三陸海の幸(冬編)料理教室第2弾@旭が丘

カテゴリー: 料理:買い魚

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  被災地の生産物は震災後に供給のブランクがあったため、顧客が他の仕入れパイプを作ってしまったものもあり、それが復興のネックになっている場合があります。特に加工品では顕著で国内の他産地や海外からの取り寄せに置き換わっています。もう生産が再開したものはちゃんと元のように買ってもらいたいものです。被災地の産物を買い支えて、ご支援願います。今日は名残冬の味覚をご紹介します。もう陸上はなのですが、海の冬は最低水温期を迎える2月~3月になります。



 前回の美里町での教室に続きまして、三陸海の幸料理教室を3月9日に旭ヶ丘の料理教室七ツ森さんで開催致しました。
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 夏のギンザケ特集以来、こちらでの開催は2回目となります。まだ、新築してから2年でピッカピカです。




 開会に先立ちまして、まめ房の青木さんが挽き立て淹れ立てのコーヒーを振る舞って下さいました。
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 青木さんはお店が忙しいのにコーヒー豆と道具を携えて私のプレゼンを聴きに来て下さいました。ご馳走様、そしてありがとうございました。




 調理実習に入る前に1時間ほどPPプレゼンをさせて頂きました。
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 内容は今回の調理実習で作る料理の蘊蓄と使いますか、水産物の資源生態や食材としての特性及び塩竈の藻塩のPRと製塩の歴史などのご紹介です。




 本日はこちらの4品を作って頂きます。
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 献立は以下の通りですが、レシピは美里町の教室の記事(こちら)でご覧下さい。  

  汁 物  藻塩を使った塩竈汁
  
  刺 身  ホタテガイの刺身漁師風
  
  揚げ物  カキフライを柚子ポン酢おろしと藻塩で
  
  御 飯  三陸ビビンバ 冬バージョン




 まずは塩竈汁のサンマを3枚におろしてもらいます。
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初めての方からプロの方まで様々な方がお集まりです。お互い教えつ、教えられつで助かります。サンマは味噌や生姜、長葱とともに叩き合わせ、つなぎに卵と片栗粉を入れてます。これを調味した昆布ダシに落としてつみれにします。




 塩竈汁には真鱈の切り身と豆腐も入り、最後に長葱を放って火を止めます。
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 味付けは塩竈の藻塩と日本酒だけです。塩竈汁なので潮仕立てです。




 みなさま、ホタテガイの殻開けに苦戦しておられます。
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 専用ヘラを貝殻の内側に沿って差し入れ、貝柱が少しでも殻に残らないよう慎重に取り組んで頂きました。女性にはかなり力の要る仕事に感じたはずです。でも、これで殻付きホタテの刺身を家族に食べさせてあげることが出来ますね。




 ヒモや真子白子も丁寧に掃除して、殻に盛り込みます。
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 貝柱は片側の殻に付いたままです。これに醤油を垂らしながら、スプーンで掻き取って食べ進むのです。筋肉を横断するようには切っていませんので、抜群の食感が楽しめるのです。




 続いて、カキフライも順調に揚げ終わりました。
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 これをタルタルやソースではなく、ポン酢おろしと塩竈の藻塩で味わって頂きます。カキ本来の旨さが感じられるはずです。




 続いて、三陸ビビンパの盛り付けです。盛り付けは楽しい仕事ですよね。
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 昆布と焼いた魚の骨や皮で取ったダシで炊いたご飯にメカブトロロやギンザケのほぐし身、イカ素麺などを盛り込んでいきます。




 南三陸のキラキラ丼のようにイクラを散らしてゴージャスに仕上げます。
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ビビンパと名付けていますが、モデルとなっているのは新潟の五郎飯こちら)です。納豆の代わりに海の納豆、メカブトロロを使っています。




 さあ、食卓に並べて頂きましょう。
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 皆さんお疲れ様でした。お腹一杯召し上がって下さい。




