珍味ゆで落花生?
カテゴリー: 紹介:加工食品・調味料
お正月と言いますと、お節料理が日本の伝統文化ですが、みかんと落花生は伝統的な間食ですね。年末になると八百屋さんやスーパーの前面に陳列されますね。今の時代、菓子類ならごまんとあるのにこの二つはなぜかないと落ち着かないようです。こたつで新年のスペシャル番組を見ながら食べるのに塩梅がよいのでしょう。みかんは毎年、瀬戸内は周防の釣り友達WOKさんより送って頂いております。落花生は特にこの時期買ったこともなかったのですが・・・。
千葉県の成田に転勤になった飲み友達のおおさんから、タイミング良く落花生が送られてきました。
しかし、なんで落花生がクール宅急便でやってくるの?しかも、冷凍タイプですよ。これにはわけがありました。追ってご説明いたします。
3袋のうち一つは、ごく普通の落花生。千葉半立という品種で天日干しの自然乾燥とのこと。
千葉県は八街市周辺が落花生の本場、八街産落花生というブランド名で地域団体商標登録されています。
この辺で売られている落花生より少し小粒ですが、香りも甘味も強いですね。
カリッと弾けるように割れる歯触りが心地よいです。さすが、落花生の本場で選りすぐられきた品種ですね。落花生は食べ始めると止まらないので大変危険です。^^ ちなみに、私は通常渋皮を剥かないで、そのまま食べます。
こちらは落花生で作られた甘納豆。ピーナッツ味噌は千葉で食べたことがありましたが、甘納豆は初めてです。
こちらはナカテユタカという品種が使われています。用途によって品種が使い分けるのですね。
見た目は金時豆の甘納豆ですが、噛んでいるうちに落花生の香りが鼻腔に広がってきます。
普通の煮豆のようにしっとり柔らかで落花生も豆だったんだと改めて納得しています。^^
冷凍のクール宅急便が必要だったわけはこれです。な、なんと、ゆで落花生ですと。
こらぁ知らなんだ。落花生を茹でちゃうの?それで、保存性がないから冷凍でやって来たわけですね。しかし、落花生を茹でてしまうとどうなるんだろう。
こうなります。って、外観は通常の煎った落花生とあまり変わりがありませんが、風呂上がりだけに少し白っぽく、垢抜けた感じもします。^^
冷凍なので自然解凍させるか、熱湯に数分浸けるか、ラップをかけてレンジでチンしてから頂くとのこと。さっそく、チンしてから試食してみました。
なにこれ。。。。まず、渋皮は色が薄くなって、しっかり貼り付いています。指で強く挟むと煮豆のように潰れます。
落花生は香ばしさが命だろうに、なんてことするんでしょうと思ってしまいました。^^ ところが、一つ食べてみて、ビックリ。なんじゃこりゃ~、豆でもないし、、、塩味の利いたバター風味のメイクイーンのような味わいです。そうなんです、まるでジャガイモを食べているような感じなんです。でも、それが後を引く美味しさなんです。
いやぁ~、千葉には住んだことこそありませんでしたが、通算するとずいぶん長いこと滞在しています。しかし、ゆで落花生は知りませんでした。単純な加工法なのでずいぶん前からあったのでしょう。もしかしたら耳にしていたのかも知れませんが、飛びつく気にもならなかったのでしょう。これはずいぶん損をしましたよ。酒の肴にもぴったりで大人の味わいの落花生ですね。おおさん、ありがとうございました。落花生の認識を大きく変える品物に出会えて感動しましたよ。
(有)遠藤ピーナッツ
- 所在地 :千葉県八街市八街に50-5
- 電話 :043-444-0778
通販でしたら、こちらをご参照下さい。
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