【石巻市飯野川】さばだしラーメンで町おこし
カテゴリー: 外食:ラーメン
冬の北上川に強風が吹きまくってます。ここは河口から10Kmも上流ですが、海水が適度に混じり、ヤマトシジミの名産地でした。大震災以来、地盤沈下の影響で海水の影響が強まり、シジミにも影響が出ているようです。ということは、もっと下流はシジミが住めなくなっているのかも。だとすると、アサリへの転換も考えないといけませんね。
さて、本日は気仙沼から石巻へ出張。河北インター付近でお昼になったので、飯野川の食堂へ向かいます。
昭和13年創業の食事処亀鶴(きかく)さんです。なんでもありの昔ながらの食堂ですが、最近、サバだしラーメンが話題となってます。
この地域では昔からサバのアラや節でダシを取る習慣があったとか。それを敢えて前面に押し出してサバだしラーメンで売り出しています。
そういえば、テレビや新聞でも石巻専修大学の学生との共同開発だとか伝えていましたね。きっと若い感覚も盛り込まれているのでしょう。でも、節ならともかく、腐敗の速いサバのアラを昔から内陸部に運んでいたのだろうか。。。
これがサバだしラーメン600円。焦がし葱やガーリックチップスなどなかなか今様のビジュアルです。
スープが透明な塩味です。魚臭さは感じませんが、かなり味が濃く甘味も加えています。具材は煮豚、メンマ、サバの揚げすり身、そして大量の長葱。
麺は石巻人がこよなく愛す低かんすいの細縮れ麺。いわゆる中華楼系の伝統的な麺ですね。
石巻にはこのタイプの麺を使うラーメン屋さんが多いですね。こちらでは石巻産の小麦を使って製麺してもらっているそうです。でも、このスープなら低加水の中細ストレート麺で食べてみたいなぁ。
飯野川のサバだしラーメンはサバの具を乗せることも掟の一つです。
これはサバのすり身を揚げた物ですが、薩摩揚げのような弾力はなく、柔らかい揚げしんじょのようでした。
強風の吹き荒れる寒い日でしたが、正午にはほぼ満席となる大繁盛。近所の方々だけではなく、遠くから来たサラリーマンや営業マン、ラーオタ風の兄ちゃんまであらゆる人種が集っています。単なる田舎の食堂では見られない光景ですね。宣伝効果が功を奏した事例と言えます。飯野川の街にはここ亀鶴さんだけではなく、他に3軒ほどのお店でサバだしラーメンを提供しています。食べ比べも面白そうですね。
食事処 亀鶴
・所在地 :宮城県石巻市相野谷字飯野川町171
・電 話 :0225-62-3381
・営業時間 :11:00~14:00
・定休日 :月曜日
・駐車場 :あり
コメントの投稿