【気仙沼市大谷】 貴重な今年のフノリ Ⅱ
カテゴリー: 紹介:加工食品・調味料
いま、気仙沼に向かって45号線を北上しています。間もなく、海水浴場で有名な大谷海岸に着くところですが、ここからもかつての光景とは全く違う様子がよくわかります。大谷海岸には、こちら方面に来る度に覗いていた道の駅があります。農水産物販売所では新鮮な地物の魚が格安で手に入りました。ウニやアワビのにぎり飯も楽しみの一つでした。果たして無事に残っていてくれたでしょうか。
こちらがはまなすステーションと呼ばれる道の駅大谷海岸なんですが、やはり修復中でした。
1階部分を覗いてみましたが、何もありません。辺りの状況から津波が建物の中を攪乱したのでしょう。
そして、これが面している45号線の向かい側の様子。
これでは建物が残ってもダメージは相当に大きかったはずです。
日本一海水浴場に近い駅はまなすステーションが売りだった道の駅大谷海岸。海に近かっただけに被害も大きかった・・・。
駅舎兼用である建物の裏側がプラットホームであり、陸橋を渡るとすぐ白砂青松の海水浴場だったのです。それが、線路はズタズタ、松は立ち枯れしています。あまりに無残な光景に絶句です。
はまなすステーションの売店が復活するのはまだ先のようですが、併設する農水産物直売所は元気に幟を上げていました。
ここも津波に飲み込まれたでしょうに、急ピッチで復旧させたのですね。
店内は鉄骨剥き出しで無骨ですが、奥にはラーメンが食べられる食堂もオープンしていました。
地元の方のための日常的な商品も多く並べてありました。やはり、まだ、農産物が多くを占めています。
それでも水産物では乾燥させた海藻類は販売していました。
ヒジキにフノリ、他県産かと思いましたが、産地は三陸となってます。震災前に摘み取ったものなのでしょうね。貴重な商品です。
乾燥マツモも販売されていました。
これをさっと炙って醤油を垂らし、お茶漬けにすると堪らないのです。^^
被災の激しかった本吉方面でも着実に再生に向けて動き出しています。6月からは全県的に漁が開始されますのでいずれまた、新鮮な地魚も店内に並ぶことでしょう。その日を楽しみに、時々覗いてみることにしたいと思います。こちらに来て感じたのですが、仙塩地域や石巻市街地と違って、三陸沿岸を走ると平坦地と丘陵が繰り返します。まさに地獄と天国が次々と入れ替わるのです。それだけに被災された方々の無念さはいかばかりかと察するに余りあります。
道の駅大谷海岸(農水産物販売所)
・所在地 : 宮城県気仙沼市本吉町三島94-12(国道45号線)
・営業時間は復旧中のため目安ですが、9:00~18:00
・駐車場 :あり
・トイレ :仮設(6月上旬現在)
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