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比内地鳥を満喫 縁ENISHI

カテゴリー: 外食:焼鳥焼肉・ホルモン

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  この鶏は、皆さま、ご存知の比内地鶏ですが、比内鶏比内地鳥の違いを知っている方は案外少ないものです。比内鶏は秋田県北部の比内地方で古くから飼われてきた鶏ですが、純粋な日本地鶏であることから、1942(昭和17)年に国の天然記念物に指定されてしまいました。従って、自由に食べることが出来なくなってしまったのです。



 そうなると、どうしても食べたくなるのが人の性で、他の品種とのハイブリッドを食用にしたのです。元々、肉量が少なかった比内鶏にアメリカ産のロードアイランドレッドを掛け合わせて、味がよく肉量もある比内地鳥が生産できるようになりました。現在、品質の統一化を図るために飼料や飼育方法にも基準を定め、昔ながらの放し飼いで生産しています。




 本日は比内地鳥を堪能するために、専門店の縁ENISHIさんを訪れます。今宵はイベントの前夜祭です。盛岡からちょろりさん夫妻も駆け付けてくれまして久々に旧交を温めます。 
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  鶏料理屋さんとは思えないシックでアーバンなエントランス。




 店内もステーキハウスのような食空間。ワインが合いそうですが、日本酒の品揃えもハンパなし。
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 こちらでは比内町の契約養鶏者から、丸鶏で仕入れて捌いているそうです。




 突出しはキノコともってのほかの浸し物でした。
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 写真を撮り忘れましたが、ビールのグラスの薄さにビックリ。乾杯したら割れるのではないかと心配でした。皆さん明日は早いので、本日は軽く大人呑みにしましょうねと約束しています。^^




 これがさんのスペシャリテ、比内地鳥のお造り盛り合わせです。
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 手前から時計回りで、レバー、砂肝、ハツ(心臓)、胸肉です。鮮度に自信がなければできない技です。鶏の刺身は宮崎で食べた地頭鶏(じとっこ)以来です。レバーの濃厚で芳醇な味に驚かされます。ハツの刺身は初めてでしたが、独特の食感ではまりそう。




 今日は焼酎を原液でやってます。もちろん、チェイサーは必須アイテムです。
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  熊本県人吉の鳥飼、米焼酎ですが豊かな吟醸香があります。にはでとの遊び心もあってのコレクションでしょうか。




 さぁ、比内地鶏を焼いてもらいましょう。まずはハツからです。小さな白い心房の部分も面白い食感。
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  これは手間のかかる仕事ですね。ハツは中に血の塊が残るので、裂いて取り除かなければなりません。これだけで何羽分の心臓でしょう。^^




 これはボンボチですね。じゅわっと脂が沁み出します。
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 ボンボチはボンジリとかテールとも呼ばれる尾羽の付け根です。これも丁寧に丸鶏から切り出されたのですね。




 

 みんなは美味しそうに各種の地酒を楽しんでいます。
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 宮城の地酒のコレクションも多く、他所の県の方をお連れしても満足されそう。




 絶品なのはこれ、鶏皮です。串打ちの妙にも惚れ惚れ。
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 これは最初に味を付けて煮てあるみたいですね。実に繊細な仕事が施されています。




 糖質制限を続けていますので控えていましたが、とうとう我慢できず1杯。^^
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 滋賀県の冨田酒造の七本槍、地元の山田錦で醸したひやおろしです。やはり、まじめに造った日本酒は美味いなぁ。




 さらに大好きなワインにも手を出してしまいました。地中海に面したフランスのラングドック地域のワインです。
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 POULET PERE & FILS(プーレ・ペール・エ・フィス)のエチケットにはのマークが見えますね。やはりに拘ったコレクションのようです。でも、このワインはさっぱりとして焼き鳥の合間のリセットに最適。


 


 明日は早いので今日は大人呑みにしようねと言った舌の根も乾かぬうちに二次会に繰り出します。会場は錦町公園近くのNOTEさんです。

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 フランスやイタリアの自然派ワインと炭火焼きにこだわったビストロです。もうすっかりワインモード。こりゃ明日は二日酔い必至だなぁ。^^




