ヨーグルトでカプレーゼ3品
カテゴリー: 料理:肉・卵・乳
9月に入っても菜園のトマトは採れ続けています。あまり広くはないので、もう、秋冬野菜に切り替えないといけないのですが、次々とトマトが取れるので引き抜く決断が出来ずにいます。バジルも猛暑でかなりダメージを受けましたが、まだまだ元気です。ポモドーロ(トマト)とバジリコとくれば、言わずと知れたカプレーゼですね。ポモドーロの赤、バジリコの緑、モッツァレラの白がイタリア国旗のトリコロールになっていることから、イタリアで人気のインサラータです。
カプレーゼをこんな感じにカクテル風に盛り付けても洒落ています。これですとプチトマトが使えます。
実はこのカプレーゼのモッツァレラはダミーなのです。一体何から作った思いますか。
正体はこれ、プレーンヨーグルトでした。これを徹底的に脱水してチーズのように作りかえます。
強い力で絞りますので丈夫な布でヨーグルトを包んで下さい。450gのプレーンヨーグルトを一箱分、布に空けます。絞り込みながら、水分を出していきます。この水分はホエー(乳清)と言って、栄養価が高いのでドリンクにしたり、スープに入れて飲んでいます。絞ってもホエーがでなくなりましたら、元を太い輪ゴムで止めておきます。
このヨーグルトのテルテル坊主を乾いたタオルに包んで上から重しを掛けます。
私はプラ容器に入れた釣りの錘を使いますが、1Kg以上あれば石でも結構です。1時間程おいて、また絞り、タオルを替えてを2回程繰り返しますと下の写真のように呆れるくらい小さくなります。そうです。プレーンヨーグルトは水分が88%(重量比)もありますので、一箱分が小さめの鶏卵くらいまでになってしまいます。
脱水を完了したモッツァレラもどきを回収して形を整えてから濃い塩水を塗し、ラップに包んで寝かせます。
この間にトマトやバジリコなどを用意しましょう。
まずは定番のカプレーゼ。薄切りにしたモッツァレラもどきとトマト、バジルを交互に挟んで、塩胡椒を振り、EXヴァージンを垂らします。
残念ながらモッツァレラもどきには本物のような弾力はありません。かなり硬めのクリームチーズのような感じです。ナイフにくっつき付きやすいのでオイルを塗ってから切り分けます。
こんなのも可愛いですよね。プチトマトをくり抜いて中にモッツァレラもどきを詰めてみました。
バジルは擂り潰して塩とともにEXヴァージンに混ぜ込んだソースも垂らしてみました。パーティーの前菜なんかにもヨサゲですね。
そして冒頭にも紹介しましたカクテル風のカプレーゼです。
プチトマトやダイスに切ったトマトと同じサイズに切ったモッツァレラもどきを盛り込みます。冷えたビアンコをチビチビやりながら突くのに良い感じ。食欲増進のスターターとなってくれるでしょう。
最近、その効能が見直されているトマト。ビタミン類が豊富なのは想像に難くありませんが、リコピンやムチンが老化も抑えるらしいのです。
そう言えば、ト〇美ちゃんとかいうダイエット食品もあるくらいでトマトは体には良さそうですね。 そのためかどうかわかりませんが、先日の特殊勤務者健康診断で何年かぶりに肺活量を測定した時、5,000mlを軽く超えていました。検査された先生もこの年齢では相当珍しいと絶滅危惧種を見つけたように驚いていました。年齢別平均肺活量を調べてみると20歳代をピークに衰えるのですが、その20歳代すらもぶっちぎりで超えてました。^^ これも年中トマト食べているからだろうか・・・。
今回のモッツアレラもどきはヨーグルトが硬めのクリームチーズ状に変身しますので食卓の話題としては面白いでしょう。ただ、重量で15%程に目減りしますので、若干抵抗もあるのですが、ヨーグルトとクリームチーズの価格を比較しますと何となく納得できます。
脱水する前に塩を加えた方が水分も出やすく、味も均一に馴染むような気がします。単純に考えれば、ヨーグルト一箱450gをモッツアレラの1%程度の塩味にするには、4.5gの塩を加えておけばよいことになります。でも、これはまだ試していませんので、後日実験しておきましょう。
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