じっくり炒めてオニグラスープ

カテゴリー: 料理:野菜・果物

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 寒さも底をついたとはいえ、まだまだ寒い日も続きそうですね。釣りに出かける気力もなく、寒い休日には引き籠もって料理を作って過ごしています。も寒いのでお金をかけず、手間暇だけをかけて美味しくて心身ともに暖まる料理づくりに励んでいます。^^  このコンセプトにぴったりな料理の一つにオニオングラタンスープがあります。玉葱をひたすら炒めて作るスープなのですが、その味わいは実にゴージャスです。


 

 オニオングラタンスープ Onion Gratin Soupって、フランス生まれなのにこれって英語ですよね。アメリカ経由で入ってきたからでしょうか。そこで、このスープに相当するフランス語を探索したところ、 Soupe à l'oignon gratinée(スープ・ア・ロニオン・グラチネ)が最も多くヒットしました。これでは、なかなか馴染めませんね。なるほど、日本にはオニオングラタンスープ、通称オニグラスープが定着したわけです。では、さっそく、火傷しそうなくらいあっつ熱なオニグラスープを作ってみましょう。

 

 


 

 

 

 

 材料は身近にある物ばかりです。主役の玉葱にフランスパンとナチュラルチーズ、それに粉末のスープと塩胡椒です。玉葱は小1個で一人分です。
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玉葱を炒めるのにバターかサラダオイル少々も用意します。仕上げにパセリの微塵切りがあった方が見栄えがいいですね。

 

 

 


 

 

 

 

 玉葱は薄くスライスして行きます。刻む前の玉葱をよく見ると芯の部分がえぐり取られているでしょ。皮を剥く前に包丁のかかとで掘るように取っています。こうしますと、後の扱いが楽なのです。
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玉葱は炒める過程で相当縮みますので、そんなに薄く切ることはありません。今日は三人前のスープを作る予定ですが、他の料理用に炒め玉葱を多め(5個分)に作っています。時間が掛かるので、少量作るのは不経済なのです。^^ 量が多い時はフライパンより、断然中華鍋ですね。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 左より炒め始めてから15分間隔で撮影したものです。だいたい45分も炒めれば、褐色に色付いています。
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 形も崩れて粘りが出てくればもう十分です。玉葱が信じられないくらいに甘くなっていますよ。

 

 

 

 

 


 

 

 

 左の写真は炒めて30分後に半量を取り出した物と45分炒めた物との色の比較をしています。茶色に炒められた玉葱にカップ3杯分のスープを加えて、塩胡椒で味を調えます。
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実は30分炒めた時点で半量を取り出したのは、別の料理に使うためです。その料理は次の記事でご紹介いたしますね。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 調味したスープを耐熱カップに注ぎ、カリカリに焼いたフランスパンを敷き詰めます。さらに、その上にナチュラルチーズをこんもり乗せます。
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フランスパンはチーズを沈めないためのフローターの役目もあります。パンを乗せたら数分おいて、スープをじっくり吸わせましょう。その後、チーズを乗せたら、オーブンで200℃15分ほど焼き上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 チーズがトロトロになりましたら、あっつ熱のうちに食卓に運びましょう。乾燥パセリをパラリと振っています。
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後方に見えてますのが、炒め玉葱を使ったもう一つの料理です。これの作り方は次の記事で紹介しますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 トロトロのチーズとスープを吸ったフワフワのフランスパン。これがオニグラスープの醍醐味です。火傷しないように頂きましょう。
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玉葱の甘さがものすごく強いです。チープな材料ばっかりなのにこんなに美味しいご馳走になるのは玉葱の潜在能力なんですね。^^

 

 

 

 

 

 

  寒い休日、小一時間玉葱を炒めるのはある意味贅沢な時間の使い方かも知れませんね。日頃、時間単位で追われるように仕事しているのに実に優雅な時間の流れです。速く炒めてしまおうと火を強めると焦げてしまいますので、弱火でひたすら気長に掻き回し続けます。根性で耐えるではなく、無心で玉葱の変化を楽しむというスタンスで行きましょう。^^ 山登りと同じで完成の暁には幸せ一杯になれますよ。さて、30分炒めた時点で半量を取り分けた炒め玉葱ですが、これを使ったプロバンスのご機嫌なピッツァを作ってみたいと思います。申し訳ありませんが、長くなりますので次の記事でご紹介いたします。

 

 


 

 

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2010/02/16(火) 05:00 | trackback(0) | comment(4)
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風写

URL | [ 編集 ] 2010/02/16(火) 06:24:08

ドイツでもポピュラーなので、ドイツ料理かと思ってました。
ドイツ語だとツヴィーベルズッペ。
ハンガリー発祥のグーラッシュズッペと並んで大好きでした。

たびんドイツではこんなにこって造らないと思いますが、考えてみるとドイツのスープはヘビーです、津軽や庄内と同じでしょうか。

ちょろり

URL | [ 編集 ] 2010/02/16(火) 09:03:45

オニオングラタンスープ、
初めてのお店でメニューに載っていればオーダーします!
美味しかったらリピート確実~。

加えるスープは牛のコンソメですか?
でもスープ作るのは結構難しいですね。^^;

奥に見えるのは「ピサラディエール」かな。
日本ではそれほどポピュラーじゃないけど私は大好きです。
庄内人さんも、これだったらブラックオリーブが外せないことは納得できると思いますよ。^^

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/02/16(火) 21:17:12

  風写さん お帰りなさい。

 相当、呑み続けたようですね。^^
楽しい酒は不思議と残りませんよね。

 スープと煮込み料理は連続的でそれぞれの
領域は国によって呼び方が違うようです。
コンソメからイタリアのミネストラやフランスのカスレ
まで区切りがないくらいに色々な汁料理が存在します。
日本で言えば、沖縄の中身汁から壽哲廸の煮込み
までの変化と似ていますね。

 津軽や庄内といえば、じゃっぱ汁やどんがら汁が有名ですが、
あれらは潮汁と味噌煮込みの中間にあり、それらがシリーズで
ラインナップされれば、食文化としての成熟期を迎えるのでしょうね。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/02/16(火) 21:19:41

  ちょろりさん  ご無沙汰です。

 オニグラは手間こそかかりますが、技術的には
シンプル。だらこそ、店ごとの工夫が反映されやすいの
でしょうね。

 今回は市販のコンソメで本来のフォンドボー由来の物では
ありません。そこまでやると、二日がかりになりますよ。^^

 ピサラディエール、、、さすがですね。ご推察のとおりです。
次の記事でコートダジュールの懐古とともに私流の作り方を
ご紹介いたします。












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