【山形県川西町】あっさり食堂のこってり牛すじ煮込み
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出端から美味しそうな画像を貼り付けてしまいました。今、私たちは山形県の置賜地方、川西町に来ています。ダリア園を見学して11時半、JR米坂線の羽前小松駅前にあります名物食堂に立ち寄りました。もちろん目当てはこの牛すじの煮込みです。思わず食指が動いてしまうオーラを発してますね。腔腸動物なら触手が伸びるでしょうね。^^
羽前小松駅の前にもしっかりダリヤが植えてありました。
ダリヤの里がこの町のキャッチフレーズなのです。今し方、見てきたダリヤ園はまさに圧巻でした(前記事参照)。
そして駅のすぐそばに目的の食べ処、あっさり食堂さんがあります。ネーミングの妙に惹かれますね。
あっさりという割には牛すじの煮込みが看板なのです。山形県産和牛、そして控えめに米沢牛入り。ご主人の誠実さが窺い知れますね。開店と同時に飛び込みましたが、次々と席が埋まっていきます。相当の人気店と見ました。
小さなカウンター席と小部屋がいくつか。二階もあるようです。お品書きの筆頭は、やはり牛すじ煮込み定食950円。
こちらの牛すじ煮込みはテレビ放映をきっかけに大ヒットし、現在、通販サイトも立ち上げておられます。明治時代より受け継がれてきた秘伝のタレで煮ているそうで、その人気は止まることを知りません。7年ほど前は牛すじ煮込み定食を肉ごはんと言って700円だったそうです。値段の面でも大出世です。肉ごはんという響きの方が魅力的だと思いますが。
手前が私の頼んだ牛すじ煮込み定食。後方は妻のミニすじ煮込み定食700円です。
ミニになると牛の文字が取れてしまいますが、もちろん牛すじなんでしょう。量的には60%位でしょうか。ご飯は約半分。
すじと言っても肉の部分の方が多く、コロコロしています。
トロリとなるまでは煮込んでおらず、コリコリとした食感が残されています。すき焼きのような味付けで甘味も強く感じますが、それほどくどさはありません。実にご飯とよく合います。今日だけは全ての戒めを解除して無心に掻き込みます。^^
副菜のおみ漬けとチェリー。この組み合わせは昭和のモダンを感じさせます。^^
この日の味噌汁はフノリと三つ葉でした。
半分食べたところで、丼めしの上に煮込みを乗っけて牛すじ丼に変身。
つゆもぶっかけて、さらにワシワシと掻き込みます。これは堪りません。チェーン店の牛丼とは違って、コリコリの食感が口の中で力強いのです。そして、タレの染み込んだ絹ごし豆腐が脇役とは思えないくらいの美味しさ。豆腐自体もきっと美味いのでしょう。
ご飯は山形県が生んだ新品種、つや姫とのこと。
粒が揃い、艶があって旨味が濃いお米です。これに秘伝のタレが合わさるとダイエットも飛び去る美味しさです。^^
地元の方々の酒のつまみだった牛すじの煮込み。それが一躍有名になり、地元の名物となりました。安っぽい地域おこし戦略で俄かに創った地域ブランドとは違って、地元で愛され続けてきた一品は深みがあります。自らを味覚人飛行物体と称する東京農業大学名誉教授の小泉武夫さんも絶賛したそうですので、さらに箔が付きました。通販でも買えるようになりましたが、やはり川西町の空気の中で食べて頂きたいと思います。川西町の3番目の魅力を次の記事でご紹介いたします。
あっさり食堂
http://www.go-assari.com/2011/index.html
・所在地 :山形県東置賜郡川西町大字上小松1644
・電 話 :0238-42-3254
・営業時間 :11:30~14:00/17:00~22:00
・定休日 :月曜日
・駐車場 :不明(駅前の駐車スペースを利用しました。)
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