【気仙沼市】壱萬館の気仙沼らぁめん
カテゴリー: 外食:ラーメン
このラーメン、どこかで見たような気がしませんか? 上品な極細麺、フレッシュな青菜、海苔こそ乗っていませんが、ちばき屋さんのラーメンを思い起こさせます。よく見ますと大きなワンタンも一つ乗ってますね。よく煮込んだ巻バラ煮豚も期待できそうです。最近、珍しいナルトも脳裏に天才バカボンのテーマソングが流れそうですね。^^ このラーメン、魚の香りが立ち昇りますが、一体どこの作品でしょう。
このお店は気仙沼の松岩を過ぎて市街地へ降り始める高台にあります壱萬館さんです。
この一帯は津波の被災から逃れました。坂を下った市街地では昨年の今頃まで再開できない店も多くありました。壱萬館さんの外観はラーメン店というより海辺のパーラーか、個人経営のファミレスのような感じです。^^
休日の開店と同時に入ったので一番乗り。でも、カウンターに案内されました。
その後、お店を出るまで他のお客は2人。時間帯よっては好きな所に座らせても良さそうです。きっと真面目な店員さんなのでしょう。ただ、頼みもしないのに持ってくる灰皿。風貌が風貌なのでそう見られても仕方ないのですが・・・。^^
こちらは様々なご当地ラーメンを商品化されています。地元のラーメン店が連携してリリースしている気仙沼らぁめん。基本はサンマ出汁です。
気仙沼ラーメンにつきましてはこちらの記事をご覧下さい。取り決めではサンマの香味油を使うことになっていますが、こちらではサンマの煮干しを使っています。松竹梅がありますが、まずは基本の梅でお試しです。
冒頭でちばき屋さんを思い起こすと書きましたが、実際、気仙沼ラーメンのプロデュースにはちばき屋の千葉憲二さんが関わっています。
青菜はカイワレ大根ではなく水菜ですが、この緑が全体を爽やかに演出しています。デフォでも煮卵とワンタンは乗ってきます。煮豚も大きく、トッピングで表面が埋め尽くされます。
サンマ出汁と並んでこの大きなワンタンにもサンマのすり身が入っています。
ワンタンが標準で乗るのは壱萬館さんの特徴です。サンマの煮干しと書いてありましたが、焼き干しのような香ばしさも感じます。
ちばき屋さんのような極細麺。縮れも適度についてスープ絡みの配慮が感じられます。
低加水麺ならではの麺の張りと粉感が麺の存在感も高めます。
気仙沼町おこしの一環として創生された気仙沼ラーメンですが、コンセプトは同じでも店により個性は出てきます。それらを食べ比べてみるのも気仙沼巡りの楽しみの一つです。気仙沼魚市場も早々応急復旧し、昨年からサンマの水揚げが始まっています。特産のサンマの風味豊かな気仙沼ラーメン、是非食べに来てけらいん。^^
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