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隆生丸のセロリサラダに一工夫

カテゴリー: 料理:野菜・果物

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 庭のスイレンが咲きました。 昨年は咲かなかったためか、一際大輪に見えます。震災後、錦鯉に変わって池の住人になった金魚たちも祝福してくれているようです。^^







 話がガラッと変わりまして、この料理は先日、仙台浅草の隆生丸さんで頂いたセロリのしゃきしゃきサラダです。(関連記事
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 セロリの根元だけをスライサーではなく、包丁で丹念に千切りにしてますので、口当たりが滑らかです。セロリをこのような形で料理するのは親方の卓見ですね。早速、自宅でもこれを再現してみたくなり、セロリを買ってきました。でも、単なる模倣ではありません。サエモン流に一工夫させて頂きます。




 セロリと言えばイカが出会いの物です。よく中華でも炒め合わせたりしますね。そこでボイルしたスルメイカを加えてみます。
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 ボイルイカ以外の材料は大きめのセロリ。写真のセロリはやや小さめで切るのに難儀しました。あとはお好みの夏野菜ですが、彩りを考えて赤パプリカ、プチトマト、キュウリ、オクラなどを揃えました。ドレッシングは詳しく伺いませんでしたが、ミルキーなフレンチ系のようでした。今回はマヨネーズヨーグルトを混ぜ合わせ、豆乳で伸ばしてクレージーソルトと芥子、ほんの少々のおろしニンニクで味を調えました。




 まずは隆生丸の親方に教わったとおり、セロリの根元を6~7cm程に切って、さらに薄く削ぐように切っていきます。ですので大きなセロリの方が扱いが楽です。
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 菜切り包丁ではなく、Solingen(ゾーリンゲン)の牛刀で切ってますが、何とか上手く行ってます。よく見ると、傷だらけですね。ちゃんと手入れしないと。^^




 セロリの根元が薄く切れましたら、今度はそれらをきちんと重ねて千切りにしていきます。
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 よく切れる包丁でないと断面が光りません。家庭ではセロリ上部の細い茎も利用しましょう。奇麗な千切りにはなりませんが、量を稼げます。




 何とか切り終わったセロリです。多少幅広いところもありますが、ご愛嬌。水に晒してシャキッとさせています。
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 包丁はよく研いでから使いましたので、切り口はピカピカ光ってくれました。




 千切りセロリはこのように盛り付けました。山の中にもボイルイカが忍ばせてあります。
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 パプリカも盛り込んだのですが、裏側になってしまいました。ドレッシングは卓上でかけたいと思います。




 隆生丸セロリサラダを中心にした休日のブランチです。
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 呑みたい衝動を抑えて、温和しくご飯を食べるのです。^^




 大好きなツボダイの干物。皮も美味しく頂きます。
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 添え物にイタリア原産のビーツのピクルスです。薬膳料理教室の堀先生から頂いた物を漬け込みました。



 夏になると食べたくなるお葛かけも作りました。
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 乾し椎茸のダシを利かせて、野菜の細々を煮込みます。葛粉を切らしていたので、片栗粉でとろみを付けました。




 ヨーグルトとマヨネーズをベースにした特製ドレッシングをかけて頂きます。
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 親方のドレッシングの方がさっぱりしていましたね。呑んでいる時にはあの味の方が合うのでしょう。




 今回のテーマはセロリイカ。最高のマッチングです。
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 特にエンペラの細切りとセロリの歯触りがよく合います。シャッキリ感とモチシコ感が口を喜ばせてくれますよ。^^





 隆生丸親方考案セロリのサラダ、私なりに出会いのイカを加えて変化を付けてみました。細く切ったボイルイカと千切りセロリの相性は抜群です。特にエンペラとの組合せはベストマッチだと思います。このイカセロリサラダ、100円増しで出してくれないかなぁ。^^



 それにしてもセロリを大根のケンのように千切りにするという手間を加えることで、今までにないセロリの食感を発見した親方はやはり奇才の持ち主ですね。また、勉強に通いましょう。 

2012/08/28(火) 05:00 | trackback(0) | comment(8)
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とあ

URL | [ 編集 ] 2012/08/28(火) 10:54:43

こんにちは(^^)
セロリってスープに入れるかスティックで
バリバリ食べることが多いですね~
あとは荒く千切りにして「いかくん」と
混ぜて食べます

ここまで薄く細くするとずいぶん食感も
違ってきますよね~(^^)おいしそうっっっ

anego

URL | [ 編集 ] 2012/08/29(水) 10:10:37

ヘルシーなランチですね~。奥様がうらやますぃです^^
ビーツのピクルス、最初「赤カブ?」と思っちゃいました。

イカセロリサラダ・・親方に頼んでみようかな。
余談ですが、隆生丸のセロリサラダがきっかけで先日久々に包丁を研ぎました。

ぺこりん

URL | [ 編集 ] 2012/08/29(水) 12:18:29

私も包丁研がなきゃって思いました!まだ研いでませんけど(^ ^;)

サエモン

URL | [ 編集 ] 2012/08/29(水) 22:07:02

 >とあさん

 この意外性が新しい料理創製の踏み台
なんでしょうね。大根だっておろしを
作り出した方は偉大な業績ですし、その
お陰で様々なおろし料理に発展してい
ますよね。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2012/08/29(水) 22:15:06

  >anegoさん

 お陰様であのサラダと久々に対面できました。
初対面だとセロリでこう来るかぁ、、という感動が
ありますよね。

 イカセロリ、、、しかもエンペラだけの新商品は
お願いしたいですね。流行ると隆正丸のイカ焼きは
エンペラなしになるかも。。。^^

サエモン

URL | [ 編集 ] 2012/08/29(水) 22:24:18

 >ぺこりんさん

 私は出刃包丁や刺身包丁は使う度に研いでますが、
菜っ切り兼用のステンレスの牛刀はセラミックの
棒状砥石で時々スリスリするだけです。でも、ちょっと
コツがいるんですけどね。

つるちゃん

URL | [ 編集 ] 2012/09/01(土) 10:59:47

セロリとイカクンの酢の物は、よく作ります。
が、こんなにセロリがキレイに切れてませんねぇ。

包丁の切れ味って大事なんですね。
ピカピカのセロリに「ほぅ~!」ってため息でました。
根生姜の千切りをしたときに、毛羽立ってキレイに切れなかったことが
あります。あれは、包丁が切れなかったんだ、、、と、今さら思いました。

いつもためになるお話、ありがとうございます。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2012/09/01(土) 15:27:05

 >つるちゃんさん

 コメントありがとうございます。
ご夫婦で居酒屋経営なんて、じつに魅力的です。
でも、我が家がやったら厨房内で喧嘩になるでしょう。^^

 このサラダ、、、アイディアですよねぇ~。セロリの
このような食感って誰も知らないでしょうね。隆生丸の
若親方には勉強させられます。

 また来仙の折には是非暖簾をくぐってみて下さい。











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