(12)新潟土産と言えば・・・

カテゴリー: 紹介:パン・菓子

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 新潟土産
は数々あれど、もっとも有名でランキングでも常に1,2位を競うのが笹団子ですね。漉し餡をよもぎ入りの餅で包み、笹の葉を巻いて蒸し上げた銘菓です。なんでも、上杉謙信が兵糧として考案したと伝えられています。包装してからの加熱と笹の葉による防腐効果を既に知っていたのですね。やはり、良く売れているようで、行く先々の土産物屋さんでも必ずと言っていいほど見かけます。


 




  こちらは笹団子の老舗、田中屋本店さんです。
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ここは新潟ふるさと村にあるお店なのですが、それでも本店なのです。^^ 正確には、田中屋本店さんのふるさと村店なのでしょうね。ここで、笹団子を買おうとしましたら、新潟ご出身のおおさんがお奨めの店に案内するというので見合わせました。


 



 その代わりと言うわけではありませんが、今話題のきんぴら団子をお土産に買いました。 
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へぎそばの記事でも書きましたが、新潟県民はきんぴらゴボウが大好きなようです。信州のおやきがモチーフでしょうか、団子ときんぴらはきっと合うでしょう。帰って食べるのが楽しみです。


 




 帰宅と同時に細君と試食です。
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 きんぴらが柔らかく仕上げてあり、生地との馴染みが良いのです。甘めの味付けも餅には合いますね。生地はいわゆる米粉で作った餅なのでシコシコした食感です。

 




 こちらがおおさんご推奨の笹川餅屋さん。笹団子を買い求めます。
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レトロながら個性的な店構えに惹かれます。赤いサークルは駐車禁止ではなく、斜めの棒は杵のようです。古町通りの西側、西堀通りに面した交差点にあります。


 



 これが笹団子。一つ一つ丹念に笹の葉で包んであります。
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 この形もお土産には喜ばれそうですね。


 



 よもぎ餅はかなり薄く漉し餡が主役ですね。
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 甘味も現代流に抑え気味で上品です。とろりとした漉し餡が溢れるように出てくる感触も楽しいですね。

 



 また、ふるさと村へ戻ります。米所新潟と言えば、米菓を外せません。要するに煎餅ですね。特に柿の種は新潟県が生んだ名作ですね。
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柿の種と言えば、ピーナッツと組み合わせた柿ピーが主流ですが、柿の種の本場では、様々な変化形がありました。


 



 いわゆるコーティング物ですが、選んだのはチーズビターチョコ
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この他にも、ミルクコーヒーやマヨネーズもありました。

 
 



 際物かと思いましたが、これはなかなかの美味しさです。
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特にチョコとの組合せは、醤油の塩味と甘味のハーモニーが溜まりませんね。みたらし餡の旨さに苦み走ったチョコの風味が何とも妙味です。


 



 こちらは柿の種の変わり種、うきっこ柿の種黒胡椒風味です。
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 原材料に米の他、でん粉と記載されていましたので、小麦でん粉の浮き粉を使ったのではないでしょうか。それで、うきっこ。米だけで作った柿の種より、さっくりしたライトな口当たりです。胡椒の香りとピリッとした刺激がビールによく合いそうです。


 



 さて、こちらも今、人気が出てきているりゅうと
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りゅうととは新潟の雅号、柳都から来ています。かつての新潟は水路が巡り、堀端には柳が植えられた風情ある街並みだったそうです。


 




 りゅうとはいわゆる濡れ煎餅です。正確に言いますと餅米で作られていますのでおかきの部類ですね。ワインりゅうとは色も鮮やかです。
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 砂糖醤油やワインを含ませた餅を表面だけ乾燥させた後、焼いたのでしょう。ねっとりもっちりした中身と硬い殻のような表面のアンバランスが面白いです。両方とも甘味がかなりきつく私にはちょっと・・・。


 




 こちらはふるまちの有名なパン屋、富士屋さんです。こちらのクリームパンがおおさんのお奨めです。
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大きなクリームパンには、当店の人気No.1の札が掲げてあります。


 



 クリームパンチョコパンをお土産に購入。さっそく帰宅後、速攻で試食。
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 どちらもクリームの含量が通常よりはるかに多いですね。パンを食べているより、クリームを食べている感触。甘い物好きには堪えられないでしょうね。


 
 



 さて、お菓子ではありませんが、新潟独特の調味料と言えば、かんずりでしょう。
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豆板醤とは違って、雪に晒した唐辛子と麹を擂り合わせて作ります。寒い季節にこれを味噌汁に溶かし込むと体が温まります。夏だったら冷たい麺の刺激にちょこっと使うのもいいですね。醤油に混ぜて刺身も山葵と違った美味しさが楽しめます。

 


