【気仙沼市】福よし第二弾 カウンター攻撃^^
カテゴリー: 外食:居酒屋・割烹
先週、ぶんたろうさんが仕事で気仙沼を訪れました。彼のために最高の魚料理をと考えて、福よしさんの囲炉裏前カウンターを予約しました。福よしさんは知る人ぞ知る日本一の焼き魚居酒屋で美味しんぼにも登場しています。炎が上がる炭火で焼いたここの焼き魚をたべたら人生が変わりますよ。^^ 海辺にある福よしさんは一昨年の大震災で被災しましたが、昨年夏に見事、再建を果たしました。
17時45分、本日は一番乗りでした。まだ、炭火も稚魚期です。^^
炭火の周りのドーナッツ状のものは滴る脂を受けるプールで水が貼ってあります。
こちらの献立は実にシンプルです。
焼き魚はキチジ、サンマ、ホッケ、カレイの4種類のみ。値段は書いてませんが、キチジ以外は安心です。^^ 初めての方にはお任せコース3000円からをお薦めします。
で、とりあえず、3000円のコース。
生ビールと突き出しの金平牛蒡。マダラの卵で煎ってあります。牛蒡の掻き方が実に繊細。
これは福よし名物イカのふみそ(腑味噌)焼き。塩辛ではありませんので生では食べられません。
焙烙で焼きながら、自分の好みの焼き具合で楽しめます。熱を加えても硬くならないところに仕事を感じます。トロットロで濃厚、これは堪りません。
お造り盛り合わせは鮮度抜群。気仙沼名物のメカ刺が主役ですね。
ホタテもホッキも活ものの食感、甘味も溢れます。
お酒は男山の福よし。
気仙沼の蔵元、男山本店のオリジナルラベルですね。店主の村上健一さんのサインも見えます。すっきりしていて、魚にぴったりの呑み口です。
大粒の牡蠣フライ。
牡蠣もまだ、復興途上。収獲も終盤戦だけに仕入れが大変でしょうね。貴重な牡蠣を心して味わいます。
いよいよ、炭火が熾って焼き方開始。縞ホッケのフォークダンスやぁ~。^^
縞ホッケは標準和名でキタノホッケと言います。ホッケ(真ホッケ)より、味が劣ると言う方もおりますが、焼き方の差の方が大きいと思います。自家製の串の刺してある四角い厚紙はドーナッツ状の脂受けに脂を流す工夫です。
油で揚げたように表面はカリカリ。
太い背骨まで平気で食べられるのですから、尋常ではありません。
それでも、肉はふんわり、肉汁が溢れ出ます。
本当に毎回、感動します。焼き魚はかくあるべし。
おや、囲炉裏の中で焼き魚の横綱、キチジがスタンばってます。
残念ながら私たちのではありません。キチジは1尾でもコースのお値段より高いのです。前回、みんなでシェアして頂きましたが、まさに夢心地の味わいでした。
〆には具だくさんの豚汁が出されました。
料理はどれもボリュームがありますので、この豚汁もきつかったです。3000円のコースでも、十分な満足感を得られます。
はるばる塩釜からやってきたぶんたろうさんとの至福のひと時、魚談義から慶長遣欧使節団の話題に移り、イタリアとの交流について熱く語り合いました。宮城はイタリアのローマ県と友好関係を結んでおります。慶長遣欧使節団の派遣からちょうど400年(慶弔18年=1613年)経った今、さらなる交流を深めたいと思います。で、気付いたら、Miyaghese(ミヤゲーゼ)の会に入れられていました。^^
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