【加美町】餅処でもち御膳
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この滝は鳴瀬川の支流、大滝川の上流にあります荒沢の滝です。7段の階段状に滝壺に落ちることから七滝とも呼ばれているそうです。修験者の修行の場所でもあったそうで深い信仰を集めたとのこと。滝の横には大滝神社もあり、下流の薬莱神社と表裏の関係にあると案内板に書いてありました。右の写真は橋から下流を眺めたところで、正面に見える山が標高553mの薬莱山、別名加美富士です。薬莱山の明るいイメージに対して、この滝周辺は木々に覆われ、ちょっと何かを感じるエリアです。
さて、この滝のすぐ先には大滝農村公園があります。
4月から11月までオープンしているキャンプ場です。森の散策や芋煮会にもよさげです。
ですが、今日の目的は餅です。こちらの公園の管理棟では餅料理が食べられるのです。
餅好きの細君を先日、一関の餅街道(こちら)へ連れて行ったのですが、口に合わなかったようなのでリベンジなわけです。
管理棟の中は丸太の柱や梁が組み込まれ、大きな窓から日差しも差し込んでいます。
なかなか快適な空間です。冬はかなり寒そうな設計ですが、12月から3月は閉鎖なので、暖期の稼働を想定して造られているのでしょう。
さて、評判の餅料理ですが、和え餅絡み餅系が4品、雑煮が2種、これらを組み合わせたもち御膳があります。
どれも安いです。案餅類で250円、雑煮もたったの350円です。決まりましたら、右の券売機で購入してカウンターに渡します。半券をもらって、テーブルで呼ばれるまで待ちましょう。
こちらは細君の頼んだもち御膳800円です。もちは滑らかなのにずっしりとくる細君好みです。
これは、文句なしですね。雑煮の他、和え餅系全種類とみちのく名物えび餅も付いているではありませんか。
定番のずんだ餅と納豆餅。
ずんだ餡は不必要に甘くなく、豆の香りが生きています。長く作り置きしたものではありませんね。餅は二口ずつですが、全部食べたらかなりお腹が膨れるでしょうね。^^
ごま餅とえび餅です。
えび餅は本来、この周辺の沼や池に生息するヌマエビを使いますが、オオクチバス(ブラックバス)の密放流により、大部分の沼で激減しました。これは、乾燥させたオキアミでしょう。外来魚の意図的放流はこういうところにも弊害を与えているのですね。
お馴染みのあん餅と雑煮です。
雑煮はよく乾し椎茸の出汁が利いています。おひきな(大根と人参の千切り)もたっぷり入ってボリューミーです。
口直しには大根漬けや大根おろし。
大根のジアスターゼ(アミラーゼ)が餅の消化を助けてくれますね。
こちらは私の頼んだ納豆餅単品です。あん餅系が苦手なのでもち御膳は回避しました。^^
一口大の餅ですが、5個も入っています。250円ですが、これでも食事の代わりになりますね。
もっちりずっしりタイプのこちらの餅に細君も大満足したようです。一関で少し外してしまったので名誉挽回出来ました。
おそらく、一関でも昔ながらの餅専門店で食べれば、こういう本来の餅が食べられたのでしょうけど、観光スポットの団体客用食堂のようなところに入ってしまったのでした。細君のために美味しい餅が食べられるお店をもっと探してみましょう。
餅処(大滝農村公園管理棟)
・所在地:宮城県加美郡加美町字鹿原滝ノ原1-30番地
・電 話:0229-67-5035
・営業時間:10:30~15:00(土日祝祭日~16:00)
・定休日:4~11月無休(12~翌年3月閉館)
・駐車場:30台、大型バス3台

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