菊花賞観戦会で出張板前(前編)
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(JRA公式HPより)
決して善良な市民ぶっているわけではありませんが、学生時代からパチンコや麻雀をやったことがほとんどなく、その面白さがさっぱりわかりません。パチンコは学生時代に何回かやって、貴重な1000円を失ってからはトイレを借りる時以外には店に入っていません。麻雀はよく先輩に面子が足りないからと、倶楽部の部室でやらされましたが、長時間座っているのが耐えられず、嫌で嫌で仕方がありませんでした。そんな時間があったらサッカーやったり、釣りでもした方がよっほど有意義に感じていました。
私は小銭をコツコツ貯めるアリンコ野郎なので、一獲千金を狙うような度胸がないのです。ですから、競馬・競輪・競艇・宝くじともまったく縁のない人生を歩んできました。社会人の嗜みとして、競馬くらいやれたらいいなぁと思うこともありましたが、縁に恵まれず、現在に至っております。
さて、本題ですが、今年の夏、ブログ仲間で集まって呑んでいた時に、大名マークさんが菊花賞の時に家に集まって呑みながら観戦しようと提案されました。みんな、その提案に触発されて、競馬の話題で楽しそうに盛り上がっていました。淋しいよねぇ。なんか蚊帳の外にいるようで耐えられなかったのです。競馬には興味もないくせに勢いで参加を表明してしまいました。かといって、呑んでいるだけでは芸がないので、みんなに料理を作るとこれまた勢いで言ってしまいました。^^
かくして、菊花賞観戦会の出張板前プロジェクトが動き出したのです。これまで、職場仲間でこの観戦会を続けて来られた大名マーク家ですが、今年は奥様を少し楽にしてあげられそうです。料理愛好家としては手料理を人様に召し上がって頂く以上、それなりの献立を提供しないわけには行きません。単なるお食事会ではありません。よく知りませんが、菊花賞の日には午前中から様々なレースがあり、メインレースは夕方にあるとのこと。その間の戦線へのロジスティックですから、メリハリを付けながら、飽きないように食べ続けて頂く必要があるのです。こりゃ、引き受けてみたものの、難儀な挑戦です。
本来、献立は当日のお楽しみにしたいところですが、今回は明後日に控えた菊花賞を前にあえて全貌を公開します。後悔せねばよいのですが、これは有言実行のエスプリから、自分を後に引けない立場に追い込むためです。これにより、失敗して1品を隠してもバレテしまうのです。^^
以下が現在(実行2日前)、考えている献立とその絵コンテ?です。
【菊花賞観戦会お献立】 赤字は大名マーク夫人のお料理です。
(1)和風前菜盛り合わせ
秋の吹き寄せ風
秋鮭柚香焼き、イクラ柚子釜盛り
鮭と菊花の押し寿司
山芋節粉塗し、紅葉麩、焼き栗
(2)Antipasto Misto
ラテン風前菜盛り合わせ
焼き野菜のバルサミコ醤油
アヒージョ(タコ、エビ、ホタテ)
カジキのエスカベッジェ
クロスティーニ・トリコロール
(3)鉢物二種
マグロぶつとアボカドの山葵醤油
人参と蒟蒻の山胡桃白和え
(4)Fritto Misto 揚げ物盛り合わせ
鯨串カツ、鳴瀬牡蠣・プチトマト・
マッシュルームのフライ、
凍み豆腐ローズマリー揚げ
二度浸けOKソースとタルタルで
(6)焼き物---大名マーク家特製
タンドリーチキン
ナンに野菜と挟んで
(9)〆 麺---ぶっかけアゴダシ温麺
(イクラ・ナメコ盛り)
少ない知識と技量なりに献立の構成と順序、分量を必死に考えています。何せ、天下無双の呑兵衛集団ですから、馬より食より酒になるはずです。供する分量は顔色を見ながら臨機応変に対応しなければなりません。^^
本格的な買い出しと下拵えは前日からですが、保存性のあるものは良い食材を見つける度に買い求めています。先日は鮮度の良いハラコ(鮭の卵巣)を発見しましたのでさっそく購入しました。
さっそく、お湯でバラして食塩水に浸けイクラを作っておきました。まだ、小粒で完熟には至っておらず、卵膜も口で溶ける極上のイクラが出来上がりました。当日は醤油と煮切った酒に漬けて持ち込む予定です。
これはあくまでも味見です。小さじ1杯だけお許しを。^^
ん~、もう最高です。みなさん、楽しみにね。
さて、ここまで献立をオープンにして、まともに作れなかったらどうしましょう。。。という、この緊張感を調理への集中に変えて行きましょう。明日(菊花賞前日)は食材の買出しと下拵えに着手します。このイベントのスポンサーである大名マークさんからは十分な予算を言い渡されておりますが、根っからの倹約家(貧乏性とも言う)なので、同じ質なら少しでも安い物を求めてきっと何軒も回ってしまうでしょう。^^
なお、菊花賞当日の料理のご報告は、翌日(10月25日)以降になってしまいますが、ご了承願います。
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