パンプキンスープ2種
カテゴリー: 料理:野菜・果物
妻は無事に退院しましたが、まだ、喉の傷が痛く、硬いものを咀嚼したり、飲み込んだりするのが辛そうです。 そのため、お粥を主食に柔らかいお惣菜を組み合わせています。汁物は何でも大丈夫なので、今日はパンプキンスープを作ってみようと思います。妻はこってりしたものが苦手なので、生クリームやバターを使わず、さっぱりタイプのパンプキンスープと和風の南瓜の擂り流しも作ってみました。同じ南瓜の汁物ですが、味わいが異なるので二日続いても大丈夫ですし。
左がパンプキンスープの材料で、右が和風の南瓜擂り流しの材料です。
パンプキンスープにはよく炒めたタマネギも使いますが、今回はカボチャの甘味だけを純粋に味わいます。ブイヨンは粉末だけでなく、必ずササミや鶏挽肉などを補いましょう。和風の擂り流しには昆布と削り節でダシを取り、牛乳の代わりに豆乳を使います。
まず、洋風、和風それぞれのダシを取っていきます。
粉末ブイヨンは規定量の半分を煮溶かし、鶏のササミに切れ目を入れてダシを取ります。20分位で出来上がりますが、ササミはダシ殻になります。でも、芥子醤油をかけて酒の肴にしてます。^^ 和風の方は昆布を水から戻し、火を点けて沸騰したら削り節を加え、再沸騰しましたら濾しておきます。
ダシを取っている間にカボチャの皮をピーラーで剥いておきます。
剥き終わったら厚さ5mm程度の色紙に刻んでおきます。
和洋それぞれのダシでカボチャを炊いていきます。カボチャがすっかり柔らかくなりましたら、熱いうちにハンディーミキサーで撹拌します。
ハンディーミキサーはこのような少量のものを滑らかにするのに威力を発揮します。鍋から移し替える必要がなく、熱いままピュレやペーストにすることができます。
滑らかになりましたら、和風には豆乳、洋風には牛乳を加え塩で味を調えます。
豆乳や牛乳を加えましたら、もう一度、軽く火にかけて下さい。洋風には好みでナツメッグやコリアンダーで風味を付けます。
こちらが洋風のパンプキンスープ。滑らかで鮮やかな黄金色に出来上がりました。
浮き身はカリカリベーコンとパルメザンチーズで作った煎餅です。どちらもクリスピーですが、やがてスープを吸って柔らかになりますので妻でも食べることが出来ます。
こちらは翌日の南瓜擂り流しです。和風の惣菜と組み合わせても違和感がありません。
浮き身は万能葱の細々とマイクロトマトです。このマイクロトマト、真珠ほどの大きさしかありませんが、立派にトマトになってます。最近は栽培もされているようですが、植えた記憶がありません。菜園に近い庭の片隅に実ってましたので、早く熟したプチトマトが転がり落ちて、肥料の少ない土で育った結果、このようなトマトになったのか、それとも、鳥がどこかからか種を運んできたのでしょうか。
この二種類のカボチャのスープは同時に飲み比べますと、やはり、洋風のパンプキンスープに軍配が上がります。これをレストランのようにバターや生クリームも使い、玉葱も加えたらより現代人好みになるでしょう。ですが、和食のコースの中でカボチャの擂り流しが出されたら、和ダシと南瓜の仄かな甘味にホッと癒されることでしょう。どちらが良い悪いではありませんが、人はともすると高カロリーで口当たりの良い食べ物へと傾倒しがちです。これを野放しにしておきますと、長年のうちにその結果が見えてきます。特に日本人は和食の間に洋食も取り入れる程度で押さえておくのがちょうど良いのではないでしょうか。
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