新年はイクラ三昧で始まりました
カテゴリー: 料理:買い魚
2012年の幕開けです。
今年もさらに復興が進展しますように祈念いたします。
(2012年1月元日 6:55撮影)
昨年中はご閲覧、コメントなどで大変お世話になりました。
本年もまた、よろしくお願いしたします。頑張ります。
昨年は義父と愛犬を亡くし、大震災で多くの方々も犠牲になられたこともあり、今年の正月は慎ましく過ごします。
晴れやかさを押さえ、縁起物も外した料理で食べ初めとなりました。雑煮だけは久々に東京から戻ってきた子供達のために拵えましたが、震災以降、海釣りを自粛していますので、例年のような焼きハゼのダシではなく、鶏でダシを取りました。
参考までに過去の我が家のお節料理は、だいたいこんな感じで作っておりました。
子供たちからはイクラを思いっきり食べたいとのリクエストがありました。
東京では食べる機会もないのでしょうか。みちのくでは秋も深まりますと、生イクラがスーパーにも出回ります。昨年は大震災がありましたが、サケは帰ってきてくれました。こつこつと手頃な値段の生イクラを見つける度に醤油漬けを作って、冷凍しておきました。少し熟した卵ですが、子供たちは弾ける食感が好みなのです。
まずは基本中の基本、白いご飯でワシワシと掻き込んでもらいます。
美味く漬かったイクラは余計なことをしないで、白いご飯にぶっかけて頂きます。
ちょっと落ち着いたら、はらこ飯ならぬ、鮭親子丼のその1です。
焼き鮭の身のほぐして中央に盛り、周囲を子供達のガードで固めます。鮭は紅鮭や銀鮭ではなく、白鮭を用います。でないと、親子になりませんからね。^^
鮭親子にぎり飯も酒の肴に佳いですよ。
鮭のにぎり飯だけでも十分美味しいのに、イクラも加わるのですから贅沢なにぎり飯です。
こちらはイクラおろし蕎麦です。ざる蕎麦風にも、ぶっかけでも食べられるように作りました。
実はこれは大晦日の晩に頂いた年越し蕎麦でした。
今年は鮭のいずしを漬け損ねましたので、鮭の紅葉漬けを作りました。柚子皮を天盛りしてます。
紅葉漬けには麹を使うタイプもありますが、これは煮切った味醂と日本酒に醤油を加えた調味液(1:2:2)に薄造りにした鮭の身をイクラと一緒に漬け込んだものです。翌日には食べられますので便利です。柚子の皮を調味液に加えてもよいですね。
紅葉漬けをご飯に乗せて、鮭親子丼のその2です。
これもまた、引き込まれる美味さです。いわゆる鮭のヅケ丼ですが、柔らかい鮭の身がご飯とよくマッチします。
一昨年の暮れに他界された恩師の奥様から珍しいお酒を頂きました。(有)仁井田本家さんの特別純米酒田村です。福島県は郡山市田村町の酒蔵です。
無農薬有機農法で育てられた酒米一本〆を使っています。ふくよかですがキレもあり、潔い味わいが紅葉漬けやイクラおろしのような日本の伝統的な味覚にピッタリ合います。食中酒としてこれほど具合の良い酒は滅多にありません。ありがとうございました。m(..)m
紅葉漬けやイクラおろしに舌鼓を打ちつつ、頂き物の特別純米酒村田をチビチビやってます。考えてみますとイクラも縁起物の一つですよね。どこが慎ましやかなんだと突っ込まれそうな気配がありますので、今日はこの辺で。^^ 今年の正月は3日の夜には戻らなくてはなりませんが、気分一新、また頑張ります。皆さまからの復興へのご声援がとても励みになります。
被災地と言えども、元来は海の幸に恵まれた地域。もう既に生産が始められた養殖も多くあります。店舗はまだ仮設でも美味しい海の幸が食べられますよ。支援を兼ねて、是非、沿岸部にもお運び下さい。お待ちしております。^^
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