 写真もこの後ほとんどない。唯一、チーズやサラミの盛り合せが写っていました。
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 一体どのくらいワインを呑んだのでしょう。完全に記憶がありません。




 後でわかったのですが、大名マークさんだけは一次会でご帰宅なされ、立派に大人呑みを実行されたようです。見習わないといけませんね。要するに酒量が上がるに連れて意思が脆くも崩れ去るのですから、その前に呑むスピードを制御しなければいけません。でも、一生掛かっても出来そうもないなぁ。^^




縁 YENISHI

・所在地   :仙台市青葉区一番町3-8-1 ラベルヴィビル3F
・電 話   :022-266-0603
・営業時間  :17:30~24:00
・定休日   :日曜日
・駐車場   :なし(周辺に有料あり)




NOTE ノート 

・所在地   :仙台市青葉区本町2-17-2 1F
・電 話   :050-5796-2322
・営業時間 
     ランチ  火~金 11:30~15:00
                   土・日・祝 12:00~15:00
     ティー  日・祝 14:00~18:00
     ディナー 火~土 18:00~24:00
                    日・祝 18:00~22:00
・定休日   :月曜日
・駐車場   :なし(周辺に有料あり) 

2012/11/15(木) 05:00 | trackback(0) | comment(6)
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とあ

URL | [ 編集 ] 2012/11/15(木) 09:58:12

うわーーーーーっ美味しそうっ
比内地鶏か~、食べてみたいな

ところで「もってのほか」ってなんですか?(^_^;)

ぺこりん

URL | [ 編集 ] 2012/11/15(木) 12:44:07

うすはりグラスですね。ビールがおいしいって言うんですけど、私はダメですね(^ ^)なんかグラス持ってるのに持ってないみたいで緊張しちゃってゆっくり飲めません。すばらしい日本の技術だとは思いますけど。
レバーはかなり脂肪肝になってますね(^ ^)よだれがでそうです。白レバーもおいしいですけど、縄文黒軍鶏だったかな?これと対極な体脂肪率低そうなきりっとしたレバ刺しを食べたことがあるんですが、それもアリだなって思いました。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2012/11/15(木) 22:16:36

 >とあさん

 はい、比内地鶏は美味しかったです。
平飼いですし、餌も吟味されてますからね。

 もってのほかは食用菊のみちのくで方言です。^^

サエモン

URL | [ 編集 ] 2012/11/15(木) 22:19:05

 >ぺこりんさん

 そうそう、そのうすはり。私も存在感のない食器は
あまり好きにはなれない方なので磁器より陶器の方に
惹かれます。

 レバ刺の好みは、マグロの赤身かトロか、と似てますね。
健康なレバーの美味しさとフォアグラのような脂肪肝の
コッテリ感、これも好みが分かれます。

 比内地鶏のレバーは確かに白っぽいですが、平飼いですし、
そんなにファッティーではなかったですよ。

lucky

URL | [ 編集 ] 2012/11/17(土) 10:03:20

魅力的なお店!
鶏肉大好きです。って大概何でも大好きですが・・・。
焼き鳥は、焼酎、日本酒、ワイン、どんなお酒でも合いそうですね。
あぁ食べたくなってきました^^
最後の写真もそそられますな~。
ワインとチーズ。激しく好きです。そして呑み過ぎます(汗

七本槍、美味しいですよね!
母の実家が彦根市ですので、滋賀県には馴染み深く、このお酒も時々飲みます。
なんだか自分が褒められたような様に嬉しいです♪

サエモン

URL | [ 編集 ] 2012/11/20(火) 20:43:48

 >luckyさん

 好いでしょうぉ。^^
焼き鳥バーでもないし、鶏料理屋でもない
不思議な感覚なんです。

 NOTEさんも今、仙台で注目のワイン処です。
ワインがぶ飲み派には有り難い存在です。

 な、なんと、彦根の血を受け継がれていたのですね。
んでは、鮒寿司や本モロコ、湖鮎の味も親しまれて
いたのでしょうね。私にとって憧憬の味です。












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