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【南三陸町】静江館の海鮮丼

カテゴリー: 外食:丼・オーバーライス

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 南三陸町
志津川漁港に来ています。大津波から逃れた漁船が整列し、毎日、秋サケ漁に精を出しています。秋サケ漁は沿岸漁業復興の期待の星ですので、心より大漁を祈っています。海の色もかなり良くなってきており、こうして眺めていますと、大津波が本当に来たのだろうかとさえ思ってしまいます。
 

 
 でも、背後の土地は地盤地下により、満潮時には海水に浸ってしまいます。
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特にの満潮は一年でも最も満ちるので、大潮や低気圧が重なると大変です。これ、海水ですから車の底が錆びてしまいますし、普通の陸上植物は育ちません。遠くにほんの少し見える海面と同じ高さなのですから、地盤沈下は実に恐ろしいですね。この通りは志津川でも観光客がよく集まったおさかな通りでした。キラキラ丼しお彩さんが懐かしい。今年2月の様子はこちらをご覧下さいませ。



 
 さて、早くもキラキラ丼を復活させたお店があります。志津川の商工団地に出来ました食事処静江館さんです。
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先日、南三陸町の山内鮮魚店さんが新店舗を開店させたことを報告しました(関連記事)。その店舗内には食事処もありまして、南三陸名物のキラキラ丼も食べられるのでした。その日は生憎、時間の都合で食べることが出来なかったのですが、本日は昼時にやって来れました。

 

 キラキラ丼にしようかなと思ったのですが、この時期はもうイクラ丼ですね。ちょっと季節が早く、興が乗らなかったので、一番人気の海鮮丼800円をお願いしました。
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副菜2品、果物に味噌汁までついてこのお値段は良心的です。

 

 手前と奥をご覧いただきます。刺身だけでも3合は呑めそうです。^^
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 サーモンから時計回りでガリ、マグロ、厚焼き玉子、シラス、蟹足、マダコ、ハマチと並び、天にはトビっ子が盛ってあります。

 

 サービスで出された塩辛です。山内さんの塩辛は四半世紀前からの大ファンです。
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よく乾してイカ腑の生臭さと水分を実に見事に除いてあります。塩分も少なめで有り難い。
 
 


  こちらは別の日に頂いた日替わり定食580円です。この日はカツオ刺身定食でした。
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副菜3品に豚汁が付いて、この値段ですから良心的ですよね。




  志津川の旧市街地は上記のように、まだまだ、復興には程遠い状況ですが、震災直後からアクティブに行動してきた山内社長だけに、自分のお店も5か月後には一番必要とされていた生鮮スーパーとして再生させました。それに、南三陸町の新名物となっていたキラキラ丼を絶やさないように食事処まで併設するとは恐れ入ります。これから昼時に志津川を通過する時には利用させて頂きます。日替わり定食は豚の生姜焼きのような魚以外のものもありました。町内で被災した寿司屋さんも厨房にいるので、お寿司も食べられますよ。

 

 食事処静江館 (ヤマウチ鮮魚店内)
                        http://www.yamauchi-f.com/

・所 在 地 :宮城県本吉郡南三陸町志津川沼田
             (商工団地ベイサイドアリーナそば)
・電  話  :0226-46-2159(鮮魚店)
・営業時間 :11:30~15:00(鮮魚店は8:00~19:00)
・定 休 日 :年中無休
・駐 車 場 :あり


2011/10/03(月) 05:00 | trackback(0) | comment(6)
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桃猫

URL | [ 編集 ] 2011/10/04(火) 23:30:04

お疲れ様です。今日は海の中だったのですね。
海底にはまだまだ瓦礫があることでしょう。

松川浦では海の上にクレーンがあり、どうやって浮いているのか?不思議でした。そこは浅瀬?で土砂の上に設置して瓦礫をとりだしているのでしょうか。
秋から冬にかけては、引き潮が小さく常に満潮状態だと聞きました。地盤沈下しているからなおですかね。

美味しそうなお昼ですね!福島では地元産のお魚はむづかしいみたいでした。

とあ

URL | [ 編集 ] 2011/10/05(水) 11:53:14

海鮮丼も日替わりもおいしそうですね~
でも、一番「おおっ」と思ったのは塩辛ですねぇ~
お酒が飲みたいっ

サエモン

URL | [ 編集 ] 2011/10/06(木) 19:34:42

  桃猫先生

 このところ、体を使った仕事も多く、
通勤も往復徒歩で6Kmなので健脚商売です。^^

 ご覧になったクレーンは台船と呼ばれる平たい
鉄の箱のような船に乗っているのです。今、被災地の
沿岸部ではこのクレーン付き台船が海底の瓦礫回収に
大活躍しています。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2011/10/06(木) 19:35:51

とあさん

 そうなんです。山内さんの塩辛は絶品なのです。
塩分もほどほどなのに、生臭さが全くありません。
みちのくか越後の本醸造辺りと合わせるとよさげですよ。^^

kazu

URL | [ 編集 ] 2011/10/09(日) 11:43:32

おいしそうですね。
このリーズナブルな価格は、素材が安価で手に入るからなのでしょう。
相方が、一昨日、下高井戸の鮮魚店で、生マグロ中とろのさく買ってきました。冷凍物は置かないそうです。近海ものなのでしょうか。ありがたい。
久しぶりでおいしかった。
ところで、志津川の養殖銀さけ、津波で大海原に放り出され、近所のg漁港で水揚げされている話は、サエモンさん、でしたっけ?
所有者不明で、拾得物にはならないのでしょうね。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2011/10/10(月) 09:38:10

  kazuさん

 おはようございます。
志津川の市場も地盤沈下で満潮になると船が
近づけません。いま、急ピッチで嵩上げして
上屋を建設しています。本格的な秋サケの水揚げに
間に合わせるためです。

 ギンザケは志津川から女川にかけて養殖されて
いましたが、すべて逃げ出しました。家畜やペットと同じく
遺失物になるのですが、遺失届を出すような状況では
ありませんでした。

 現在、新しい生簀が次々と設置され始めています。
間もなく、山間部で被災を逃れた幼魚が運ばれてくるでしょう。











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