【利府町】赤い屋根のパスタ

カテゴリー: 外食:その他

akaiyane1.jpg
 利府にパスタの美味しい店があることは以前より聞いていました。それも、あの著名なカリスマシェフ山田宏巳氏のお弟子さんとか。山田宏巳と聞いても、ぴーんと来ない方でもリストランテ・ヒロという店名が頭の片隅に残っている方はいるはずです。バブル時代のイタメシブームの火付け役とも言われていますね。


 山田シェフは料理の鉄人でキャベツ対決に挑み、見事、鉄人陳健一氏を制したり、2000年に開催された九州・沖縄サミットにおいて、イタリアのアマート首相の専属料理人に指名されるといった類い希なる才能で私たちを魅了してきました。


 ところが、その反面、死傷者を出す大きな交通事故を起こし、しばらく、表舞台から姿を消したこともあり、波乱の人生も送っています。その後、見事復活を果たして、1995年にリストランテ・ヒロをオープン。順調な経営を続け、東京の他に小田原や名古屋、芦屋などにも店舗を構えました。


 リストランテ・ヒロ創業から11年、2006年4月には、今度は大麻取締法違反の容疑で現行犯逮捕されています。こればかりは波乱の人生として同情することも出来ませんが、現在は再び料理界に復帰して、麻布十番のHiRosofi(ヒロソフィー)というお店で自ら腕を振るっています。そして、この店もリストランテ・ヒロ同様、人気店となっています。


 交通事故の後、本人も言っていますが、周りから天才だとか持ち上げられて、すっかりいい気になってしまったそうですが、大麻までに手を出すとは反省がなかったと言われても仕方がないでしょう。それにしても以前と変わらぬ人気店を経営できるのは、日本人がお人好しなのか、それ以上に彼の料理が魅惑的なのでしょうか。


 さて、前置きが長くなりましたが、山田シェフのお弟子さんのお店は、リストランテ・赤い屋根さんと申します。パスタ好きの娘が東京から帰ってきましたので、ちょっと食べに行ってきました。昨年末のことです。

 


 赤い屋根さんは三陸自動車道利府塩釜ICのすぐそばです。煉瓦造りのロッジ風な外観です。
akaiyane2.jpg
akaiyane3.jpg

 コンビニ並びの高台の上に立っており、大きな住宅のようにも見えます。赤い屋根は見逃しやすく、黄色に赤文字の看板が目印となります。コンビニとの間から敷地内に入ります。駐車スペースは7台ほど。



 陽射しの差し込む店内にはテーブルが7つほど。赤い紙のテーブルクロスが敷かれています。
akaiyane4.jpg

 ダイニング担当の店員さんは物腰が柔らかく癒されます。



 メニューは定番パスタのセットの他に赤い屋根スペシャルや黒板に本日のお薦め(いずれもセット)があります。
akaiyane5.jpg
akaiyane6.jpg

 フォカッチャ、インサラータ、ドルチェ、カフェが付いての値段ですので、日常のランチとしては少し高めになります。




 最初にフォカッチャが出てきましたが、イタリアのよりもふっかふかで美味しく感じます。
akaiyane7.jpg

 オイルを強く感じますが、美味しいのであっという間に食べてしまいそうになります。でも、パスタのソースを拭うために半分は残しておきましょう。^^




 続いてインサラータですが、普通のフレッシュサラダです。
akaiyane8.jpg

 5~6種類の野菜が使われ、ソースはオーロラ系ですね。



 

