代の若い世代は牡蠣を家庭で料理することは少なくなっているようです。それにつれて、牡蠣レストランオイスターバーなどで食べるようになり、嗜好品化しているようです。いま、東京をはじめとする都会で流行っているのは日本型オイスターバー。ハーフシェルとワインだけではなく、グリルもあれば、ランチにカキフライ定食もありの洋風牡蠣料理専門店のスタイルです。ここでは、海外、国内各地からの個性ある牡蠣が集まっています。品質も良く、個性の塊のようなあたまっこ牡蠣は近々、オイスターバーの花形になることでしょう。

2014/03/17(月) 05:00 | trackback(0) | comment(4)
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ぺこりん

URL | [ 編集 ] 2014/03/17(月) 12:39:08

うーん、おいしそう!殻がツルツルで扱いやすそうです。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2014/03/17(月) 20:02:38

殻に刺や庇がないので握っても大丈夫なのですが、殻が肥厚しているので生では開けにくいのが難点でしょうか。

あいしゅ

URL | [ 編集 ] 2014/03/18(火) 21:30:28

へ~、初めてお目にかかりました

このような牡蠣もあるんですね

一度は食べてみたいです

普通にご近所のスーパーで買えるんですかね

それとも関さばのようにブランド化して、地元では買えないのかな

サエモン

URL | [ 編集 ] 2014/03/19(水) 22:02:38

 >あいしゅさん

 まだ試験的な出荷なので、一般の流通には乗りません。
でも、このような牡蠣はご家庭で食べるものではないかも知れません。
オイスターバーやレストランで1個500円位になるのでしょう。。。











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