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里芋でイタリアン その2

カテゴリー: 料理:野菜・果物

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 セブン爺様から頂いた里芋をイタリア風に料理して楽しんでおります。前記事では、バジル風味のペーストを作りました。今度は季節柄温かいAntipastoにしてみます。ハーブの香りをバッチリ利かせたオーブン焼きです。




 里芋は皮を良く洗い、(くし)切りにしていきます。
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 皮ごと調理しますので、土や毛のような根が残っていないようにタワシでゴシゴシ洗います。赤く変色した部分や傷付いたところは削り取りましょう。




 これは、エルブ・ド・プロヴァンス(herbes de Provence)と呼ばれる乾燥ミックスハーブです。フランス語でプロヴァンスのハーブという意味です。
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 しばらく前にモナコで買ってきた物を小分けして冷凍しておきました。震災時の停電で一時常温に戻りましたが、香りは飛んでいませんでした。モナコを含むプロヴァンス地方はイタリアに接しているだけに料理もかなりイタリアの影響を受けています。



 くし切りにした里芋をジップロックに入れて、塩とエルブ・ド・プロヴァンス、擂り下したニンニクを少々加えます。
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 揉み込むようにしてよく混ぜ合わせ、小一時間、風味を里芋に染み込ませます。




 続いて、オリーブオイルを加えてマスキングし、風味が里芋から逃げ出さないように封じ込めます。
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 この順番を間違えますと、里芋に風味が付き難くなります。




 天板に並べて180℃で20分ほど焼いていきます。串がスッと入ったら出来上がりです。
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 途中で付け合せのエリンギとパプリカを乗せるスペースを空けておきます。




 こんな感じで里芋の香草焼きが出来ました。
satoimoyaki8.jpg

 いつもロッソしか飲みませんが、これには甘口のビアンコでもいいかなぁと思います。




 温かいうちに頂きましょう。カリトロの食感が命です。
satoimoyaki9.jpg

 私は皮ごと食べてしまいますが、純粋にトロっとした食感だけを楽しみたい向きは皮を残して下さい。





 里芋でイタリアンの第2弾は香草焼きでした。つまり、イタリア風の焼き芋です。エルブ・ド・プロヴァンスが手に入らない時はKrazy Salt(クレージーソルト)を使ってみて下さい。オニオンとセロリの香りが加わって少しアメリカっぽくなりますが、不味くはないです。いよいよ、次はメインであるSecondo piatto里芋を登場させます。あれこれ考えているのですが、も深まってきているし、やはりあれでしょうね。^^ 

2011/10/21(金) 05:00 | trackback(0) | comment(4)
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とあ

URL | [ 編集 ] 2011/10/21(金) 12:29:02

わ~、またまたおいしそうっ
里芋さんがとても太っていておいしそうですね

ハーブかぁ~
こういう食べ方もあるんですね。新発見

今度美味しそうな里芋見かけたらやってみまーす

サエモン

URL | [ 編集 ] 2011/10/22(土) 21:48:22

  とあさん こんばんは。

 要するにイタリア風焼き芋ですね。
丸のままだとハーブの風味が移りませんので
切っています。
 これをニンニクや八角で香りを付けて、胡麻油で
やったら、どうなるかちょっと楽しみです。^^

akinire

URL | [ 編集 ] 2011/11/02(水) 21:56:50

「カリトロ」の食感って、食欲そそりますね!!

里芋の皮は泥臭いイメージがあるので
調理の際は、皮を全部剥いていました。
里芋って和食のイメージが強かったので、
どの調理法もすごく参考になりました!

サエモン

URL | [ 編集 ] 2011/11/03(木) 13:34:45

akinireさん こんにちは。

 美味しそうでしょ。里芋がイタリアンの
アンティパストになるのです。

 里芋に限らず、根菜類は皮の直下に旨味や
栄養が凝縮していますので、できる限り剥か
ないか、ごく薄く剥くようにしましょう。

 懐石などで亀甲に切ることがありますが、
切り落としは賄いで美味しく食べるのでしょう。
捨てているようでは料理人として失格ですし。











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