節分の恵方巻きはキンパブで

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 昨日は節分、子供が小さい頃には鬼の面を被って、豆をまいたものですが、昨今は大阪の海苔問屋とコンビニ・スーパーの策略と知りつつも恵方巻きを楽しんでいます。

    
   
昨 年恵方巻き
   

    一昨年恵方巻き

 

 恵方巻きには色々もうんちくが付いていて、その年の恵方を向いて、決して喋らず、1本を丸々食べ尽くすとされています。海苔の消費拡大を狙った作戦としては面白いのですが、多彩な具が入った巻き寿司の美しい断面を見ることなく、丸かぶりするとはあまりにも粗野であり、巻き寿司も報われません。


 大阪人やコンビニからは怒られるかも知れませんが、私は手巻き寿司でもいいと思ってます。この日はを海苔で巻き込んで食べる日と位置付け、海苔巻きの類なら何でも良しとしたいのです。その観点から、見た目は巻き寿司ですが、酢を使わない韓国のキンパブでも十分に範疇内だと思います。このキンパブ、起源は日本人が持ち込んだ海苔巻き だとする説と韓国で発祥した食べ物だとする説が対立しており、うかつには口を挟めない状況です。この件は近々、韓国に行きますので現地で調査してみましょう。

 

 

  

 
 

 

 

 キンパブも基本的には日本の巻き寿司と同じ調理法で、細長く切った具材を海苔とご飯で巻き込んだものです。
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具材は様々なんですが、細長く切った卵焼き、タクアン、カマボコに各種のナムルが定番で、これに魚肉ソーセージが入る場合があります。韓国にはキンパブ専門店も出来ているそうで、そこも伺ってみたいと思ってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

  日本の巻き寿司との決定的な違いはご飯の味付けです。寿司である以上、酢飯を使うのが、必要条件なのですが、キンパブにはゴマ油、塩、胡椒などで調味します。
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従って、キンパブは巻き寿司ではなく、海苔巻きなんですね。寿司酢を打つ必要がないので、団扇で扇ぎながら混ぜずに済みます。

 

 

 

 

 


 

 この後は日本の巻き寿司と同じ作業となります。巻き簀に海苔とご飯を広げて、具材を丁寧に並べていきます。
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今回は韓国海苔ではなく、宮城県産の海苔を使いました。日本でも出始めていますが、韓国ではキンパブ用に最初から海苔の幅に細長く切った卵焼きやカマボコ、タクアンなどが販売されています。

 

 

 

  

 

 

 

 

 韓国では巻き上がったキンパブにもゴマ油を塗って、白ごまを振りかけるそうです。
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ちょっとくどくなるのではないかとも思いましたが、一応、韓流に従って作ってみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 やはり、海苔巻きは断面美を楽しまなければ駄目ですよね。
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1本丸かぶりもイベントとしては面白いのですが、海苔巻きの美しさを披露させないで腹に収めるのは、海苔巻きが不憫でなりません。丸かぶりは早食い競争から来ているという説もあり、海苔の消費促進にそこまで強要することはないでしょう。

 

 

 


 

 

 

 

 

 見て下さい。この晴れ姿なしに消えてしまうのは海苔巻きがあまりに可愛そうです。
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日本の行事だとすれば、食べ物の美しさも体感できるようにしたいものです。餌じゃないのですから・・・。ご飯や具材にもゴマ油を使いましたが、思ったほど、くどくは感じませんでしたよ。

 

 

 

 

  ところで、キンパブが韓国で独自に発祥したものだとすれば、具材があまりに日本の巻き寿司と似通っていると思いませんか。韓国発祥ならもっと肉やキムチなど韓国ならではの食材が入っていてもよいように思います。そこで、実践してみてから考えることにしました。

 

 

 

 

 具材には細切りにした豚肉を焼き肉のタレで揉み込み、フライパンで炒めたものとごく普通の白菜のキムチを用意しました。
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これに、各種のナムル類と彩りに卵焼きを使います。

 

 

 

 

 

 


 通常のキンパブと同じようにきちんと並べて一気に巻き込みます。
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焼き肉がばらけやすいので、具材を指で押さえながら気合いで巻き上げます。^^

 

 

 

 

 

 


 う~ん、断面美は今一ですね。人参のナムルをもっと多くすればよかったかも。
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それにキムチの汁気がご飯に染みて、美観を損ねています。味わいは文句なく美味しいのでもう少し改良が必要ですね。例えば、肉はカルビを拍子木に切って焼き上げ、キムチは事前に水分をよく取ってから青菜に包むようにして巻き上げるとかが考えられます。日本人としては具材の味や油が濃いので、ご飯は普通の白飯にした方が美味しく感じるかも知れません。

 

 

 

 

 

 

 


 多めに作った具材はそのままピビンパプに使えます。豆もやしのナムルが欲しいところですが、余り物の有効利用ですから・・・。
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これはワカメスープをスプーンでかけながら頂きました。ピビンパプも韓国では地方によってずいぶん異なるようです。ユッケや海鮮が入ったものから牛の血が入ったものまであるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 今年の節分は韓国のキンパブ恵方巻きの代わりにしました。来年は手巻き寿司にするかもしれません。日本の行事は日本の料理で祝いたいものですが、バレンタインデーのチョコレートと同じく、コマーシャリズムの産物ですので、それなりに楽しみたいと思います。コンビニには迷惑かも知れませんが、節分手巻き寿司が普及すれば、海苔の消費もさらに伸びますし、他の水産物の消費も期待できます。黙ってもぐもぐ丸かぶりするより、家族でワイワイ手巻きする方がどう見ても健全でしょう。韓国のキンパブに関する諸説は、現地で多くの方にいつの時代から食べていたかを伺えば、何か見えてくるでしょう。今回、試したような韓国らしいキンパブが存在するかを探索するのも楽しみです。

 

 

 

 

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2010/02/04(木) 05:00 | trackback(0) | comment(2)
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さわ

URL | [ 編集 ] 2010/02/09(火) 00:11:16

サエモンさん、こんばんわ。
お邪魔いたします。

きちんと毎年、恵方巻を作ってやっしゃるんですね。
しかも韓国風とは、驚きです。
ゴマ油と海苔は合いますよね。風味がとてもよい。

私も太巻きは好きで、よく食べます。
豪華な中身を肴にして、酒を飲み、最後に回りの酢飯と海苔で〆、
なんていう食べ方を、出張帰りの新幹線の中でよくしました。
あまり行儀がいい食べ方ではありませんが、美味しいんです。

またお料理のネタ、楽しみにしています。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/02/09(火) 05:49:28

  さわさん おはようございます。

 巻き寿司もこのような機会がないと作らなくなりました。
かつて、子供の遠足や運動会には、よく巻きましたけどね。
キンパブはゴマ油を多く使うので、くどそうですが、これが
意外な美味しさです。

 さわさんも出張帰りは寿司をつまみに一杯ですか。^^
私もよくバッテラや穴子寿司をあてにビールとカップ酒を
チビチビやりながら帰ってきますよ。

 料理は食べること以上に好きなので、最近は記事の半数を
締めています。また、ご閲覧よろしくお願い致します。











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