薬膳料理教室に行ってきました
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先日のクリスマスは生憎の雪、、、いえ、素敵なホワイトクリスマスでした。赤い実がクリスマスの料理を連想させますが、実はこれは薬膳料理なのです。赤い実は漢方でよく用いられる枸杞子、つまり、クコの実です。強壮薬とされており、肝腎を滋補し、血糖降下作用、抗脂肝作用があるとのことで私にピッタリ。^^
この日は、あの著名な堀桃先生の薬膳料理教室にお呼ばれしまして、たっぷり半日楽しんできました。通常、20名位は参加されるそうですが、クリスマスの土曜日ということで7名ほどの生徒さんの参加となりました。私もマイエプロンを着て包丁を握りました。
最初に堀桃先生から中医学に基づく、食と健康の講義があります。
食養生、、、中医学の考え方に日頃の食べ物が命を養い、健康を増進するというのがあります。医食同源ですね。この日は生体防御能や免疫力を高める食べ物のお話でした。理論的背景は陰陽五行学説で、自然界や人体の相互関係が体系化されています。講義に続いて、本日のレシピの説明があります。
この日は、薬膳万能ダレを始め、5品ほど作りました。材料も日頃あまり使わない陳皮や枸杞子、白木耳などもあって興味津々。
胡麻油も2種類使い分けます。デザートには名残の柿ですが、熟れてぶよぶよ。いったいこれが何になるのでしょうか。
堀桃先生の指導の下、調理がどんどん進められていきます。
懐かしいなぁ。以前、自分もこのような料理教室を主宰しておりました。ラテン系やエスニックが多かったのですが、多い時は20名位の参加がありました。ただ、レシピ作りや前夜の材料調達がかなり大変で2カ所の教室で5年ほど続けましたが、今は休止状態です。
これはシメジのガーリック炒め煮。と言ってもニンニクがゴロゴロ。@@
ニンニクを一人分で一房(約6片)も使います。こんなにニンニクを使う料理はスペインのソパデアホ(ニンニクスープ)くらいじゃないでしょうか。オイスターソース風味の醤油味でじっくり煮含めます。これくらいニンニクを食べていれば風邪も引かないでしょうね。^^
こちらは叩きゴボウのピーナッツ和えです。
天には食用菊を湯がいて盛っています。胡麻和えはよく作りますが、ピーナッツ和えはまた違った風味ですね。菊花は解熱、解毒、鎮痛作用があるとされています。
これが注目のデザート。熟れた柿のムースです。
熟柿を牛乳と一緒にミキサーにかけただけなのですが、冷やすとペクチンの作用で固まるのです。天盛りとして白木耳と枸杞子を使っているところが薬膳らしいですね。フレンチなら生クリームとミントになるところです。
最後はお楽しみの試食です。今日はゴボウのピラフが主食です。飛び入りの私もちゃっかりお相伴。^^
紅芯大根の半月切りが乗せられた湯豆腐は特製の薬膳タレで頂ます。
これが薬膳タレです。刻んだ長葱や生姜に陳皮や枸杞子を加え、黒砂糖を加えた醤油と酢に漬け込みます。
陳皮はミカンの皮を乾したものですが、理気作用や健胃作用があるそうです。買うと高いのですが、家庭でも簡単に作れるとのこと。このタレ、湯豆腐にぴったり。酒蒸しにした白身魚にも合うそうです。飛び入りなのに、厚かましくも保存瓶でお持ち帰りもさせて頂きました。^^
いやぁ~実に楽しかった。かつての料理教室の記憶が一気に戻ってきました。以前は講師でしたが、生徒役も楽しいものです。堀桃先生からは、ハーブを使ったラテン系やエスニック料理の非常勤講師の依頼が入りました。ありがたいですね。みんなでワイワイ料理を作るのって最高に楽しいですからね。それに集まられる生徒さん方も料理に対する関心が高く、熱心に話を聞いて頂けるのが何よりです。
堀桃先生の薬膳料理教室はこちらをご覧ください。

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