【塩竈市】ブレアマリーナでイタリアンディナー

カテゴリー: 外食:その他

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  東日本大震災から2年と8カ月が経過しましたが、いまだに防潮堤の要不要、高さの見直し等の議論が続いています。以前より防潮堤のあった地域ではあまり反対意見もないようですが、初めて建設する地域では今までないものが海との間に出現することになるのでその抵抗も大きいのでしょう。ですが、今回のような巨大津波は数百年に一度でしょうけど、数mクラスの津波は三陸沿岸においては度々やって来ます。




 江戸時代以降に三陸を襲った津波を列挙しますと次のようになります。
津波間隔

 今回と同程度とみられる400年前の慶長三陸津波以降、大体30~80年間隔で津波がやって来ます。現代人の寿命からすると、誰でも一生に1ないし2回は津波に遭遇することになります。防潮堤なしであれば、この間隔で沿岸の街が被災することになります。この表には大きな津波の数年以内にやって来た余震による津波は除いていますが、やはり同様に被災しています。


 三陸沿岸では海溝型とその連動型の大地震が周期的に起こり、さらに地球の裏側のチリ地震による津波も不定期に到達することは体験済みの世代も多いはずです。表中の2011年東日本大震災の直近の海溝型地震による大津波は1933年昭和三陸津波で間隔年数は78年ですが、その間に1960年チリ津波が入りましたので間隔は51年になります。半世紀も生きてきますと50年なんてそんなに長くは感じられません。この後の余生でもう一度津波を体験するかも知れない恐怖感さえあります。




 さて、話変わって、1階部分が被災した塩竈の海の玄関口、マリンゲートにやって来ました。
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 気仙沼でいえば、同じく被災して取り壊されたエースポートに相当します。遊覧船や巡航船の発着所であり、地場産品の販売所やレストランも入っています。




 その一つにイタリアンのブレアマリーナさんがあります。塩釜港が一望できる素晴らしいロケーションです。
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 気軽にピッツァやパスタを楽しむのによく利用しますが、今回はディナーのコースを食べにやって来ました。




 テーブルにはウェルカムディッシュがあり、なかなかのホスピタリティーを感じました。
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 予約をしますと、こんな対応もしてくれるのですね。これって、チューブのチョコレートで書いているのですよね。パンにでも付けて利用したいです。^^



 
 対岸の東塩釜方面のトワイライトを眺めています。
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 遠く仙石線の列車が光りの矢になって走って行きます。シオーモは夜になると結構、素敵な街だったんだぁ。^^




 これはアンティパストミスト(前菜盛合)一人前。
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 カポナータ、サーモンカルパッチョ、プロシュート、何かのパテ、鴨のスモークにルッコラが添えられています。手前のソースはバルサミコを煮詰めた物のように記憶しています。




 インサラータはテーブルの横にワゴンを着けて作ってくれました。
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 クラッシュアイスの上に置いたボールを回しながら、フレッシュな野菜やドレッシングを和えて行きます。スピニングボールサラダというやつですね。これもなかなか気の利いた演出です。



 
 妻はプリモに宮城県産森林鶏とナスのスパゲッティを選択。
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 パスタはフレスカ(生麺)なのでモッチモチの食感です。ナスがちょっとギシギシした歯触りだったかな。




 こちらは私のクリーム系のフィットチーネにしました。もちろんこれもフレスカです。
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 これもコクがあって秀逸です。パスタはスパゲッティ・リングイーネ・フェットチーネから選択できます。



 
 さて、メインとなるセコンドは妻が宮城県産伊達ざくらポークのグリル、マルサラソースを選びました。  Blair12.jpg
 イタリア産の甘口ワイン、マルサラ酒のソースです。照り焼きソースにも共通する美味さです。




 私のセコンドは、ちょっと珍しいアブラボウズのグリルです。良い日に当たりました。
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 アブラボウズはギンタラの仲間の深海魚。私は平気ですが、脂質が多く含まれるので人によっては食べ過ぎると腹を下します。その配慮か、私にとっては切り身が小さすぎですね。こちらのナスもちょっと、ギシギシ。油の使い方が今一ですね。




