久々にキリンジのつけ麺(二日町@仙台)
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この麺を見て、どこのお店か分かった方は相当のラーオタかつけ麺フリークですね。^^ 今では仙台でもこのような極太麺が珍しくなくなりましたが、3年ほど前まではかなり希少な存在でした。そうです、この麺はつけ麺の人気店自家製麺キリンジさんのです。初めて、お店に伺ったのは今から3年も前のこと、まだ、そんなに有名ではなかったと思われます。ですから、この極太麺が仙台人に受け入れられるのか不安がありました。それがどうでしょう。今や開店と同時に席が埋まる人気店になっているではありませんか。
3年前の記事を今見返してみますと(こちら)、麺がまたさらに太くと言いますか、幅広くなっていました。単に太くさせたら、茹で時間が長くなり過ぎるのと客が噛む時間もさらに要します。席数が少ないこの店では回転数が売り上げの鍵となりますので、平たくする必要があったのではないでしょか。行き着いた麺の姿は後発の極太つけ麺店喰櫓武(くろむ)さんのと少し似て来ています(こちら)。
3年前はドアの右のレコード盤が飾ってある所に店のシステム(麺量の段階、値段、営業時間)などが手書きで貼り出してありましたね。
今は、昼時には満席となりますから、リピーターだけで商売が成り立つのでしょう。
店内の雰囲気はほとんど変わっていませんが、メニュー(右画像がクリックで拡大します)がかなり増えていたことと券売機が導入されたことなどが時の流れを感じさせます。
壁に掲示された木札のメニューを眺めますと、あつもり、ラーメン、汁ナシなどの基本スタイルも幅が出来、トッピングの種類がほぼ倍くらいになっています。
本日は基本のつけ麺700円にコゲ玉100円を付けました。
つけ麺は100円値上げされています。この間、小麦粉の高騰がありましたからね。でも、現在は円高もありかなり落ち着いたはずですが・・・。
スープ(つけ汁)は、以前と同様、豚骨に若干の味噌が加わったような濃厚な味。わずかな酸味と辛味が感じられます。
スープの底には煮豚とメンマが沈んでいますが、数量はごく普通です。
幅広く少しきしめんのように改良された麺。ごく少数のホシが見られますが、喰櫓武(くろむ)さんのように全粒粉を使っているわけではないようです。
よく噛まないとなかなか飲み込めません。噛む時間が長いので小麦粉の香りが直に鼻腔に入ってきます。その意味で小麦粉の質にはよくよく 神経を払わないといけませんね。
おや、箸も変わりましたね。ビリーさんと同じ先端部に刻みのある樹脂製です。
この麺には柔な割り箸では太刀打ちできないのかも知れませんね。
コゲ玉は要するに半熟卵を熱した鉄鍋で転がしたものでしょう。茹で具合はバッチリでした。
現代の創作系ラーメンには付き物となった半熟味卵。これをきっちり家庭で作るのは結構難しいものです。私なりの作り方はこちらの記事にまとめてありますので、作ってみようという方はご覧になって下さい。
さっきから気になっていたカウンター脇のこのポット。スープ割りがセルフのようです。
一応ご主人に確認した上で、残ったつけ汁にこのスープを注ぎました。粘着テープにも書いてありますが、花椒と山椒と胡椒の利いたスープが濃厚なつけ汁をゴージャスな逸品にしてくれます。寒い時期は特に、最後の温かいスープはありがたいですね。
3年前より確実に進化しているキリンジさんは若いながらも研究熱心なご主人の努力の賜ですね。体形は元相撲部のようにどすこいなのですが、高い声と優しい笑顔が上手い具合によいキャラを作り出しています。満席だと店が狭いので、外で待つように指示していますが、寒い日にはお客も辛いでしょうが、ちゃんと協力してくれてます。席が空くとあの高い声でお入り下さいと呼びかけて、決して見放してはいないからねと繋ぎ止めるのです。メニューや味もかなり完成度が高くなってますが、今後、どのような変化を見せるか楽しみです。また、時間をおいて伺ってみたいと思います。
自家製麺キリンジ
- 所在地 :仙台市青葉区二日町15-15 第2石原ビル1F
- 電話 :非公開
- 営業時間 : 11:00~(麺が無くなり次第終了)
- 定休日 :不定休
- 駐車場 :なし
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