2月8日(土)の朝、バスで山形県鶴岡市に向かってます。この時点では宮城県内の雪も大したことはなく、順調に笹谷峠を越え、山形盆地に入りました。今、男女8名の筋金入りの飲兵衛が大山新酒・酒蔵まつりに参加すべく山形道を西に向かっています。今までと違うのは、今年はお泊まりなのです。一体どんだけ呑むことになるのだろう。。。^^
山形の山々はまるで墨絵のような美しさ。
人造物がなく原始の世界が広がっています。大袈裟か。。。路面も大した圧雪もなく、時間通りにバスは進んで行きます。
バスの中では早くも準備運動という0次会が厳かに始まります。
今回はチャーターバスではないでのコソーリと。。。現地では日本酒攻めに会う予定ですので、今うちにワインをチビチビ。大山新酒・酒蔵祭りも今回で19回目なのですね。
酒蔵巡りが始まるまでにまだ多少時間があるので、毎年、粕汁の振る舞いがあるお漬物の本長さんへと向かいます。
本長商店さんは創業明治41年、今年で106年目を迎えます。初代の本間長右エ門さんが灘(神戸市東灘区)で粕漬けに出会ったことから、この地で地元の酒粕と野菜や山菜で粕漬け屋として開業しました。
現在は粕漬けだけではなく、漬け物全般を製造販売しています。
伝統野菜の漬物も充実しており、温海かぶはもちろん、藤沢かぶ、だだちゃ豆の醤油漬けなんてのもありましたよ。
甘酒や鮭の粕汁もご馳走になりました。本当に太っ腹なお店です。
冷えた体が温められます。皆様、はふはふ食べるのに夢中でしたね。^^
この縄暖簾に見える物体は本長さんの軒下に干してあった小真木大根です。
これでハリハリ漬けが作られていました。青ばた豆も入って酒の肴に最高。もちろん買い込みました。^^
イベント開催までもう少し時間があります。もう1軒、寄り道です。思わず引き込まれた肉の長南さん。
店頭でもつ煮を炊いています。呑兵衛の誘引物質やんか。。。^^
お店の中にも席が用意してあり、もつ煮の他にポテトサラダやコロッケなどを買い集めて酒盛りです。
もつ煮の美味さは想定外でした。さすが肉屋さんですね。名のある豚の白モツをおそらく生から炊いていますね。
さて、この祭りには2つのコースがあります。一つは蔵巡り、もう一つは新酒を楽しむ会です。昨年、蔵巡りに参加したので、今回は新酒を楽しむ会に参加しました。
男女8人が参加したのですが、楽しむ会をチョイスしたのはな・な・なんと、私とanegoさんだけでした。最も太い鉄筋を使った筋金入りの呑兵衛コンビとなりました。この肉食系女子と雑食系男子の結末や如何に。。。(^O^)
テーブルには6人ごとに4合瓶の地酒が4本与えられます。ところが、私たちのテーブルは2名がドタキャンしたらしく4名だけ。^^
オードブルも充実してますよ。味噌漬け豆腐や甘海老の塩辛、焼き鰰や鱚の揚げ物、串カツ、漬物類と呑兵衛心をくすぐります。^^
さあ、試合の開始です。テーブルの上の酒ではだけではなく、周囲のブースで山形県内の地酒も振舞われます。
この闘いは心して望まないと返り討ちに合いそうです。^^
日ごろ飲めないようなお酒も頂きました。
大山では好みの栄光富士にも様々なお酒があります。他の蔵元と合わせて全部で24種類を利き酒できます。蔵巡りコースでは出来ない体験ですが、意識が朦朧としてきました。でも、anegoさんは24種類を制覇すると息巻いています。え”~、このあとどうなるの。。。^^
はっと、気が付いたのは今宵の宿である湯野浜温泉の竹屋ホテルさんの宴席。。。
ここまでの記憶が途切れ途切れですが、宿で二人で大往生していた以外は特に問題はなかったようです。^^ 皆様、鯛の塩焼きにむしゃぶりついておりますね。メール打っているのもいますが。。。
波乱の初日も無事に終えての翌日。。。宿からの日本海は雪で煙っていますがベタ凪。。。が、その頃、、、
宮城では記録的な大雪が降っていたのでした。山形道は閉鎖、交通は大きく乱れます。男女8人山形に孤立か???
バスを11時に予約し、ジタバタしても仕方ないので、庄内観光物産館で時間調整です。
こちらはその名のとおり、庄内の地場産品がズラッと並べてありました。ここでも皆様、お土産の物色です。
恥ずかしながら、私は朝ごはんが食べられませんでした。orz
で、こちらで地元ならではのだだちゃ豆ジェラートにトライしてみました。すると、どうでしょう。。。みるみる、食欲が湧いてきました。^^
そんでもって、店内の休息スペースでの酒盛りに参加します。
ひゃくさんの買ってきた甘海老の唐揚げが地ビールに合う合う。。。^^
心配した帰路ですが、関山峠ルートになったものの、国道は除雪が行き届き、大幅な遅れもなく仙台に到着できました。ただ、仙台の街では救急車が頻繁に走るような凄まじい状況で在来線も止まっていました。山形より物凄い降雪に雪国から帰ってきたはずなのに雪国に来た感じでした。で、電車が動くまで駅ナカで呑み。。。^^
やっと自宅に戻れました。これらは山形で仕込んできた漬け物の数々。。。
山形って工夫の県ですよね。宮城ももっと学ばねば。
その後、朝飯や晩酌で山形の思い出と共に漬け物を楽しんでいます。
長葱の漬け物が秀逸です。これ、自分でも何回も作っているのですが、なかなか満足できる物が出来ません。加熱の仕方に技がありそうです。
いやぁ、実に中身の濃い大山新酒・酒蔵まつりでした。健康のためには酒蔵巡りコースの方が無難かも知れませんね。酒造の現場も見ることができますし、各蔵の方々ともお話が出来ます。それぞれはお好みでのチョイスですが、年々、このイベントも人気が出てきて、事前の申し込みが僅か数分で売り切れるとか。地域を上げたおもてなしが出来るのは大山の素晴らしさですね。宮城でこんなイベント出来るだろうか。。。。
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