 こちらは娘の頼んだ本日お薦めの牡蠣のスパゲッティです。
akaiyane9.jpg

 大粒の牡蠣が数個使ってあります。牡蠣の他にもレンコン、カリフラワーなどの野菜がゴロゴロ入っており、楽しみながら食べ進めます。




 そして、こちらは定番メニューから具たくさんの海スペシャル(トマト味)です。
akaiyane10.jpg

 今が旬のムールの他に、アサリやエビ、白身など確かに盛りだくさん。こちらにもタケノコやカリフラワー、赤軸ホウレンソウや水菜も使われていて充実したペスカトーレです。




 なんと、山の麓から殻付きアワビが発掘されました。^^ 実にゴージャス。
akaiyane11.jpg

 これだけ具たくさんで、しかもセット価格で1470円はお値打ちです。



 食後のドルチェもボリュームたっぷり。
akaiyane12.jpg

 パンナコッタにカシスのソルベ。フルーツも添えられてスィーツ好きには堪らんのでしょうね。^^



 最後にカフェを頂いて、締め括り。
akaiyane13.jpg

 しばし、余韻に浸ります。会ったこともない山田シェフの人物像を想っています。



 これが、山田流パスタというものなんですね。具たくさんなのは、ピアットウニコを意識してのことでしょうか。宮城のイタリアンもすっかりご馳走パスタが定着してきました。このような新イタリア料理の流れを作ったのがカリスマシェフ山田宏巳氏や落合務氏の功績であったのでしょう。アメリカから持ち込まれたナポリタンミートソース。それのおまけで付いてきたタバスコ。日本のイタリアンもすっかり軌道修正されたのは良いのですが、ヌーヴェル・キュイジーヌ並にエレガントになり過ぎたのはバブル期の負の遺産と思ってしまいます。

 





リストランテ・赤い屋根


・所在地:宮城県宮城郡利府町加瀬字十三本塚141-7  
・電 話:0066-9678-0722(予約専用)、022-767-3670(問い合わせ)
・営業時間:11:00~15:00/17:30~22:00 
・定休日:火曜日(火曜祝日の場合水曜休み) 
・駐車場:あり7台






← ランキングに登録中です。クリックでご声援お願い致します。 

2011/01/05(水) 05:00 | trackback(0) | comment(4)
前ページ | | 次ページ

ぺこりん

URL | [ 編集 ] 2011/01/05(水) 12:32:14

私の嫌いな水菜天盛りでちゃいましたねー(^~^;)
落合シェフはテレビで春菊のパスタを作ってたときに、ちゃんとオイルになじませてって言ってたから、私は山田シェフより落合シェフ派です!今日の料理で作ったイタリアンおせちも、スモークサーモンとバターとアンチョビだけのムースとか、卵白まで使ったマスカルポーネムースとか、材料を安く、少なく、無駄のない配慮がしてあってすごくよかったです。
でも、こんなに具だくさんなら、このお店、ちょっと高くても食べにいく価値はありそうですね。フルーツがついてるのもうれしいし。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2011/01/05(水) 21:50:04

  ぺこりんさん

 コメントありがとうございます。

 そうでしたね。パスタの水菜天盛りは
見栄え重視でしたね。^^

 山田流のパスタはパスタをご馳走に昇華
させたところに評価があるのでしょうね。具材も
形、色、味わいの変化を付けたコンビネーションが
見事でした。それと、バブル時代と違って我ら庶民が
たまには楽しめる価格設定も有難いですね。

 落合氏は元々フレンチ、イタリア修業は山田氏より
長い4年ですが、彼らがイタリア庶民でも食べたことの
ないようなエレガントなイタメシを日本で作りました。
(ご両人の子供は結婚して親戚関係です。^^)

 でも、ここ20年でイタリア自身のイタリア料理も
フレンチ化してきたのはちょっと残念・・・。野暮ったいけど
マンマの料理が食べられるリストランテは残って貰いたい
ものです。

なお

URL | [ 編集 ] 2011/01/05(水) 22:32:21

昨年も色々お世話になりました。
どうぞ今年も宜しくお願い致しますm(__)m

ココのパスタ屋さん気になってたけど誰からも何の情報もなくて見上げて通り過ぎてばかりでした(^_^;)
サエモンさんの今回の記事で『入ってみようかな~』と一歩近づきましたと言ってもパスタ屋さんはナカナカ入らない=行かない
いつか行こーっと(笑)

サエモン

URL | [ 編集 ] 2011/01/06(木) 19:55:11

 なおさん  今年もよろしくお願いします。

 ここのお店、以前より知っていたのですが、
しばし、入りそこねていた理由は記事の冒頭に
書いた通りです。

 私たち消費者も美味けりゃいいやから少し
成長しても良いかも知れませんね。

 でも、美味しかったです。行ってみて。^^











管理者にだけ表示を許可する
http://bimikyusin.blog109.fc2.com/tb.php/238-08d18e40