 こちらは、地酒の都屋さんで買った八海山純米吟醸の瓢箪ボトルです。
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都屋さんオリジナルの利き酒用猪口が欲しかったのも買った動機です。飲み終わった後はフィルムを剥がして花瓶として使えます。


  



 八海山で晩酌です。は宮城県産ですが、新潟の思い出に浸りながら頂きます。
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先付け3品は奥から、活ホタテの炙り、もぎ立てキュウリのかんずりマヨネーズ、蒸しホヤです。かんずりマヨネーズは色も綺麗でピリ辛で色々な生野菜と合いそうです。

 

 


 

 新潟宮城と同じように豊富な食べ物に恵まれ、まさにキャッチフレーズどおり、うまさぎっしり新潟でした。素朴な調理・加工法ながら洋の東西を問わない食べ物が古くから定着しているのも大変興味深かったです。お土産も車なら、1升瓶の地酒や米、宮城で食べられない魚貝類をたくさん買っていたのでしょうけど電車やバスだとやはり制約がありますね。今回はお奨めの菓子類を中心にご紹介しました。新潟は全国一の米菓の生産地ですが、それでも、お土産の人気No.1は常に笹団子です。米菓はあまりに種類がありすぎて取り止めがないのかも知れませんし、あまりに日常的過ぎるのでしょう。気の置けない友人だったら、柿の種の変化球を2、3種見繕って渡すのも話題になって良いでしょう。今回の旅ではサイダーとしてしか味わいませんでしたが、新潟名産の洋梨ル レクチエのお菓子も様々ありました。


 


 全12編でお送りして参りました新潟食べある記2010、ずいぶん時間がかかってしまいましたが、何とかアップし終えました。新潟の食材や郷土料理をたった2日で食べ尽くすなんぞ到底無理。まだまだ食べてみたい料理や飲んでみたい地酒もあります。仙台-新潟は盛岡と同じ距離ですが、直線的には行けないので、遠く感じます。ですが、新幹線なら片道3時間ちょい、高速バスでも4時間で行けますので、また、機会を見て行ってみましょう。今回、現地ガイドの大役を果たされましたおおさんありがとうございました。また、参加された風写さん、ユケチュウさん、タイガーさん、ツネチャン、どうもお疲れ様でした。








 
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2009/06/12(金) 05:05 | trackback(0) | comment(16)
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風写

URL | [ 編集 ] 2010/08/22(日) 08:40:14

連載終了おめでとうございます。さすがです。

これで晴れてまた次の地へ向かえますね。

近場だと山形、ちょっと離れて鶴岡、八戸、辺りでしょうか。

おお

URL | [ 編集 ] 2010/08/22(日) 11:10:12

超大作、どうもお疲れ様でした。
お菓子関連を結構買い込まれたんですね。
確かにりゅうとは甘過ぎの気がします。

それと過分なお褒め、恐縮です。
またいらしてください。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/08/22(日) 15:06:41

  風写さん お暑うございます。

さすがに暑い季節は筆速が落ちますね。^^
書き終わって、すぐに次はちょっときついです。この暑さが
治まってからでしょう。山形ならバスですぐに行けますし、
例の山形屋台村ほっとなる横丁巡りも良いですね。
 
 次の大人の休日は1月ですね。八戸だと寒さがきつそうです。
バスなら4時間で往復8000円。これならいつでもみんなで行けます。
なお、10月上旬には昨年のようにハゼ釣りオフも考えています。
ご計画に入れておいてください。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/08/22(日) 15:13:37

  おおさん そちらも暑いでしょうね。

 東北はもう避暑地じゃなくなったみたいです。
単に温暖化とは結び付けられませんが、ジェットストリーム
の蛇行がこんなに影響あるのかと認識させられました。

 さて、新潟では大変お世話になりました。はい、色々、
新潟ならではの物を見繕いました。りゅうとの甘さは
あの柔らかさの維持と関係がありそうですね。大量の糖分で
乾燥を防いでいるように思えます。

 まだ、新潟ラーメン2系統食べていません。美味しいお店
や元祖店がわかりましたらご教示願います。

おお

URL | [ 編集 ] 2010/08/22(日) 18:46:03

ハイ
ラオタじゃないので長岡のラーメン屋さんはわかりませんが、味噌ラーメンなら「東横」(とうよこ)で決まりですね。
http://maps.google.co.jp/maps/place?cid=230847416051761940&q=%E6%9D%B1%E6%A8%AA+%E6%96%B0%E6%BD%9F&gl=jp&hl=ja&cd=2&cad=src:pplink,view:text&ei=WPBwTJ6-DMfakAXZ97ThBg

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/08/23(月) 05:42:59

  おおさん ありがとう。

 これこれ、別添のスープで割って食べる味噌ラーメン。
これぞ新潟ですね。こういう独特の食べ方に出会うと
旅をしてよかったなぁと感じるのです。そして、どのようにして
それが発祥したのだろうと推理するのが楽しいのですよ。

