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【南三陸町】懐かしの京極そば

カテゴリー: 外食:蕎麦

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  大震災から3度目の夏を迎えようとしている南三陸町志津川の街。今は残っている建物もほとんどなく果てしなく続く草むらのような状態。保存か撤去か、町民の中でも揺れ動く防災対策庁舎の赤い鉄骨が遠くからでも目に入ってきます。この42名が犠牲となった庁舎の前には多くの献花が供えられ、観光バスも跡を絶ちません。



 若い頃、3年間過ごした志津川の街。あの街並みが今でも瞼に浮かびます。キラキラ丼はまだありませんでしたが、美味しいものが多い街でした。皆さん勉強熱心で技術レベルが高いのです。どの店もハズレた例がないのです。偶然にも震災のひと月前、久々に志津川を訪れ、町並みを撮影し、海鮮丼を食べていました(関連記事)。




 すっかり有名になった南三陸さんさん商店街。被災したお店の方々が集まって仮設店舗での営業を再開しました。
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 平日のランチタイムでもかなり賑わっています。最近は修学旅行の生徒も見かけるようになりました。




 志津川といえば、魚貝類やラーメンも美味しいのですが、非常に個性的な日本蕎麦屋さんがあるのです。
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 そのお店は京極さんといいます。八幡川に近い南町にありましたが、津波で跡形もなくなりました。頑固な職人であった二代目も店とともに帰らぬ人となりました。現在はこの仮設店舗で三代目が店を継いでいます。




 このような商品のディスプレーは二代目だったら有り得なかったでしょう。
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 今は観光客も多く、ひと目で商品のイメージとその値段を伝えて安心感を持たせることが必要ですね。創業昭和3年の蕎麦屋だけでは若い人は警戒します。それにセットメニューも豊富で1000円以内で食べられることを伝えているのも的を得た宣伝ですね。




 本日はざるそば半海老天丼のセット1000円です。
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 普通盛りですが、麺量も多く、相当食べ応えがありそうです。昔はよく天ざるを頂きましたね。懐かしい。



 
 この京極さんには大きな二つの特徴があります。まずはこの天ぷら三代目もしっかり受け継いでいます。
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 決してカリッとは揚がっていないのです。ふんわりもったりとした厚めの衣なのです。初めて京極さんでこれを食べた時、職人気質の主人がなぜこのようなフリッターみたいなものを出すのだろうと疑問でした。蕎麦屋の天ぷらといえば江戸前のカリッと軽い衣と決めつけていたからです。ところが、何回か食べ付けるとこのボリューム感に慣れてくるのです。若かったし、一食で満足感も得たかったしね。徹底的にこだわる二代目が行き着いた衣がこれだったんでしょう。




 続いて、不思議なのがこの蕎麦。以前ほどではないにしろ、うっすらと緑色掛かっています。
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 新蕎麦であれば、このようなこともあるのですが、年中なので、茶そばなのかと思ってしまいます。



 
 さらに不思議なのは、この透明感。更科粉ではあるまいし。。。だったら、もっと白くて角も立つほど硬いはずです。
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 口に含むともっと謎が深まります。目を瞑って味わうと。。。まるで、ざる中華。柔らかめの多加水麺のようで、クニュクニュとした食感です。条件反射でしょうか、ほんのりとかん水のような香りすら鼻腔が感じ始めています。




 そばつゆで甘ったるくなった口をそば湯で洗い流します。
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 いつ食べても不思議なそばです。江戸前のそば通だったら、これを蕎麦と呼ぶことを許さないかも知れません。でも、これはこれで、また、食べたく魅力を持っているのです。このそばはここでしか食べることができない京極そばというジャンルなのです。




 初めて食べた三代目京極そば。私が志津川で働いていた時はまだ、調理を任されていなかったでっしょう。そばの緑色が少し薄くなったかなと感じた以外は二代目との違いを見つけることが出来ませんでした。もったり衣の天ぷらも昔のまんま。既成概念に縛られていると、この天ぷらも認めることができないかも知れません。ここは京極なのです。京極そば京極天ぷらを食べたくて、また、やって来てしまう不思議なお店なのです。^^



 そば処京極


・所在地   :宮城県本吉郡南三陸町志津川字御前下59-1(さんさん商店街)
・電 話   :0226-46-2004
・営業時間  :11:00~17:00
・定休日   :不定休
・駐車場   :あり

2013/06/27(木) 05:00 | trackback(0) | comment(0)
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