【気仙沼市】住宅地の天麩羅店丸子
カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹
以前、ご紹介した塩竈の隠れ中国飯店仙台屋食堂埠頭売店さんほどではありませんが、気仙沼で住宅地と田んぼに挟まれた不思議な場所にある天麩羅屋さんを見つけました。こちらのお店も立地条件としては決して良いとは思えませんが、昨年オープンしたようです。地元の方に伺ったら、元々、魚市場裏の弁天町で営んでいましたが、津波で壊滅し、この地に再建したそうです。それならば、是非、利用させてもらいたいですね。
そのお店は天麩羅丸子さんと言いまして、大川添いの四反田という田んぼの隅にあります。
田んぼの隅でもあり、住宅地の端っこでもあります。大川添いの道からは田んぼ越しに見えるのですが、ぐるっと一回りしませんと辿り着けません。^^
新築したばかりの住宅風な佇まいですが、控えめな看板と暖簾で飲食店であることがわかります。
まるで他所様のお宅にお呼ばれされているような雰囲気です。天麩羅専門店で呑み会なんて幸せです。^^
で、席に着くと。。。。え”~っ、ほとんどの料理がすでに配膳されています。ここは民宿でしょうか。
しかも、天麩羅を看板にしているのに、もう卓上に出されている。。。。せめて天麩羅は揚げ立てを食べたいなぁ。気を取り直して、料理全体を眺めてみると相当ボリュームがありますね。食べ切れるかなぁ。。。
こちらは先付けの厚焼きとチキンロールに、小鉢はシメジの胡桃和え。
先付けは既製品っぽいのですが、胡桃和えは上品なお味で良い出来です。
酢の物には海の幸が3種、茶碗蒸しは具沢山でした。
茶碗蒸しはまだほんのり温かい、速攻で食べてしまいます。
向付けはお造り3点盛り、羹(あつもの)にはフカヒレの乗ったしんじょだったと記憶しています。
お造りはハマチ、メバチ、スポットシュリンプで適量です。ただ、羹は熱くなかったなぁ。
残念なのは天麩羅。ネタは大きな海老に掻き揚げ、野菜などでボリュームもありますが、如何せん冷たい。
天麩羅屋さんなのですから、せめて天麩羅だけはあとから揚げ立てを出してほしかった。
鍋は固形アルコールで加熱するので兎も角、炊いてある釜飯が最初の方に出てくるのは、もう締めに取り掛かるようで意気消沈。
釜飯もアルコール加熱で炊き立てを食べさせる旅館があったなぁ。出来るはずだけど。この釜飯、ウニやカニの身が沢山入っていて温かければ素晴らしいご馳走なのに。。。
そんな文句もお酒が入ればすっかり忘れ、上機嫌になっていきます。
こちらではお酒が大体定価の1.5倍位で良心的。気仙沼の銘酒を呑み倒していきます。
ここで本当の締めにデザートを頂きます。
この粽(ちまき)のような物の中は、なんとビックリ葛餅にカスタードクリームが鋳込んでありました。この取り合わせにはちょっと感激。市販品でしょうか。
天麩羅丸子さんの料理の出し方に文句を付けてしましましたが、全ての料理が出そろうと女性の従業員の方々が姿を消し、男子一人が対応始めます。何となく、事情が見えてきたような気がします。夜遅くまでパートさんを雇えないないのではないでしょうか。
こちらに移って日も浅く、夜の部にこのような宴会はそうそうないのでしょう。おそらく、食事を目的としたお客が多く、20人近い人数の宴会には、まだこのような対応しか出来ないのかも知れません。
いずれにしましても、今回の5000円の料理は食べ切れませんでしたから、中高年は3000~4000円で十分でしょう。それにお酒では儲けるつもりはないようで、4合瓶が格安です。そういう意味でよく頑張っておられますので、食べ支えてあげる必要がありますね。
天麩羅丸子
・所在地 :宮城県気仙沼市四反田46-1
・電 話 :0226-22-0055
・営業時間 :11:30~14:00/17:00~22:00
・定休日 :不定休
・駐車場 :あり
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