【塩竈市】しおがまイケ麺オリンピック ②
カテゴリー: 外食:蕎麦
JR仙石線本塩釜駅前から始まりますが、前記事に引き続き、しおがまイケ麺オリンピックの第2弾です。塩竈市内の麺処2店舗で麺類を食べてスタンプをもらうと抽選所でクジが引けるという趣向です。これは復興支援への感謝セールとのことですが、前記事でお見せしたようにかつての駅前闇市や居酒屋横丁はすっかり更地の状態でした。社(やしろ)と魚のまち塩竈は今後、一体どのように再生するのでしょう。水族館の建設も計画されているようですが、中途半端な水族館は赤字の種です。造るのなら規模の大きさよりテーマに独創性がある個性的な水族館が望まれます。
さて、駅前から神社まで歩き回って腹をこなし、2軒目の暖簾を潜ります。こちらは塩竈一の夜の街、尾島町にあります手打ちそばの角萬さんです。
4階建てのビルで格式の高い料理屋さんのようですが、意外と良心的な蕎麦屋さんです。1階は駐車場への導入路と小さなエントランスで初めてですとちょっと戸惑います。
暖簾を潜るといきなり階段ですが、その脇に和歌が出迎えてくれます。塩がまのうらなれぬらん・・・おっ、和泉式部ですね。
いにしえの塩竈を見たかどうかも怪しい平安の女流歌人が、塩竈の海女でも私ほどの辛い想いはしていないだろうという思い上がった歌です。^^
メニューも蕎麦以外に丼物やセットなど50~60種類はありそうです。
こちらも昨今の蕎麦専門店ではありません。中華そばはありませんがうどんはあります。1食目が中華そばだったので今度はさっぱり蕎麦を頂きます。2階は広々した客席で全部で50席はありそうです。日曜の昼時ですので家族連れが多いですね。
寒い町中を歩き回ったので、冷たい蕎麦でもつゆは熱い鴨せいろ1250円を頂きます。
冷たい麺を熱いつゆで食べるいわゆる冷や熱は蕎麦の食感を残しつつ体が冷えるのを押さえられるので寒い時には好都合。よくわからないのが、右下のそばつゆの徳利。中は普通のそばつゆですが、これをどうしたら良いのでしょう。^^
蕎麦は色白でやや太め。品の良い田舎蕎麦のような感じです。熱々のつゆには厚切りの鴨肉が4枚。
鴨せいろのようにたっぷりつゆに浸けて食べる蕎麦はこのくらいの太さがあった方がよいでしょう。鴨汁も十分に味が濃く、吸い口の柚子皮の香りが利いています。
たっぷりとつゆに浸けて手繰ります。
太めの蕎麦に濃いめの甘辛味が良く合います。鴨の脂も蕎麦の旨味を引き立ててくれます。
そば湯はお願いしないと供されないようです。
鴨汁がたっぷりなので、そば湯を飲み干すとお腹も膨れます。^^
スタンプは2個揃いました。
さて、
抽選所がある駅前の観光案内所に向かいましょう。
いままでこういう抽選では最下等のティッシュ以外貰ったことがありません。ところが。。。。
白い玉が出てきました。なんと、銅賞の500円券ではありませんか!!
銅賞の500円券1枚は全部で500本。何人参加したのかわかりませんが、確率的には高いのかも知れませんね。
まさかと思いますが、集客の呼び水としてもれなく500円券は貰えるのでしょうか。 まっ、いいか。^^
かくして、半日かけて塩竈の麺類を2杯食べて、500円券を頂きました。これで、被災した地域の活性化に少しでも役立てば幸いです。塩竈には絶滅危惧の古典的中華そばも生存しています。寿司だけではなく素朴でレトロな味も楽しむことができますよ。これも一つの観光資源として、新しい社と魚の町塩竈に蘇ることを心から祈っております。
手打ちそば角萬
・所在地 :宮城県塩竈市尾島町19-7
・電 話 :022-362-7754
・営業時間 :詳細不明(昼は14時過ぎまでやってます)
・定休日 :水曜午後
・駐車場 :有り
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