海の幸の餡かけ豆腐です
カテゴリー: 料理:農産加工品
中華料理の食材に干し貝柱と干し海老がありますよね。干すことにより生鮮では出せない奥深い味わいが醸し出されるのですが、家庭ではちょっと高いし、面倒なのでそうそう使われるものではありません。もちろん、生のホタテやエビを使ってもそれなりに美味しい料理は出来ますし、具材としても活かされますので現実的です。今回は生のホタテとエビを使って旨味を引き出し、それを豆腐に染ませた餡かけ豆腐を作ってみます。
メイン食材はもちろん豆腐です。木綿でも絹ごしでもお好きな方をどうぞ。あとはホタテの貝柱と殻付き無頭エビ(バナメイS)、フノリ、オクラ、青葱、卵です。
貝柱とエビは解凍物でも構いません。調味料は麺つゆ、醤油、藻塩にとろみ付けに片栗粉を用意します。
我が家の豆腐は青木商店のをあいコープから購入しています。今日は二人分で半丁使います。
青木商店の青ばた豆腐はそのままでも食べられるくらい美味しいですよ。
まず最初にダシパックで2カップの和ダシを作ります。その中でホタテの貝柱を煮崩していきます。
牛乳のように白濁しますが、エキスが溶け出しているのです。ホタテが充分こなれましたら、エビを殻ごと放り込み、熱が完全に通る直前で引き上げます。エビは冷めたら殻を剥いておきます。これで、ホタテの旨みとエビの香りが付いたスープが取れました。
スープに麺つゆ、醤油、藻塩でやや濃い目に調味します。豆腐から水が出るからです。
このスープで豆腐をじっくり弱火で炊いていきます。10分ほど炊きましたら、そのまま火を止めて一旦味を染ませます。
再度、点火してスープを煮立たさせたら、豆腐を取り出して器に盛ります。
スープにオクラ、水で戻したフノリ、茹でエビを加え、直ちに水溶き片栗粉でとろみを付け、溶き卵を箸で細長く流し入れます。卵が固まったら出来上がりです。
器の豆腐に海鮮餡を回しかけて青葱の細々を降って出来上がりです。
ホタテは旨味を出すために多少犠牲になってますが、エビはくれぐれも加熱し過ぎないように気を付けましょう。銀餡の方が具材が綺麗に見えるかも知れませんが、豆腐には醤油味がよく合います。今回は時間に追われて作ったので、写真も少なく、盛り付けにキレがないですね。御免なさい。m(..)m
梅雨が晴れるまでは肌寒い日もあります。そんな時に作ってみたい惣菜です。今が旬のみちのくのアサリで作っても美味しそうです。その場合、酒蒸しして殻から身を外し、鍋底に溜まったエキスを伸ばしてスープにして、最後に身を戻すと、ふっくらとしたままで頂けますよ。豆腐のように素直な食材には美味しいダシを染ませてあげたいですよね。^^
コメントの投稿