 完成品のラインナップ。何度も出てきてすみません。^^
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 いつ食べても、活ホタテの美味しさは筆舌に尽くし難いですねぇ。白身の魚なら翌日の方が熟成して旨味が出てくるのですが、貝類は活きていても甘味が口の中に広がります。カキフライもちゃんとポン酢おろしと塩竈の藻塩で召し上がって頂きました。タルタルの旨さやソースのスパイスに隠されていたカキ本来の風味を感じられたはずです。




 三陸ビビンパは綺麗な海鮮丼に見えてもコンセプトは五郎飯ですから、混ぜ混ぜして頂きます。
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 バラバラの具材をメカブがねっとりとまとめてくれるので食べやすいのです。箸の場合は、どうしてもワシワシになってしまいますので、スプーンやレンゲで食べた方がスマートです。




 こちらの教室の食器は大和町の陶芸家の方に焼いてもらったものなのです。
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 浅野先生のこだわりが随所に見られる教室でした。普段のレッスンはこちらでご覧下さい。




 今回で三陸海の幸(冬編)料理教室は終了し、初夏に向けてメニュー開発に取り組みます。四季折々の海の幸をなるべく持ち味を活かした料理・食べ方でご紹介していきます。この料理教室、被災地復興促進の一助になればとボランティアで続けております。週末に日帰りできる範囲であれば、どこへでも駆け付けますのでお気軽にお問い合わせ下さい。5~6人から20名まで対応可能です。


 受講生のお一人が、実に見事なレポートをアップされております。ぜひ、そちらもご覧下さいませ。

  三陸海の幸を学ぶ@料理教室七ツ森(おとしぶみ) 


 
 今回、真剣に取り組む皆様の表情がとても素敵だったので、ぼかしませんでしたが、もし支障がある場合はコメントもしくはご連絡下さい。すぐに訂正いたします。




 料理教室七ツ森
 http://cooknut.net/


・所在地    :仙台市青葉区旭ケ丘2-38-9(地下鉄旭ヶ丘駅より徒歩8分)
・電 話    :022-718-7260
・カリキュラム  :上記HPで確認
・駐車場    :あり(4台)

2013/03/18(月) 05:00 | trackback(0) | comment(5)
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とあ

URL | [ 編集 ] 2013/03/18(月) 09:26:20

こんにちは~(^^)
おお、いいですね。料理教室
うらやましい
どれも美味しそうです
食器も素敵です(^^)

サエモン

URL | [ 編集 ] 2013/03/18(月) 20:28:33

 >とあさん
 
 いつもどうも。m(..)m
料理教室は楽しいですねぇ。勉強した後は
ご馳走が待ってますからね。^^

 

Norika

URL | [ 編集 ] 2013/05/02(木) 15:25:29

サイモンさん、ようやく遊びに来ることが出来ました。

七つ森の浅野さんに一度ご挨拶させていただいたことがあり、
また今回の料理教室もお知らせを受けていて、
行きたいなぁ―と思いつつ、
他の仕事の兼ね合いで諦めたのでした。

本当にとてもおいしそうですねー。
次回、機会がありましたら是非参加させてください。
そしてお魚のこと色々教えて下さい!!!

サエモン

URL | [ 編集 ] 2013/05/02(木) 15:53:58

 >Norikaさま

 昨晩はお疲れ様でした。
いつものように呑み過ぎて最後は大虎になって
しまいました。被災地の養殖生産物は種目によって
その復興状況にかなり差があります。

 ギンザケは翌年には60%位まで復興しましたが、
顧客を輸入サーモン類に取られてしまいました。少しでも
売れるようにと、このような料理教室を行ってます。

 また、初夏にも計画しておりますので、是非、
いらして下さいませ。FBの方へもご挨拶入れておきました。
あちらではMidoriさんたちとイタリアの話題で盛り上がっています。
文さんから招待してもらいますので、是非、どうぞ。

サエモン2

URL | [ 編集 ] 2013/07/09(火) 21:00:10

 >昆野さま

 料理教室のご要望ありがとうございます。
出来る限り対応させて頂きたいと思います。

 メールでご連絡させて頂こうと思ったのですが、
単身赴任中に付き、モバイル対応なので返信できない
ようです。

 恐れ入りますが、もう一度シークレットで
お電話番号とご都合のよろしいお時間をお知らせ
下さい。こちらから電話かけさせて頂きます。












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