 最後に、エスプレッソとともにドルチェですが、メインを一つ選ぶとジェラートやフルーツが付いてくるのです。
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 皿にもプチアートが施されています。充実のデザートに大満足。




 ブレアマリーナさんでの初めてのディナーコースItaliano Completo(3000円)でしたが、料理、ホスピタリティー共々満足のいくものでした。何品かは選択の際に追加料金が発生しましたが、まず、リーズナブルと言えましょう。
 

 この日はアブラボウズも食べることが出来てラッキーでした。アブラボウズはその美味しさから、よくクエ(アラ)に偽装されることがあり、5年ほど前、世を騒がせたことは記憶に新しいと思います。あの当時、食品の偽装不正表示があれほど問題となったのに、昨今、また、多くのレストランやデパートで不正な表示が次々と明らかになっています。


 車エビだと思って食べるから、それなりを料金を支払って食べているのに、ブラックタイガーだったら消費者はその思い出までも踏みにじられたことになります。確かにブラックタイガーの天ぷらやバナメイのチリソースでは趣がありません。でも、ブラックタイガーにはウシエビという和名がありますし、バナメイも決して美味しくないわけではありませんので、銀むつ(マジェランアイナメ)や沖ぶり(シルバー)のようにそれなりの和名や商品名を付けて統一すれば済むことです。


 とにかく、消費者を優良誤認(より上位の物と思わせる)させて、不適切な値段を取るのは景表法違反であり、長年やって来たなら立派な犯罪です。この業界から悪しき慣習を撤廃してもらいたいものです。

 

 
  

トラットリアブレアマリーナ


・所在地   :宮城県塩竈市港町1-4-1 マリンゲート塩釜2F
・電 話   :022-361-6132
・営業時間  :11:00~22:00
・定休日   :無休
・駐車場   :共用あり

2013/11/18(月) 00:00 | trackback(0) | comment(4)
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ぺこりん

URL | [ 編集 ] 2013/11/18(月) 12:41:44

あぶらぼうず、たしか回転寿司の塩釜港で結構食べたことがあるような気がします。
市場では車エビ、どうしても使わないといけないところが買占めていて、ないそうです。今まで偽装してたところどんだけ多いの?って思いました。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2013/11/18(月) 22:32:24

 ぺこりんさん

 塩釜港さんは、もともと石巻の出身ですから、沖合底引きが水揚げする石巻魚市場に精通しているのでしょう。ですから、アブラボウズも仕入れる機会が多いのでしょうね。

 最近になって、クルマエビの献立を減らしたり、逆にクルマエビの仕入れを急増させている料理屋さんは偽装の後始末に追われている証ですね。^^

 これからは正直にウシエビやバナメイで行きましょう。消費者もそれを受け入れて、様々なエビの美味しさを楽しんでもらいたいですね。^^

つるちゃん

URL | [ 編集 ] 2013/11/19(火) 14:54:18

いつも行くスーパーで、よく購入した海老は以前は「ベトナム産バナメイ」と表示してありました。
一連の偽装事件後は、「ベトナム産小エビ」の表示に。
私は、堂々とバナメイ海老を買っていたのに、表示を隠す理由は?と、
少々嫌な気分になりました。
バナメイ海老と表示すると売れなくなると思ってなのでしょうかねぇ。
普通のスーパーで車海老を買う主婦って、居ないと思うのですが(笑

サエモン

URL | [ 編集 ] 2013/11/19(火) 21:33:45

 >つるちゃん

 ご無沙汰してました。
不思議ですね。偽装事件以降、バナメイをベトナム産小エビとする
意図がわかりません。もしかすると、バナメイでもないエビだったのかも
知れませんね。(・_・;)

 美味しいエビなら和名を付けるように業界が努力して普及させる
べきです。下心があるから偽装して儲けを増やそうという動きになって
しまうのでしょうね。 (-.-)











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