非常食に最適。。モンゴルの草香麺??
カテゴリー: 料理:麺類
この焼き麺は何でしょう。上海炒麺のようでもあり、具沢山のソーミンチャンプルーにも見えますね。これは料理教室七ツ森の浅野先生から頂いた内モンゴルの草香麺とういう乾麺で作っています。驚いたことにこの乾麺、茹でる必要がないのです。これ、大震災の直後にあったら助かったなぁ~。。今後のためにも常備しておく価値大の乾麺ですよ。非常時おたすけ箱(後述します)にも是非入れてもらいたいですね。
この草香麺、内モンゴルで作られたものだそうです。
青葉区の株式会社ユームさんが輸入販売しております。裸オート麦が主成分で添加物は一切ありません。長期保存に耐え、栄養価が高いのも非常食に適しています。
麺は非常に細く、上質な素麺くらいでしょうか。
色合いからしますと冷麺を連想させますが、そば粉は使われていないのでアレルギーが心配な方でも大丈夫。1袋にたっぷり200g入っていますので、非常時には3~4人で食べられます。水だけで戻り、冬でも1時間、夏なら30分で食べられます。
もちろんお湯を使えば、6分ほどで戻りますが、茹でてはなりません。浸すだけです。
時々、麺同士がくっ付かないように箸で掻き混ぜます。その後、冷水に放ち、よく洗って引き締めます。
今日は草香麺をビビムネンミョン비빔냉면風に試してみます。ビビムは混ぜる、ネンミョンは冷麺のことですね。
ビビムネンミョンは汁なしの冷麺で、最初にタデギ다데기と呼ばれる専用の冷麺ダレを作ります。作り方は自己流ですが、コチュジャンに大蒜、生姜、玉葱などの擂りおろしと長葱の微塵切り、擂り胡麻などをよく混ぜ合わせ、醤油、林檎ジュース、胡麻油を加えて掻き混ぜます。すぐにも使えますが、前もって作り、数日、熟成させた方が美味しくなります。
冷麺ダレを水で締めた麺にかけて、ビビンネンミョン風草香麺の完成です。
具材は即席大根キムチ(帯状に切った大根に塩をしてしんなりさせ、酢と砂糖に昆布を加えた液に漬けたもの:夏ならキュウリも使う)と水菜、茹で卵、コールドビーフ(茹で牛)です。
ビビムネンミョンですから、当然、掻き混ぜて頂きます。
この草香麺、お湯だとすぐに戻るのですが、水で一旦締めますとなかなか伸びませんね。
冷麺ほどの弾力はありませんが、小麦の麺とも異なる独特の噛み応えです。
タデギともよく馴染んで、これはこれで美味しいですね。非常時でも水で戻してすぐにレトルトの麺ダレで混ぜ合わせれば食べられますね。麺ダレの種類も数種類あると気分も明るくなりそうです。なんとか、麺ダレとセットで販売してくれませんかねぇ。
水で戻せる草香麺と麺ダレのセットは暖かい季節の被災時には良さそうですが、冬はかえって体温を下げます。何とか少量の水と火だけ確保できれば、温かい麺料理を作りたいものです。
そこで、戻した草香麺を有り合わせの野菜や肉と炒めてみました。
震災後、都市ガスはなかなか復旧しませんでしたが、キャンプ用や卓上用のガスコロンは大活躍しました。炒め物は貴重な飲料水を減らさなくて済みますので、よく作って食べてましたね(震災直後の食生活)。今回の味付けは醤油とナンプラー、オイスターソースを使いましたが、非常時はソースがあると便利ですね。
寒いシーズンの被災時にこんな炒麺が食べられたら心も温まります。
これもレトルト調味具材とセットで保存できたらありがたいのですが。
水で締めた草香麺ですが、炒めることにより少し柔らかくなって食べやすくなりました。
知らずに食べればソーミンチャンプルーと思ってしまうでしょう。これにも他にカレー味やソース味の炒めダレバリエーションがあると便利でしょうね。
ところで、現在、石巻のマリンプロさんが被災時に一人が3日間サバイバルできる非常時おたすけ箱を販売しています。
献立もちょっと豪華です。レトルト食品だけではなく、飲料水や衛生用品、簡易トイレ(この箱が丈夫で便器になります)も付いています。本当にこれがあの時あったら、落ち込んだ気持ちも少しは明るくなったでしょね。これに是非、レトルト具材ダレ付きの水で戻せる草香麺を入れて頂きたいと思います。 よろしくお願い致します。
草香麺(200g×8袋)¥3,000(税込)
http://www.yumen.biz/recipe.html
非常時おたすけ箱(一人3日分)¥8,400(税込)
http://www.koyogroup.net/marinepro/otasukebox/index.html
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