体脂肪燃焼体質改善実験始動【準備編】
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なんか中国のスローガンのようなタイトルになってしまいましたが、要するに体脂肪を燃やすための人体実験をやってみましたということです。「なんだ、ダイエットか、だったら、3年程前にトライして挫折したんじゃなかったっけ。」と常連さんから突っ込まれそうなので弁明させて頂きます(関連記事)。
その当時はお医者様から血圧を下げるために体重を3Kg減らせとのご指導を頂きまして取り組みました。その結果、2.5Kg減で平衡状態となり、動きが長期間止ってしまいました。その後、韓国出張などもあって増減を繰り返し、なんだかんだしているうちに東日本大震災に見舞われ、体重どころではなくなったまま現在に至っております。今は徒歩通勤と体を動かす仕事も多いので健康には問題ないのですが、先日、たまたま、面白いダイエット法を知り、その原理や実践方法に惹かれてしまいました。
アメリカではさんざん実践されて賛否両論があるアトキンス式ダイエットです。ケトン体ダイエットとも言われていますね。原理は以下のようになります。詳しくはこちらのサイトが参考になりました。
通常、動物は摂取した炭水化物を糖質に分解して運動エネルギーにしています。それらに余剰が出来ると肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄えるのですが、許容量を超えると今度は中性脂肪として脂肪細胞に蓄えるようになって太ります。そこで、炭水化物の摂取を絶つとエネルギーの素である血糖が低下するので、代わりに細胞内の脂肪が分解されてできるケトン体をエネルギーにするようになるというもの。
つまり、脂肪が燃焼されやすい体にするために一時的に炭水化物摂取を制限するらしいのですが、その期間は2週間。しかも、炭水化物以外の食品は制限する必要がなく、空腹は感じないで済むとのこと。今さら、体重はどうでもよいのですが、人間の体ってハイブリッドカーみたいに燃料を切り替えられるという点に強い関心を持ちました。温帯以北に生息する動物は秋に脂肪を貯め込んで、食料の乏しい冬を乗り切るのですから、これは生物としての基本的な機能なのでしょう。
この脂肪燃焼機能が自分にもまだあるのか? 切り替わる時の体調や精神状態はどうなっているのか? ということに最も関心があります。血糖からケトン体という異なる物質がエネルギーになるわけですから体にも何か変化があるはずです。これは、自分の体で実験して体感するしかないと思い立ち、2週間だけ炭水化物を可能な限り制限してみることにしました。ただ、残暑の厳しい時期に実践して、体調不調で倒れたら皆様に迷惑をお掛けするので、暑さが峠を過ぎるのを待っていました。
以前の減量時にはご飯にコンニャクを混ぜ込んでかさ増しをしましたが、今回はご飯も食べられません。
ご飯だけではなく、麺類もパンもコナモンもです。これは辛い2週間になりそうです。せめて麺類だけは食べたいなぁ。世の中にはコンニャク麺(マンナン麺)などという物があるらしいのですが、たかが2週間、だったらこれで良いでしょう。
しらたき って、コンニャクの麺ですよね。麺類が食べたくなったらこれで我慢しましょう。
本格的な実験に入る前に代替麺である しらたき料理を少し開発しておきます。しらたきも色々種類がありますが、出来るだけ細くて柔らかい物が食べやすそうですね。しらたきはつゆ絡みが悪いので美味しいスープで少し煮込む必要があります。しらたき料理は事前にたっぷりのお湯で茹でて、臭みを完全に取っておくことが重要です。
しらたき を美味しく食べるためのスープは鶏手羽で作ることにしました。
手羽5本を生姜の薄切りとともに中火で煮出していきます。後の応用を考えて、ニンニクや胡椒は入れず、シンプルな味にしておきます。1時間近く炊きますと白濁した白湯スープが出来上がりますので自然塩で調味します。
手羽の骨を外し、ほぐした肉をスープに戻します。これを冷蔵庫で保存します。
手羽は骨から旨味が取れるのと、長時間煮込んだ肉も硬くならず、具材として使えるので重宝しています。なお、このスープは冷めればゼラチンにより固まり、脂も表面で白く固まりますので掻き取ってしまいます。
試作品第1号、しらたきチャンプルーです。手羽スープを固まったまま大さじ山盛り2杯加えました。
ゴーヤと卵も加えて栄養のバランスにも心を配ります。
これはしらたきの白湯煮込みです。周囲を青梗菜で囲んでいます。
手羽スープでじっくり煮込み、しらたきに旨味を染ませます。スープをたっぷり使って汁麺にしてもよいでしょう。
しらたきの白湯煮込みを冷蔵庫で冷やしますと、トロリとした冷やし白湯麺のようになります。
これ朝ご飯の代用になる可能性大ですね。ひんやりして食欲のない時でも喉を通りそう。
アトキンス式ダイエットは極端に炭水化物を制限しますので、2週間経過したら徐々に摂取を始めるのですが、目標体重を維持できる量で止めることになります。従って、2週間で体重が目標体重以下にならなければ脂肪燃焼につながらなかったことになります。今回は体重を減らすことより、脂肪が燃料として使われる状態の体を体感するのが目標なのですが、結果として体重が減らなければこの実験も失敗でしょう。
厳密にこのダイエットを実践する場合、アルコールも禁止なのですが、これは無理なので通常どおり呑みます。^^これで、体重に変化がなかったら炭水化物制限より禁酒の法が効果的なダイエットである可能性が出てきます。また、解説書には運動もするとより効果的とされていますが、これではどちらの効果か判定できません。
従って、今回の実験は以下の条件で2週間取り組みます。
① 禁酒はしない。
気休めですが、焼酎、ウイスキー、ワインなどの糖質の少ないものにしておきます。
② 運動はしない。
今までどおりに生活し、運動による効果を取り除いて、炭水化物制限の効果を判定します。
③ ビタミンは服用します。
これも気休めですが、以前から時々服用していたビタミンBミックスを1日2錠。
日頃、夜はあまりご飯を食べないので、ご飯を我慢することは出来そうですが、素麺や蕎麦、パスタやラーメンを食べられないのは相当の苦痛です。その代替えとして、今回の しらたき料理を事前に考え出しておきました。明日からいよいよ実験開始です。脂肪燃焼を感じ取ることが出来るでしょうか。大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2012のレポートの途中に時々、状況報告させて頂きます。
ただ、極端な低インシュリンダイエットは弊害も多いとのこと。栄養バランスを崩して脂肪を燃焼させるため、長く続けると腸内細菌相を変化させたり、ふらつきが出たりもするらしいのです。特に日本人は長い間、炭水化物を主食として生活してきたので、それを絶つと何が起こるかわかりません。もし、体調不調に陥った場合は2週間を待たずして、中止することもありますのでご了承下さい。^^
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