七ツ森の肉厚しいたけ
カテゴリー: 料理:山菜・筍・茸
この素晴らしいプロポーションを見て下さい。実にグラマーなしいたけでしょう。こういうしいたけはあまり手を掛けず持ち味を活かして料理したいですね。しいたけと言えば、路地の原木栽培物が憎むべき原発事故により出荷できなくなりました。もちろん、ほだ木を変えて室内で育てれば原木栽培も可能でしょう。
それに現在、市販されている菌床栽培物は全く問題はありません。神経質にキノコ類を避けていることは栄養面でも偏りが生じます。さらに被災地の復興も遅らせます。是非、食べて被災地や風評被害で苦しむ産地を助けて下さい。
このしいたけは、先日の料理教室の際に浅野先生から頂いたものです。
先生のご出身地、大和町の七ツ森の菌床しいたけです。料理教室でも最後にこのしいたけをご馳走して下さいました。
今日は先生に習った料理法で楽しみます。
ホットプレートに軸を取ったしいたけを引っくり返して並べ、上にクッキングペーパーを被せます。これにより熱効率を高め、水分が飛び過ぎるの防いでくれます。
決して裏返さず、待つこと10分。しいたけから旨味のエキスが味じみ出た頃が食べ時です。
クッキングペーパーにより水蒸気もこもり、エキスの蒸発も抑えてくれます。
シンプルな味付けにしますので調味料も吟味します。こちらは薬膳料理教室の堀先生に頂いた手作り海水塩と天然醸造醤油です。
海水塩は新潟県村上市の笹川流れの海水を15時間煮詰めて作られました。笹川流れは延長11kmに及ぶ奇岩の間を流れる潮流のことです。一方、天然醸造醤油は福島県喜多方市の若喜商店のもので会津産の大豆と小麦、それに自然塩だけで2年かけて醸造されました。添加物は一切使っていません。
まずは海水塩で試します。
ダイレクトにしいたけの旨味が感じられます。弾力のある肉を噛むほどに鼻腔にしいたけの香りが広がります。
続いて天然醸造醤油で頂きます。
醤油の旨味と香りが加わって、しいたけをマイルドな味わいにしてくれます。どちらも優劣付け難い味わいです。
やはり、しいたけだけでは淋しいので国産牛のステーキも焼いています。^^
今年、5月から独り暮らしになった母親を自宅に招いたのですが、お土産にステーキ用の牛肉を持って来てくれました。パワフルだろう。^^ これも自然塩と天然醸造醤油で味わいました。
お酒もこれまた堀先生から頂いた珍しい空芯菜の焼酎とサルナシ酒さるのさけ。完全に頂き物生活しています。^^
空芯菜の焼酎は大地の味がします。メーカーは福島県郡山市の笹の川酒造です。一方、さるのさけは福島県平田村の若清水酒造です。これは日本のキウイと言われるサルナシの実を日本酒に漬け込んでエキスを抽出したものです。少し甘めなので炭酸で割ると佳い具合です。
皆様、我が家の食生活にご支援頂き感謝申し上げます。お陰様で日頃味わえないような食品で食生活が豊かになってます。持つべきものは食関係の仕事をする知人ですね。食を通じて知り合った皆様は素晴らしい方ばかりです。^^
おまけですが、最近、魚を煮る時の落し蓋にもキッチンペーパーやクッキングペーパーを使っています。煮汁を少し減らせますし、洗い物も一つ減りますので助かってます。
ペーパーには蒸気が溜まらないように所々に穴を開けるようにして下さい。以前からアルミフォイルを落とし蓋に使うのは何か生理的に受け付けられないものがありました。
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