ユケチュウ

URL | [ 編集 ] 2010/08/23(月) 12:23:19

連載、お疲れ様でした。
新潟食べ歩きレポート、毎回、楽しみにしていました。
今一度、全編読み返してみましたが、これだけの物を書かれる
サエモンさんは本当にすごい方です。
今回、一緒に旅をさせていただいただけに、実感します。

「行く前」「現地で」「帰ってきてから」
旅の達人たちから、旅の楽しみ方もいろいろと教えていただきました。ありがとうございました。

今度はどちらにお出かけですか?
機会があれば、またお供させて下さい。

愛酒る会

URL | [ 編集 ] 2010/08/23(月) 18:55:09

サエモンさん、おばんです。

新潟がきっかけで、投稿するようになりましたが
2日間の行程で、これだけの大作、読み応えありました。

これからも、楽しみに読ませていただきます

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/08/23(月) 21:08:39

  ユケチュウさん 
 
 あまり持ち上げないで下さいよぉ。調子に乗りやすいタイプですので。^^
すべての原動力は食い意地です。未知の味、知らない調理法に異常な関心が
向くのです。これは死ぬまで続くでしょう。

 さて、次はどこへ行きましょう。バスで往復8000円で行ける範囲を
全部回ってみましょうか。青森、秋田方面も魅力ありますね。是非、また、
お付き合い下さい。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/08/23(月) 21:10:10

 愛酒る会さん こんばんは。

 いつも、ご閲覧ありがとうございます。皆様の励ましに支えられて、
書き続けてきました。今後とも、コメントよろしくお願いいたします。

 やはり、旅はするものです。行ってみて初めて知ることが今の時代にも
たくさんあるのです。人生、限りがありますが、許される限り広く見聞を
広めたいと思っております。

anego

URL | [ 編集 ] 2010/08/23(月) 21:22:40

1泊2日の内容を、こんなに膨大な情報にまとめ上げるなんて
お見事というか・・敬服します。
新潟ツアー、同行してる気分で最後まで読みました。
プライベートで行く時が来たら、行程をなぞってしまうかも~^^

kazu

URL | [ 編集 ] 2010/08/24(火) 00:00:15

やりましたね。完結おめでとうございます。
現役の頃、佐渡出身の女性編集者が、里帰りの都度、笹団子か缶入り柿の種、またはでかいイカの一夜干し、お土産に買ってきました。
笹団子は美味しいのですが、すぐ食べないと、葉に餅がくっついて収拾がつかなくなりますね。電子レンジで失敗したことがあります。
富山の大門素麺同様、昔ながらの包装は旅ごころをそそります。

仙台だと、今も、笹かま、長ナス漬け、牛タン・萩の月(どちらも在仙の頃はなかった)、九重(不思議な飲み物になる)、支倉焼といったところでしょうか。あまり変わり映えしないけど・・・

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/08/24(火) 06:04:15

  anegoさん おはようございます。

 こうしてみると、かなり中身の詰まった2日間
だったことが良くわかります。きっと、のんびり
旅情に浸りたい方には忙しなく感じるかも知れませんね。
これは情報発信のための取材なので仕方ないのです。
それでもよろしければ、次の機会に是非、ご参加ください。

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/08/24(火) 06:05:17

 kazuさん ありがとうございます。

 不定期ながら連載物が完了しないのは足の裏に付いた
ご飯粒のようなもので、いつも気になりますね。
新潟土産、、、旅人がお土産に買うものはある程度有名な物
でことが多いですよね。一目で何処其処へ行ってきましたと
言うのがわかるように。だから、あまり、選択に冒険しない
ように思えます。

 仙台でも挙げられたラインナップが定番ですね。白松がモナカ
も昔からの銘品ですが、知らない方にとってはただのモナカや
羊羹にしか思えないでしょう。その点でやり甲斐がなくあまり、
お土産にはならないで贈答用なのですね。玉澤の九重も子供の頃
には魅力的なお菓子だったのですが、現代の子供にはどうなんでしょう。
今度、東京に持って行ってみましょう。^^

大名マーク

URL | [ 編集 ] 2010/08/24(火) 20:52:19

本題とは関係ないのですが
「足裏メシ粒」を見て
昔から医学界で言われている
謎かけを思い出しました

それは「医学博士の学位とかけてなんと解く」
「足の裏にくっ付いた飯粒と解く」
その心は
「取らないと気持ち悪いが
取っても何の役にもたたない」
お粗末でした(笑)

サエモン

URL | [ 編集 ] 2010/08/24(火) 21:08:46

  大名マークさん おばんです。

 そうです。うちの業界も同じで、そこから
引用しました。

 ただ落ちは、「取らないと気持ち悪いが、
取っても食えない。」でした。

 これが30年以上前の格言ですから、
先見の目がありますね。OD、PD、犬の糞
の時代に突入し、粗製乱造のツケが社会に
回されています。











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